抱っこ紐で抱っこしようとすると、途端に泣き出してしまう赤ちゃんもいますよね。「赤ちゃんは抱っこが大好きなはずなのにどうして?」と不安になってしまいますが、そこには赤ちゃんなりの理由があります。
今回は、赤ちゃんが抱っこ紐を嫌がる・泣く原因と対策をご紹介します。
赤ちゃんが抱っこ紐を嫌がる・泣く原因は?
ママにも赤ちゃんにもメリットが多いはずの抱っこ紐。しかし抱っこ紐を使ったときに、嫌がったり泣いたりする赤ちゃんもいます。
赤ちゃんが抱っこ紐を嫌がるのは、様々な理由が考えられます。下記によくある事例を挙げてみました。
熱がこもって暑い
多くの抱っこ紐は、ママと密着するタイプです。その密着感が赤ちゃんを安心させる一方で、ママと赤ちゃんの体温がこもって暑くなり、不快に感じてしまうことも。
ママも暑いですが、体温が高い赤ちゃんはもっと暑く感じるもの。特に春夏の気温が高い季節は、暑さが原因で抱っこ紐を嫌がることがあります。
圧迫されて苦しい
抱っこ紐で抱っこしたときに、赤ちゃんとママとの密着度が高いと、赤ちゃんの体が圧迫されて苦しくなってしまうことがあります。
落下を心配して抱っこ紐のベルトをきつめに締めてしまうことがありますが、この圧迫感が原因で抱っこ紐を嫌がることも。
姿勢が崩れて居心地が悪い
肩や腰の締め付けが緩すぎると赤ちゃんのお尻が下がり、両脚が持ち上げられる格好になります。この姿勢は赤ちゃんの体にとって負担が大きく居心地が悪いため、嫌がることもあります。
ママも赤ちゃんも抱っこ紐に慣れていない
ママが抱っこ紐に慣れていない頃は、抱っこするまでに手こずったり、赤ちゃんの体勢が安定しなかったりして、赤ちゃんが嫌がることも。
また赤ちゃん自身も抱っこ紐での抱っこに慣れるまで不安を感じることがあります。
赤ちゃんが抱っこ紐を嫌がる・泣くときの対策は?
赤ちゃんが抱っこ紐を嫌がる原因がわかったら、以下のような対策をとってみましょう。赤ちゃんもママも、抱っこ紐での抱っこが今までより快適になるはずですよ。
赤ちゃんが暑がっていないか確認する
抱っこ紐を使うときは、抱っこ紐自体を洋服1枚分とカウントし、赤ちゃんはできるだけ薄着で抱っこするようにしましょう。
特に夏場の抱っこ紐はかなり暑くなるので、抱っこ紐用の保冷剤を使用したり、30分から60分に1回程度は休憩をして抱っこ紐から下ろす時間を作ったりするのもひとつの方法です。
抱っこ紐を正しく装着できているか確認する
抱っこ紐を装着したときの赤ちゃんの顔の位置は、一般的にはママの鎖骨あたりが目安です。両足は左右対称の位置で、膝が上がり過ぎていないか確認しながら調節してみましょう。
抱っこ紐が正しく装着できていないと、赤ちゃんにもママにも負担がかかるだけでなく、落下の危険性もあります。抱っこ紐によって装着方法が異なるので、購入した抱っこ紐の説明書をよく読み、正しいポジションで装着しましょう。
赤ちゃんが抱っこ紐に慣れるまで使い続ける
抱っこ紐を正しく装着し、赤ちゃんが暑がっていなければ、泣いても慣れるまで使い続けてみてください。
背中をトントンしながら歌を歌ったり、優しく話しかけたり、ゆらゆらと揺らしたりして、赤ちゃんに「抱っこ紐は安全な場所だよ」ということを伝えてみましょう。
ただ、何をやっても効果がなくあまりにも泣くようであれば、使っている抱っこ紐が合わないのかもしれません。そのようなときは、違うメーカーの抱っこ紐を試してみるのもいいでしょう。
抱っこ紐を嫌がる・泣く原因を見つけて快適に過ごそう
抱っこ紐で抱っこをしたときに嫌がったり泣いたりするのは、何らかの原因があります。赤ちゃんが抱っこ紐で快適に過ごせるよう、今回ご紹介した対策をしてみてくださいね。
長い子育て期間のなかで、抱っこ紐を使える時期はあっという間に過ぎていきます。赤ちゃんと密着して移動できる今の時間を楽しみながら、快適におでかけできるといいですね。