どんな夫婦であっても、一緒に生活をしていれば喧嘩はつきもの。喧嘩の内容は家庭の状況によっても様々ですが、身近な存在だからこそ、一度喧嘩してしまうと仲直りのきっかけが掴めないこともありますよね。そこで今回は、夫婦喧嘩の原因をはじめ、仲直りする方法やきっかけ、なかなか仲直りができないときのコツについてご紹介します。
夫婦喧嘩でよくある原因は?
夫婦喧嘩をする原因は家庭によって様々ですが、具体的にどんなことが夫婦喧嘩の原因になっているのでしょうか。「第一生命」が行った夫婦に関するアンケートでは、主に以下が原因とされています(※1)。
・金銭面の価値観の違い
・子育ての価値観の違い
・家事分担について
・性格全般
・性生活について
特に、不満を感じるのは、夫よりも妻の方が多い傾向にあります。たとえば、言い方が乱暴だったり、子育て中に連絡もなくお酒を飲みに行ったり、家事の役割分担に関することなども、夫婦喧嘩を引き起こします。
夫婦喧嘩で仲直りするきっかけや方法は?
喧嘩の原因にもよりますが、具体的にはどんな方法で仲直りしているのでしょうか。
ここでは、夫・妻から問わず、仲直りするきっかけ作りや方法としておすすめの例をご紹介します。
夕飯に好きなものを取り入れる
直接切り出すのが気恥ずかしいときは、夕飯の内容をいつもより少し豪華にしたり、夫の好きな食べものを取り入れたりして、雰囲気で仲直りしたい気持ちを伝えてみましょう。
夫からきっかけを作りたいときは「今日は夕飯作るよ」という一言だけでも、気持ちの変化が伝わりますよ。
メールで気持ちを伝える
仕事や用事があり、仲直りする間もないときは、LINEやショートメールで気持ちを伝えてみましょう。一旦冷静になることもできるのでおすすめです。
仲直りしたい気持ちだけでも伝えておけば、実際に顔を合わせたときに謝りやすくなります。
手紙で謝る
手紙を書いて渡すだけでも、仲直りしたい気持ちが伝わるもの。普段、イベントごとでも手紙を書いたことがないという場合は尚更です。
手紙を書いているうちに、喧嘩をしたそもそもの理由や、どうしたら良かったのかなど、今後の反省点を見つけるきっかけにもなります。
ちょっとしたプレゼントを贈る
喧嘩の内容にもよりますが、「いつもよりひどい喧嘩をしてしまったな…」という場合は、ちょっとしたプレゼントを添えて仲直りしたい気持ちを伝えるのもいいですね。好きな食べものを買って、「一緒にケーキを食べながら、話そう」と切り出すのもおすすめです。
率直に「ごめんね」と謝る
一番の方法は、率直に「ごめんね」と謝ることです。ただ謝るだけよりも、「●●が気になったんだよね」と、喧嘩のポイントを伝えましょう。素直な気持で切り出すと、意外とすんなり仲直りできることもありますよ。
夫婦喧嘩でなかなか仲直りできないときはどうする?
夫婦喧嘩をして仲直りをしたいと思っても、なかなか納得できず、素直に仲直りができないこともあります。
もし、深刻な喧嘩になることが度々あれば、喧嘩をしていないときに仲直りの方法を決めておくことも夫婦円満の秘訣です。
以下の方法を参考に、事前に話し合ってみましょう。
時間帯を決める
仲直りをしたいと思っていても、お互いが仕事や家事で疲れていたり、眠たかったり、起きたてで頭が回らないような状態であれば、冷静な判断ができません。
仲直りをするときは日中にする、夕飯後のリラックスした時間にするなど、お互いの気持ちが穏やかなときだけに限定しましょう。
冷静になる時間を作る
喧嘩終わっても気持ちが落ち着かないときは、少し離れて冷静になることも大切です。同じ部屋にいると、態度が気になってしまうこともあるので、近所を散歩してみてください。
子供がいれば、みんなで一緒に公園へ行って気分転換するのもおすすめです。
第三者に入ってもらう
感情的になってしまうことや、話がうまく伝わらないようなことがあれば、気の知れた共通の友人に間に入ってもらうのも方法の一つです。冷静に話を進めてもらうことや、気持ちを代弁してもらうと、原因が些細なすれ違いだったなんてこともあります。
夫婦喧嘩の仲直りは普段のコミュニケーションが大切
夫婦喧嘩は毎日生活しているうえで避けられないものです。だからこそ、普段からのコミュニケーションが大切です。
「パートナーのことを理解しているか」というアンケートでも、「理解している」と答えた妻は約半数、夫は8割近くと、これだけでも大きな差があります(※2)。
「言わなくてもわかる」という感覚ではなく、子育てのこと、家事分担のこと、お給料や生活費といったお金のことなど、なんとなくお願いしにくいことや話しにくいことほど、日頃から話し合う機会を作ってみてください。