七五三を迎える年齢の子供がいるママたちの間では、「今年は七五三だね」「もう着物は決めた?」といった会話で盛り上がることがありますよね。そんなとき、早生まれの子を持つママやパパは、同学年の子供と同じ年にお祝いをするべきなのか、1年遅らせるべきなのか悩むこともあるのではないでしょうか。今回は早生まれの七五三について、同学年と一緒の年にお祝いをするべきか、2023年に七五三を迎えるのは何年生まれなのかをご紹介します。
そもそも七五三とは?
七五三は日本の伝統的な行事で、子供のそれまでの成長を祝うと同時に、これからの健康を願います。一般的に、男の子は5歳(3歳と5歳で行う地域や家庭もある)、女の子は3歳と7歳に行われ、11月15日やその前後の日に神社へ行って参拝や祈祷をします。
七五三のはじまりは室町時代までさかのぼり、明治時代に現在の形式になったといわれています。もともと関東圏で行われていた地方風俗で、その後、全国に広まっていきました。
早生まれの七五三は、いつ?
七五三は本来、「数え年」で行うのが正式ですが、現在は「満年齢」が主流になってきています。
さらには、「学年」を基準とした数え方でお祝いすることもあります。
満年齢とは?
満年齢とは、「生まれたときを0歳とし、その後1年ごとに1歳ずつ歳をとる」という数え方です。満年齢で七五三を行う場合、満3歳になる年・満5歳になる年・満7歳になる年にお祝いをします。
ただし、本来の七五三の日である11月15日の時点で満3歳・満5歳・満7歳になっているかどうかを基準とする考え方もあります。
数え年とは?
数え年は、「生まれたときを1歳とし、1月1日を迎えるごとに1歳ずつ歳をとる」という数え方です。数え年で七五三を行うケースでは、満2歳になる年・満4歳になる年・満6歳になる年に祝うことになります。
学年での数え方は?
満年齢や数え年をもとにすると、早生まれ(1月1日~4月1日生まれ)の子が七五三を行う年は、同学年の4月2日~12月31日生まれの子供たちより1年遅くなります。
そのため最近は、「学年」を基準にして、早生まれの子供も4月2日~12月31日生まれの子供と同じ年に七五三を行う傾向があります。この場合、4月2日~12月31日生まれの子は満年齢、早生まれの子は数え年でお祝いをするということになります。
2023年版!早生まれの七五三は?
下記に、「満年齢」「数え年」「学年」の数え方別に、2023年に七五三を迎える生年月日をリストアップしたので、参考にしてみてくださいね。
【満年齢】2023年に七五三を迎えるのは?
年齢 | 生年月日 |
満3歳 | 2020年1月1日~12月31日 (2019年11月16日~2020年11月15日) |
満5歳 | 2018年1月1日~12月31日 (2017年11月16日~2018年11月15日) |
満7歳 | 2016年1月1日~12月31日 (2015年11月16日~2016年11月15日) |
※11月15日時点での年齢を基準とする場合は括弧内の生年月日を参考にしてください。
【数え年】2023年に七五三を迎えるのは?
年齢 | 生年月日 |
満2歳 | 2021年1月1日~12月31日 |
満4歳 | 2019年1月1日~12月31日 |
満6歳 | 2017年1月1日~12月31日 |
【学年】2023年に七五三を迎えるのは?
年齢 | 生年月日 |
3歳 | 2020年4月2日~2021年4月1日 |
5歳 | 2018年4月2日~2019年4月1日 |
7歳 | 2016年4月2日~2017年4月1日 |
早生まれの七五三のポイントは?
早生まれの場合は、同じ学年の4~9月頃に生まれた子に比べて成長差を感じることもありますよね。たとえば、3月生まれの場合、同学年の4月生まれの子と1年近く歳が離れるため、特に乳児期は成長の差が目立つこともあります。
そのため、学年を基準にして七五三を祝おうとすると、着物のサイズが大きすぎたり、女の子の場合は髪の毛が結えなかったりすることもあります。特に3歳のお祝いの場合、早生まれの子は2歳で七五三を迎えることになるため、イヤイヤ期と重なって神社への参拝や食事が大変になることも。
同学年の子供たちと同じ年に七五三を行うことにこだわりすぎず、子供の成長にあわせてお祝いをする年を決めてくださいね。
また、兄弟姉妹がいる家庭では、上の子や下の子と同時にお祝いするために、一人は数え年、もう一人は満年齢で七五三を行うこともありますよ。
早生まれの七五三を楽しもう
子供が成長するにつれて行事やイベントが増えるので、早生まれの子供を持つママは、学年を基準にするべきか、生まれた年を基準にするべきか迷うこともありますよね。
特に七五三は、満年齢、数え年、学年といったように基準とする年齢の数え方によってお祝いする年が変わってくるので、余計に悩むものです。
今回ご紹介したように、最近の七五三は、早生まれであってもそうでなくても学年を基準に満年齢でお祝いする傾向がありますが、必ずこうしなければいけないという決まりはないので、子供の成長にあわせて適した年にお祝いをしてあげてくださいね。