赤ちゃんはおもちゃを舐めてしまうこともあるため、使われている素材や塗料が気になりますよね。そんなときは、安全な材料を使っておもちゃを手作りしてみてはいかがでしょうか。
今回は、身近な材料でできる赤ちゃんのおもちゃの作り方をご紹介します。
赤ちゃんのおもちゃを手作りするときのポイントは?
赤ちゃんのおもちゃは、身の回りのちょっとしたものを使って簡単に作ることができます。作るときは以下のポイントをおさえておきましょう。
成長にあったものを作る
どんなおもちゃを作るかは、その時期の赤ちゃんが興味を持っているものや、どのような行動をしているのかを考えて決めることが大切です。
例えば、ハイハイができるようになった赤ちゃんにはコロコロと転がって追いかけることができるおもちゃ、歌が好きな赤ちゃんには楽器のおもちゃなど、アイディア次第でさまざまなものが作れますよ。市販のおもちゃからヒントを得るのもいいですね。
安全性が高い材料を選ぶ
赤ちゃんの口に入っても安全な材料を選ぶようにしてください。
布を使ってぬいぐるみなどを作るときは、毛羽立ちや糸のほつれが出にくい布を選びましょう。
画用紙を使うときは尖った部分がないかどうか、木材を使うときは角を丸くして赤ちゃんの手に刺さらないように気をつけてください。
強度を確かめる
赤ちゃんが噛んだり振り回したりして壊れないように、頑丈に作ることもポイントです。
布のおもちゃの場合、縫った部分が破けて切れ端の糸や詰めていた綿が赤ちゃんの喉に詰まってしまうと危険なので、しっかりと縫い付けましょう。
のりやボンドで小さなパーツを貼り付けるときは、接着した部分が取れないようにしっかりと貼ってくださいね。
次からは、おすすめの手作りおもちゃと作り方をご紹介していきます。
赤ちゃんの手作りおもちゃ:ペットボトルのビーズ落とし
フェルトで作ったビーズをペットボトルの飲み口に入れて、落としていきます。自分の指でつかんで中に入れることを繰り返すことで、集中力も鍛えることができる知育玩具です。
大きくなったら、「あかはどれかな?あかを入れてみて」と声がけをして色を覚える練習をするのもいいですね。フェルトビーズは、さまざまな色で作ると見た目もカラフルで楽しいですよ。
用意するもの
● 350〜500mlサイズの空のペットボトル:1本
● フェルト(10×10cmくらい):色違いで5枚以上
● 針と糸
● ハサミ
作り方
1.フェルトを切って、約2cm×9cmの長方形を何枚か作る
2.1で切ったフェルトそれぞれ端からくるくる丸めていき、端の部分をほどけないように針と糸で縫い合わせる
赤ちゃんの手作りおもちゃ:フェルトのおさかなボタン掛け
ボタンを掛けて魚をつなげて遊ぶおもちゃは、手先が器用になってきた赤ちゃんにおすすめです。ボタンを掛けるのが難しいときは、ママやパパが手伝ってあげましょう。
用意するもの(おさかな9個分)
● フェルト(15×15cmくらいのサイズ):色違いで3枚
● ボタン:9個
● 針と糸、刺しゅう糸
● ハサミ
● ボンド
作り方
1.1枚のフェルトから同じサイズの魚を6つに切る(合計18枚)。フェルトに直接魚の絵を描いて切っても、型紙を作ってそれに揃えて切ってもOK
2.各フェルトからできた魚の3枚(3色で計9枚)に、それぞれボタンを1つずつ縫い付けて目を作る
3.2の魚に、残りのフェルトを1枚ずつボンドでつけて、2枚重ねにする
4.魚の尻尾の部分に、ボタンが入るくらいの切り込みを入れる
5.魚の輪郭と4で切り込みを入れたボタンホールの周りを、刺しゅう糸でかがり縫いする
おもちゃを手作りして赤ちゃんと楽しく遊ぼう
ママやパパが愛情を込めて作ったおもちゃは、温かみがあり世界でたったひとつの逸品です。赤ちゃんの月齢や好みにあったおもちゃを作って、親子で楽しく遊んでみてくださいね。
今回ご紹介した材料以外に、紙コップやゼリーの空き容器、紙皿、ラップの芯などを使っても立派なおもちゃを作ることができます。いろいろなおもちゃを手作りしてみると、赤ちゃんもきっと喜んでくれますよ。