子供の野菜嫌い!食べないときの克服方法は?

離乳食を食べていた頃は、何でもよく食べていたのに、大きくなるにつれて好き嫌いが出てくる子供は多いのではないでしょうか。特に、野菜を食べないときは、どうにかして食べてほしいと悩んでしまいますよね。栄養満点の野菜を好きになってもらう方法はあるのでしょうか。今回は、子供の野菜嫌いについて、原因や克服方法をご紹介します。

子供が野菜嫌いになるのはなぜ?

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個人差は大きくありますが、子供が野菜を食べないのには、いくつかの原因があると考えられています。

味覚が敏感

人間は、「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」「うま味」の5つの味覚を認識することができます。子供は、新生児の頃から甘いものを好み、苦味や酸味を嫌います(※1)。

野菜の中には、苦味が強いものが多いので、子供は野菜嫌いになりやすいと考えられています。

見た目が好みでない

子供は、食べ物の見た目によって、直観的に食べたい・食べたくないと判断するので、野菜の色や形によって好き嫌いをすることがあります。たとえば、しいたけやナスは、見た目の色や形が子供好みでないことから、苦手と感じるようです。

食感が苦手

野菜の食感によって、好き嫌いをする子供もいます。とうもろこしやキュウリのように、歯応えがあるものを好み、火を通したナスやしいたけのようにフニャっとした食感を嫌う傾向があります。

野菜は、調理方法によっても食感が変わるので、同じ野菜でも、生のままなら食べるのに火を通すと食べないといったケースも。

ほかの味を覚える

離乳食を与えていたときは野菜を食べていたのに、2歳を過ぎた頃から食べなくなる子供も多いですよね。離乳食期は、食材そのものを食べたり、薄味の調理をしたりするので、大人が食べるような味の濃いものを知りません。

しかし、月齢や年齢が進むにつれて、しっかり味付けされたものを食べるようになるので、野菜のような素材そのものの味が強いものを嫌うようになります。

子供が野菜を食べないときの克服方法は?

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子供が野菜嫌いになるのには、様々な原因がありますが、成長するにつれて解消されていくものがほとんどです。とはいえ、食生活の基礎を身につける幼児期に野菜を食べないと心配になってしまいますよね。

野菜嫌いは、調理方法や味付けを工夫したり、子供の野菜に対する意識を変えたりすることで、克服できる場合もあります。下記に、野菜嫌いを克服するためのポイントをご紹介するので、参考にしてみてください。

野菜をお菓子に混ぜ込む

家庭でクッキーやケーキのようなお菓子を作るときに、すりつぶしたり細かくくだいたりした野菜を混ぜ込んでみましょう。人参のケーキやほうれん草のケーキは、簡単に作れて朝食代わりにもなるのでおすすめですよ。

お菓子を食べ終わった後に、「実はこれ、野菜が入ってるんだよ」と教えてあげると、子供は「野菜を食べられた」と自信を持つことができます。何度か食べていると、「野菜のお菓子=美味しい」という認識から、「野菜=美味しい」に変化していきますよ。

料理のお手伝いをさせる

茹でたりふかしたりして柔らかくした野菜を、子供と一緒に包丁で切ってみましょう。安全のために、おもちゃの包丁や子供用包丁を使い、必ず大人が近くについていてあげてくださいね。

野菜を切りながら、ママやパパがつまみ食いをしてみましょう。「おいしい」と言いながら食べると、子供もまねして、ひょいっと食べるかもしれませんよ。

子供にとっては、切ったり混ぜたりするだけで、立派な料理です。「○○くん・○○ちゃんが切ってくれたから美味しいね」と言いながら、一生懸命料理をしてくれた子供を褒めてあげると、嬉しくなって野菜を食べてくれるはずですよ。

見た目を工夫する

花や車の形の型抜きを使って野菜をくり抜いたり、色鮮やかな野菜を切ってキャラクターの顔を作ったりすると、普段食べない野菜を食べてくれることも。見た目が楽しいと、野菜を食べるという意識よりも、ワクワク感のほうが増すので、喜んでくれますよ。

普段から野菜に親しむ

普段から、野菜の絵本を読み聞かせたり、ママが野菜の絵を描いたりして、野菜に慣れ親しんでおくことも、野菜嫌いを克服するためのポイントです。子供と一緒にスーパーや八百屋に行って、旬の野菜を見つけるのもいいですね。

芋掘りや大根掘りのような野菜の収穫体験をさせてあげると、野菜への興味がぐっと増しますよ。

野菜が出てくるストーリーを作る

ママやパパが子供に、「早く寝ないと鬼がくるよ」と言うと、遊びをやめて寝室に連れて行くことがありますよね。それを野菜にも活用してみましょう。「鬼はお肉が大好きで、野菜が苦手だから、野菜をたくさん食べると、鬼が逃げていくよ」と言うと、目の前にある野菜を食べるかもしれませんよ。

「野菜とお肉は仲良しだから、○○くん・○○ちゃんのお腹の中でいっしょにいさせてあげようね」「野菜はお腹の中のバイキンを退治してくれるヒーローなんだよ」といったストーリーを聞かせてあげることも、子供が野菜を食べるきっかけになります。

子供の野菜嫌いはコツコツと克服しよう

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野菜はビタミンや食物繊維が豊富で、子供の成長や健康維持に必要な栄養がたっぷり詰まっています。子供が野菜を食べないと、ママは悩んでしまいますが、成長するにつれて、野菜は美味しいものと感じるようになるはずです。

子供の個性や興味にあった野菜嫌いの克服方法を見つけて、嫌いな野菜を食べられたときは、「すごいね、頑張ったね」と褒めてあげてください。

今回ご紹介した克服方法を試しながら、焦らずにゆっくりと野菜嫌いを克服していけるといいですね。

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