赤ちゃんのよだれで濡れてしまいやすい、エルゴなどの抱っこ紐のストラップ。赤ちゃんの口が当たる部分にカバーをつけると安心ですよね。市販品もありますが、実は手作りするのは難しくありません。
そこで今回は、リバーシブルタイプのエルゴのよだれカバーを、簡単に手作りする方法をご紹介します。
エルゴのよだれカバーとは?

エルゴベビーやベビービョルンをはじめとする抱っこ紐。赤ちゃんを抱っこすると、赤ちゃんのちょうど口元に近いストラップをなめてしまうことが多く、この部分を汚れないようにするためにつけるのが「抱っこ紐のよだれカバー」です。
今回は洗濯しても形が崩れにくい、スナップボタン式の抱っこ紐のストラップカバーを作ります。リバーシブルなので、お出かけ先で汚れたら裏返して使ったり、気分によって表面を変えたりできますよ。
エルゴのよだれカバーを手作り!材料は?
できあがりサイズ:横20×16cm
エルゴに合わせたサイズですが、手持ちの抱っこ紐に合わせて大きさを調節して作ってくださいね。
● 布
● スナップボタンセット
● 布
ダブルガーゼA 縦18×横22cm 2枚
ダブルガーゼB 縦18×横22cm 2枚
タオル 縦18×横22cm 2枚
※タオルの端は三つ折りになっていて固いのでほどいて使うか、切って使わないようにする
● スナップボタンセット
ハンディプレス
ヘッド×12個、ゲンコ×6個、バネ×6個
● ミシン ● ミシン糸 ● マチ針
● 目打ち ● 定規 ● チャコペン
● 裁ちばさみ ● 糸切りばさみ
エルゴのよだれカバーの作り方
さあ作りましょう!
1. エルゴよだれカバー本体を作る
ダブルガーゼを中表に置き、その下にタオルを置いてマチ針で留める
ガーゼは伸びやすいので、押さえ過ぎないようミシンの流れに沿って縫い、ずれてきたら指先で微調整しながら縫い進める
返し口を10cmほど残して、端から1cmのところをぐるっと1周縫う
四隅の角を切り落とす
縫い目がほどけないよう、ぎりぎりを切らないように注意
表に返して端ミシンを1周かける
2. スナップボタンをつける
● プラスチックスナップボタンのパーツ
ヘッド&バネ、ヘッド&ゲンコをセットで使用します。
横置きして、端から1cm、上から1.5cm、6.5cm、6.5cmの場所に、スナップボタンをつける位置をチャコペンでマークしておく
目打ちなどを使って、1でマークした部分に穴をあける
2の穴にヘッドを差し込む
バネをセットする
少し力を入れてセットする
ハンディプレスの台座のくぼみにヘッドのカーブを合わせ、ハンディプレスをゆっくり握って固く留める
2~5の順序でゲンコもつける
開閉してパチっと音がすればOK
音がしない、開閉がうまくいかない場合はヘッドの先端がちゃんとつぶれていない場合があるので、再度ハンディプレスをする
エルゴのよだれカバーを手作りするコツは?
ダブルガーゼは肌触りが優しく水分を吸収しやすいのが特長ですが、伸縮性があり縫い進めるとズレやすいという面も。
タオルと裏表のガーゼを合わせるときに今回は4ヶ所をマチ針で留めましたが、もっと細かくマチ針を打つと縫うときにズレにくくなりますよ。
エルゴのよだれカバーにおすすめの生地は?

抱っこ紐カバーの生地選びで重要なポイントは「吸収性が良い生地を選ぶこと」です。赤ちゃんがなめたり、口をつけたりする場所につけるので、できる限り柔らかい生地を選びましょう。
おすすめは今回使ったダブルガーゼとタオルです。ガーゼをより厚い4重、6重にしたり、柔らかいタオル素材のみで作ったりしても良いですね。タオルを使う場合は、無地ではなく、模様や色つきタオルを使うと可愛く仕上がりますよ。
また今回は、ブルーに映えるイエローのスナップボタンをつけました。このように、ボタンと生地の色をあえて違うものにするのも素敵です。
エルゴのよだれカバーにスナップボタンを付けるときには「ハンディプレス」が便利

金属製のスナップボタンは、縫う箇所がたくさんあるため時間がかかります。それに比べると、今回使用したプラスチックのスナップボタンは、専用のハンディプレスさえあればすぐに装着できる、とても便利なアイテムです。
エルゴのよだれカバー以外にも、ベビー用品ではロンパースやスタイなどプラスナップが使われているアイテムはたくさんあります。ベビー服でスナップボタンが取れてしまったとき、スタイや授乳ケープを作りたいときにも重宝しますよ。
エルゴのよだれカバーを手作りしよう
エルゴのよだれカバーは、布を合わせて一周縫い、スナップボタンをつけるだけという簡単な作り方です。今回はミシンで作りましたが、手縫いでも作ることができますよ。
エルゴのよだれカバーはいくつあっても困らないので、洗い替えのため、普段使いとお出かけ用などに、いくつか用意しておきましょう。色々な柄で作って、その日の気分に合わせてつけ替えても楽しいですね。今回のように表・裏で別の生地を使えば、リバーシブルで使うこともできますよ。
他にも、赤ちゃんを華やかに演出するベビーヘアバンドの作り方もご紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。

製作協力:Tierney Kazumi
ティアニー 香寿美
文化服装学院卒業。
LUMA Decoupage Studio代表。2児の母。
現在はお友達のバッグブランドでサンプルを作ったり、百貨店に並ぶお受験バッグや小物を作ったりしています。作れそうなものなら、布に限らずアクセやDIYもやっています。
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