運動会の時期はいつ?小学校によって日程は違う?春?秋?

運動会といえば、昔は秋の体育の日あたりに行われていましたが、最近では春先に行う小学校が多くなっています。なぜ春の運動会が増えたのでしょうか?今回は、小学校の運動会の日程や、春と秋の時期での違いがあるか、最近のプログラムはどうなっているのかなどをご紹介します。

小学校の運動会の時期は?どうやって決まる?

子供 運動会 徒競走 かけっこ

小学校の運動会の開催時期は、9〜10月の秋ではなく、最近では5〜6月の春が多くなりました。

一般的に小学校では新学年が始まる4月の中旬に、年間行事表が配布されます。そのため、遅くとも3月末には前年度の日程をもとに運動会の時期を仮決めし、4月に入ってから新任の先生達と最終決定する、というステップで決まることが多いようです。

春・秋の変更などがある場合には、PTAや保護者会に事前に確認を取ってから時期や日程を決定するという小学校もあります。

小学校の運動会の時期が秋から春になりつつある理由は?

日本人 女の子 小学生 ランドセル

昔は小学校の運動会は秋に行われることが一般的でした。しかし、次のようなメリットから、春の時期の運動会に切り替える小学校が多いようです。

小学校の運動会を春の時期に行うメリット

● 秋に集中しがちな文化祭や合唱コンクールなどの学校行事とずらして開催できる
● 練習期間での熱中症のリスクが秋よりも低い
● 台風などの影響を秋より受けにくく、日程がずれてしまう確率が低い
● 中学校受験が増えている背景から、受験勉強に影響を少なくできる
● クラスに慣れていない時期に運動会の練習を始めることで、友達を作る、クラスの団結力を高めるなどのきっかけを作れる

しかし、小学校の運動会を秋に開催することにも下記のようなメリットがあるため、切り替えに踏み切れないという学校もあるようです。

小学校の運動会を秋の時期に行うメリット

● 10月10日開催の場合、天気が晴れの可能性が高い
● クラス替えから半年近くが経過しているため、練習期間が長く取れ、クラスの一体感が生まれやすい
● 紫外線が強い5月に開催するよりも、日焼け対策が軽くて済む

小学校の運動会プログラムにはどんな傾向がある?

運動会 小学生 綱引き 日本人

2002年ごろのゆとり教育時代には、「徒競走で順位をつけない」など、優劣が明らかにならないような配慮が増え、注目されました。

また最近では、組体操の練習中などに起きる事故件数が年間で8,000件を超え(※1)、2016年にはスポーツ庁から各自治体に、安全性をよりしっかりと確保することや、場合によっては中止の検討も促す通知が出されました(※2)。

上記のように、ママ・パパが小学生の頃に参加していたような競技が減るケースもあります。しかしその代わりに、子供達自身が工夫して決めたプログラムや、新しい種目が加わる小学校も多くあります。

ダンスと玉入れが組み合わせられた「ダンシング玉入れ」や、1枚の大きなパンツを2人で履いてリレーをする「デカパンリレー」など、思わずほほ笑んでしまうようなユニークな種目も増えているようですよ。

一方で、徒競走や綱引き、紅白リレー、大玉送り、応援合戦など、昔ながらの競技を引き続き実施している小学校も多いようです。

小学校の運動会は、時期によってプログラムが変わる?

小学生 運動会 日本人

小学校の運動会の開催時期は春と秋に分散されましたが、プログラム内容の違いはほとんどありません。

ただし、春開催の場合は練習期間が短いため、子供達が取り組みやすいプログラムが採用される傾向にあるようです。

特に、小学校に入ったばかりで学校自体に慣れていない1年生のプログラムには、そのような傾向が顕著に見て取れます。

小学校の運動会の日程は、春の時期が主流に

5 数字 運動会 トラック 競技

小学校の運動会の時期について、秋に設定している学校がまだ見られるものの、今後はさらに春開催の運動会が増えそうです。

小学校の運動会が春開催になることで、準備や練習などの時期に夏の暑さは避けられるようになりますが、屋外での活動に熱中症対策が欠かせないことには変わりありません。

小まめに水分補給をさせたり、冷やしたタオルやネッククーラーなどで体を冷やすなどの工夫をして、せっかくの運動会で体調が悪くならないように気をつけてあげてくださいね。

また、小学校の運動会は子供の身体的・精神的な成長が見られる貴重な機会でもありますが、中〜高学年になるとママ・パパも一緒に参加する競技をプログラムに取り入れている学校も多いようです。

子供だけではなく、応援したり、一緒に参加したりするママ・パパも、熱中症対策や体調管理には気をつけましょう。

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