生後4ヶ月に入ると、赤ちゃんの首がすわり、少しずつ体がしっかりとしてきます。生後5・6ヶ月になると寝返りができるようになったり、ハイハイやたっちへと移行したりすることも。だからこそ、この時期は赤ちゃんの体をたくさん動かして遊んであげましょう。ママやパパの優しい声でコミュニケーションをとるのもおすすめですよ。今回は、そんな生後4・5・6ヶ月の赤ちゃんにぴったりの遊び方をご紹介します。
生後4・5・6ヶ月の赤ちゃんとはどんな遊びができる?
生後4・5・6ヶ月の赤ちゃんは、音が鳴るおもちゃに興味を示し、手を伸ばして握ることができてきます。視力も少しずつ発達し、カラフルな絵本に釘づけになる子もいるでしょう。
感情表現も豊かになってくるので、ママやパパがくすぐると声を上げて笑うこともあります。音楽に合わせて、体を動かしてあげるような遊びをするのも刺激になって良いですね。
「アー」「クー」といった喃語(なんご)が出るようになり、声帯の使い方や発声される音を学習します。絵本などを読み聞かせて、ママの声を聴かせてあげましょう。
この時期は、首すわりが安定し、うつぶせにすると少しの間なら顔を持ち上げるようになります。生後5~6ヶ月になると、寝返りからお座りへと移行するなど、体がどんどん発達していきます。
ねんねの頃とは見ている世界がすっかり変わり、周囲への好奇心が増えてきますよ。
生後4ヶ月頃からの赤ちゃんとの手作りおもちゃ遊び
生後4ヶ月頃から、より音に敏感に反応したり、興味のあるおもちゃに手を伸ばして握ったり、手に持ったおもちゃを目の前でゆらゆらと揺らして遊ぶこともできてきます。
音が鳴るおもちゃを買ってあげるのも良いですが、まずはママの愛情がこもった手作りおもちゃで試してみましょう。まだ色々と口に入れて舐めてしまう時期なので、細かいパーツに気をつけながら作ってあげてくださいね。
ころころかしゃかしゃ
小さめの空のペットボトルに、丸めたアルミホイルや小豆やビーズなどを入れて蓋を閉めます。蓋が開いてしまうと中身を誤飲してしまうことがあるので、テープでしっかりとめましょう。
赤ちゃんの前に転がして、赤ちゃんが返してきたら繰り返し転がしてみてください。いくつか中身を変えて作り、音の違いを楽しむのもおすすめです。
生後5・6ヶ月頃からの赤ちゃんとのふれあい遊び
生後5・6ヶ月頃になり、首すわりが安定してきたら、ママの体に乗せてふれあい遊びをしてあげましょう。
わらべうたなどに合わせて、体を動かしたり、適度な振動を与えたりしてあげると、楽しくて声を上げて笑うこともありますよ。音楽に合わせると、リズムに合わせて動く楽しみも覚えていくでしょう。
おうまさん
床に座り、足を伸ばして太ももの上に赤ちゃんを乗せます。赤ちゃんの両脇をしっかりと支え、「パッカパッカ」とリズムに合わせて足を上下左右に揺らしてみましょう。
電車でがたんごとん
あぐらをかいて座り、赤ちゃんを中央に座らせます。赤ちゃんの頭をお腹に寄りかからせて安定させ、両脇を支えてから、ひざや腕を上下左右にリズムを変えながら動かしてみましょう。
ぎっこんばったん
向かい合わせになるように、赤ちゃんを膝の上に座らせます。赤ちゃんの脇の下をしっかり支え、「ぎっこんばったん」と言いながら、前後に赤ちゃんの体を動かしましょう。このとき、ゆっくりと動かしてあげると赤ちゃんも喜んでくれますよ。
ゆーらゆら
仰向けに寝そべり、赤ちゃんも同じように仰向けになるよう、お腹の上に寝かせます。赤ちゃんの脇の下をしっかり支えながら、ママやパパがゆらゆらと左右に揺れてみましょう。勢いよく揺れると赤ちゃんが滑り落ちてしまうので、ゆっくり動いてくださいね。
ジャンプ!ジャンプ!
ママやパパが立膝をして、赤ちゃんの両脇を持ちながら床の上に立たせ、 「足びょーん」といいながら体を上下にジャンプさせてみましょう。
床に下げたときに、体重がかかりすぎないように注意してください。上にジャンプさせるときは、ゆっくりした「高い高い」をするような感覚で勢いがありつつも優しく浮かせてあげるのがポイントです。
生後6ヶ月頃からの赤ちゃんとの手遊び・絵本の読み聞かせ
生後6ヶ月頃になるとお座りが少し安定しはじめます。座ってできる遊びをしてあげると喜びますよ。このくらいの時期になるとママの声に反応したり、動きを観察したりするので、絵本の読み聞かせや手遊びをしてみましょう。
絵本は生後6ヶ月より前から読み聞かせるのもおすすめです。0歳でも反応するような絵本もありますよ。読み続けることがコミュニケーションにもなるので、時期を問わず読んであげると良いですね。
絵本の読み聞かせ
膝の上に赤ちゃんを座らせ、本を前に広げて読んであげましょう。生後4・5・6ヶ月頃の赤ちゃんはオノマトペ(擬音)や色に敏感に反応します。大きくカラフルな絵本を、感情豊かに読んであげると、赤ちゃんが反応して笑ってくれるかもしれませんよ。
ぐーちょきぱーの手遊び歌
歌に合わせて手が様々な形に変化することから、赤ちゃんの好奇心を刺激してくれます。
両手に作ったグー・チョキ・パーの手を組み合わせて、かたつむりを作ったり、グーを上下に重ねて雪だるまを作ったり。いろいろなものに変化する様子を、赤ちゃんはじーっと真剣にみつめ、徐々に真似するようにもなってきますよ。
生後4・5・6ヶ月の赤ちゃんと遊ぶときの注意点は?
生後4・5・6ヶ月の赤ちゃんと遊ぶ場合、特にふれあい遊びをするときは、急に勢いよく動いたり、首などを支えずに振り回すような動きをしたりしないよう注意しましょう。
ダイナミックな動きをすると、赤ちゃんは楽しくてケラケラと笑うこともありますが、手からすり抜けてしまうことや、揺さぶられ症候群につながることもあります。
メリハリのある動きをつけて遊ぶときは、首をしっかり支え、締めつけない程度に脇の下を支えてあげましょう。周囲に危ないものがあれば、片づけておくようにしましょうね。
生後4・5・6ヶ月の赤ちゃんと色々な遊び方を試そう
生後4・5・6ヶ月は、ママやパパからの刺激をどんどん吸収していきます。好奇心が高まってくる時期なので、いろいろな遊びを試して「楽しい」という感情を育ててあげましょう。
たくさんのことを経験するなかで、興味のない遊びも徐々に出てきます。子供の個性がわかってくるのも、ママやパパには嬉しいことですよね。
また生後6ヶ月頃になると、早い子は歯が生えてきます。ママやパパ、周りのおもちゃを手あたり次第噛んでいるようであれば、歯固めのおもちゃで遊ばせてあげるのも良いですよ。