子供の成長をお祝いする「七五三」行事は、現代でも大切にされている日本古来の風習です。そんな大切なお祝い事を、しっかりと写真に残しておきたいというパパ・ママも多いのではないでしょうか。パパやママが写真を撮るのも良い記念になりますが、せっかくのハレの日なので、プロのカメマンやスタジオで撮影するのもおすすめです。その場合、写真撮影は参拝当日ではなく、前撮りしておくものなのでしょうか。値段の相場はいくらなのでしょうか?今回はそんな様々な疑問にお答えします。
七五三の写真撮影は、いつどこでする?
七五三は、古くからの風習に則ると、数え年で3歳と5歳の男児、3歳と7歳の女児の成長を祝って11月15日に神社で祈祷を行うものですが、近年ではその儀式も簡略化されつつあります。
最近では、男の子であれば、満5歳、女の子であれば、満3歳・満7歳の秋に行う家庭が多く、日取りも家族の都合の良い日に組むことがほとんどです。
プロにお願いして写真撮影をする場合は、神社参拝当日に行うこともあれば、前撮りすることもあります。
参拝当日であれば、参拝前後に写真館やスタジオで撮影を行うか、プロのカメラマンに出張同行してもらうこともできます。前撮りしておきたい場合は、写真館やスタジオで撮影するのが一般的です。
七五三は前撮りした方が良いの?
七五三の撮影を参拝当日に行うか、前撮りするかの決まり事はないので、状況によってどちらを選択するか決めましょう。前撮りのメリットには、以下のような点が挙げられます。
良い表情の写真を残せる
バタバタする参拝当日だと、祈祷の予約時間や祖父母との待ち合わせ時間などが気になって、撮影に集中できない、といったこともあります。さらにお食事会などを予定しているのであれば、長丁場になり、子供には大きな負担がかかります。
親がバタバタしていると子供がぐずってしまい、さらにそれをなだめる余裕もない、といったこともありがちです。
前撮りで余裕を持って撮影することは、子供の撮影では大きな利点になります。より良い表情の写真を残すことができそうですね。
好みのテイストを選べる
前撮りであれば、神社の場所や日にちを気にせず、自分たち好みのテイストのスタジオや衣装を貸し出してくれるところを選ぶことができます。思い描いていた通りの写真を残すことができますよ。
年賀状作成に間に合う
年賀状に七五三の写真を使用したいというに設定している場合は、前撮りがおすすめです。
撮影料が安くなる
特に見逃せないメリットは、お得に撮影できること。写真館やスタジオでは、混雑するハイシーズンを避けた期間での撮影を、キャンペーン価格で設定しているところも多くあります。
4月くらいから前撮り、または早撮りキャンペーンをしているところもありますよ。
七五三で前撮り・早撮りしたときの値段の相場は?
七五三の撮影料は、撮影する場所やカメラマンや撮影方法によって大きく異なります。
衣装をレンタルするか、着付けやヘアメイクをするか、撮影カット数を増やすのか、データ納品をするのか、家族撮影をするのか、そういったさまざまなオプションをつけるかつけないかでも、撮影費は上下します。
一般的には、七五三の撮影費を5~6万円くらいに抑える家庭が多いようですが、節約して2万円ほどのプランを組むことも、10万円以上かけることもあり、家庭によりけり、なのが現状です。
最近流行りのおしゃれなハウススタジオで撮る場合や、ヘアメイクや衣装が複雑になりがちな女の子の場合は、比較的高くなります。
前撮り・早撮りのキャンペーンは、基本撮影料を50%オフなどとし、オプションに関しては定価設定のままにしているところもあれば、オプション料金を無料や割引にしているところもあります。
キャンペーン価格は、写真館やスタジオによって差がありますが、なかには基本撮影料が無料であったり、総額で1万円以上安くなることも。
土日祝日を避けて平日に撮影すると、さらにお得になることもありますよ。
前撮りして、素敵な七五三の写真を残そう
七五三の素敵な思い出を残したいなら、余裕を持って前撮りしておくのもいいかもしれませんね。
ただし、前撮りをすると、参拝当日にまた着物を用意しなければいけないこと、着付けやヘアメイクをしなければいけないという手間も発生します。
前撮りしてくれるスタジオで、前撮りのときと参拝当日と2度着物をレンタルしてくれるプランを用意しているところもありますが、前撮りでしっかりおめかしして、参拝はきれいめの洋装で済ませるという手もありますよ。
七五三の写真撮影の組み合せは幾通りもあるので、自分たちに合った七五三のプランを立ててみてくださいね。