妊活のリセットとはどういう意味？気持ちの切り替え方は？

「妊活のリセット」もしくは「妊娠のリセット」という言葉を聞いたことはありますか？妊娠を希望する女性やそのパートナーにとって、とても辛い日をさす言葉です。そこで今回は、妊活のリセットとはどういう意味なのか、そして、次に向けた気持ちの切り替え方についてご説明します。

妊活のリセットとはどういう意味？

「妊活のリセット」とは、赤ちゃんを授かりたいと思って夫婦で行ってきた妊娠するための活動が、生理がくることによってやり直しになってしまうことをいいます。

とくに女性は生理がきたという事実に直面するため、男性よりも精神的なショックは大きいかもしれません。

また、妊活のリセットを何度もくり返し経験すると、ストレスやプレッシャーを重く感じてしまう女性も少なくないようです。

妊娠を希望するあまり、妊活のリセットにショックを受けてしまう女性も少なくありません。1ヶ月、体調や食事に気をつかってきたのですから、無理もありませんよね。

じつは、妊活がリセットになったタイミングで、パートナーとの関係がぎくしゃくしてしまった人もいるようです。

具体的にどのようなことがパートナーとの関係に影響を与えたのか、「こそだてハック」のアンケート結果から見てみましょう（※）。

そのひと言に傷つく

生理がきて妊活がリセットになったとき、パートナーから「またダメだったのか？」と言われたときは悲しかった。

温度差に気づいて

生理がきてしまい落ち込んでいるときに「その辛さがわからない」と言われ、妊活に対する温度差を感じてしまった。

やさしい言葉が辛かった

妊活がリセットになったとき、夫が「焦る必要はないよ」と言ってくれた。優しい言葉だけど、夫と自分の熱意の差を感じて落ち込んでしまった。

男性側に悪意があった訳ではないのかもしれませんが、妊活にプレッシャーを感じてしまっている女性も多いので、ちょっとしたひと言で傷ついてしまうこともあります。

逆に、男性のひと言で気持ちが楽になり、次に向けて気持ちを切り替えられた人もいました。

妊活のリセットで、パートナーのひと言に傷ついてしまった経験のある人は、「こんな言葉をかけてくれると嬉しい」と伝えてみてはどうでしょうか？

プラスの点を見つけてくれた

生理がきたことを夫に告げたところ、「薬のおかげで、生理周期が整ってきたね！よかったじゃん」と前向きな言葉をかけてくれた。

抱きしめてくれた

妊活がリセットになって落ち込んでいたら、「焦らなくていいいよ」と言いながら、私が落ち着くまで抱きしめていてくれた。

どっちの生活も幸せ

「子供ができたら嬉しいし、できなくても2人で一緒にいられたらそれも幸せ。幸せなことに変わりはないよ」と言われた。

前出のアンケートによると、妊活がリセットになったときの気持ちの切り替え方はほんとうに人それぞれでした。

ここでは、妊活がリセットになったときの気持ちの切り替え方をご紹介します。「これなら自分に合いそう」というものがあったら、ぜひ試してみてくださいね。

家にいると、「生理がきた」ということをつい考えてしまうという人もいました。そういう人は、計画的に予定を入れることで考えないようにしたり、新しく習い事をはじめてリフレッシできる時間をつくったりと、ストレスを意識的に解消していきましょう。

この1ヶ月間、頑張ってきた自分やパートナーへのごほうびとして、普段は我慢しているスイーツを食べたり、夫婦で外食をしたりするという人も。外食をすると気分転換になるし、デート気分が味わえて新鮮な気持ちになる人もいるようですよ。

つらい気持ちを理解してくれるのは、やはり、同じ体験をしている人という声もありました。つらい気持ちを抱えこみがちな人は、妊活中の友達に悩みを話してみるのもいいですね。

妊活はパートナーと2人で一緒に取り組むものなので、最終的にはパートナーに気持ちを打ち明けることで気持ちを切り替えた人も多いようです。

はじめのうちは、妊活がリセットになったショックからパートナーにきつく当たってしまっていた人も、きちんと向き合うことでお互いの気持ちを確認しあえ、優しくなれたという人もいました。

妊娠は、さまざまなタイミングが奇跡的に合わさって初めて成立する、とても尊いものです。

妊活をスタートして短期間で妊娠する人もいれば、年単位の時間がかかってしまう人もいます。その期間は本当にそれぞれです。

妊活がリセットしてもストレスを溜め込まずに、夫婦がいつも笑顔でいられる工夫を見つけて、次に向けて気持ちを切り替えていけるといいですね。

※アンケート概要
実施期間：2017年12月16日～2018年1月28日
調査対象：妊活経験がある「こそだてハック」読者
有効回答数：1089件
収集方法：Webアンケート