パパ育休の不安や悩みについて|取る前の準備、タイムスケジュールなど

「育休前ってどんな準備をしておいたらいいんだろう」「育休中、上手く家事・育児ができるか心配…」など、さまざまな悩みや不安を持つ方は多いのではないでしょうか?

ここでは、育休前や産後の悩み・不安について、先輩パパに答えていただきました!



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Q1. 育休に入るまでに準備しておくことは?

周りに赤ちゃんがいる家庭があれば、子育て生活の話を聞くこと。

イメージを持っておくかおかないかで、育休中の動きが変わります。

家事の基礎を固めておくこと。

もしやったことがない家事があるなら、休みの日に丸1日、一通りの家事(食事、掃除、洗濯、ゴミ捨て等)を何度かやっておくのがおすすめです!

夫婦だけの生活をじっくり楽しむことも忘れずに!

子どもが生まれると、想像以上に子ども中心の生活になります。その前に、夫婦で子育てについて話すのも良し、お散歩や買い物に出かけてみるのも良し、ゆったり家で過ごすのも良し。穏やかな時間を過ごせるといいですね。

赤ちゃんグッズの購入をしておきましょう。

おむつ、洋服、ミルクなど、必要なものはたくさん。くれぐれもママに任せっきりにならないように!

Q2. 育休に入るまでにパートナーと話し合っておくべきことは?

家庭での役割分担や、育児・家事のスタンスについて。

レベル感や妥協できない部分をちゃんと話し合って認識合わせをしておくと良いです。

「事前に話し合った通りに物事が進まない」ことを、お互いに認識しておくこと。

産前と産後では、体もメンタル面も環境も違うので、事前に想定した通りにはいきません。そんな時にどう対処するか、任せっきりにしないなどを決めておきましょう。

第二子の場合は、上の子の世話をどうするのか。

ママの入院中にパパが休むなら、起床してから、どんな段取りで保育園や幼稚園にいくのか。必要なら送り迎えの練習を。また朝夕の食事の準備や家事全般の引き継ぎをしておきましょう。

育休終わりのタイミングについて。

私の会社は育休終わりのタイミングを柔軟に変更できたので、日付けで決めるのか、妻の体調や子どもの様子で決めるのか話し合いました。

Q3. 妻が病院や里帰り先から帰ってくるまでにやっておくべきことは?

妻が帰ってきてから余計な作業をしなくていいように整えておくこと。

ベビーベッド、肌着・オムツ、ミルク、沐浴セット等を揃えておいて、妻と子を迎え入れる準備をしましょう。

家の整理整頓、掃除はマストです。

清潔で綺麗な状態で、パートナーと赤ちゃんを迎えられるようにしましょう。

ママは産後すぐで疲労が溜まっているので、すぐに休める場所を作っておきましょう。

ご飯も用意してあげられればベストです。自分で作るのが難しければ、スーパーの惣菜や弁当でもよいと思います。

赤ちゃんが家に来た時のことを想像して、日々の過ごし方をイメトレしておくのが良いと思います。

もっとも、イメージ通りに全く動けないのが子育てですが、イメージしておくだけでも動きやすくなるはずです。

Q4. 周りに相談相手がいなくて不安です…

まずは時間をかけて周囲の理解を得ることが重要です。

会社で育休経験者がいない場合は特に不安だと思いますが、育休を取りたいと思っている人は実はたくさんいます。あなたが育休を取ることで、その人たちの大きな後押しにもなるはずです。

生まれたあと、子育て支援センターなどに行けば、他のパパに出会う機会はありますよ。

職員や同世代のパパママと話せると少し気が楽になりますよ。

YouTubeにさまざまな体験談や助産師の方の説明の動画があります。

私も相談できる人がいない状況(職場や同輩に子どもがいる人がほぼいない)でしたが、動画にとても助けられました。


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Q5. 育休中のタイムスケジュールは?睡眠は取れますか?

子どもが第一の生活になります。

朝は6〜7時に起きて、子どもにミルクをあげ、以降4〜6時間おきにミルクをあげる。おしっこ/うんちをしていればオムツを替え、眠たそうであれば寝かしつけをして、合間に家事をする。自分が睡眠を取れるかは、子によります。

特に新生児の頃は、頻繁に夜中に起きて母乳やミルクを飲みます。

それ以降はぐっすり眠る子もいるし、もっと元気に泣く子もいます。ただ、育休中は翌日の仕事への影響をあまり考えなくて良いので、夜中に起き出して子の世話をすることが苦痛ではなかったです。

まとまった睡眠を取るのは難しくなります。

うちの場合は夜中も授乳が必要で、3時間ごとにミルクをあげていました。妻と交替で夜勤をするなどして、お互い休める時間を作るのもありです。育児以外の時間は取れないと覚悟しておいた方がよいでしょう。

Q6. 産後ママのメンタルサポートで心得ておくべきことは?

とにかく睡眠不足は敵です。

まずはなるべくまとめて睡眠を取らせてあげることが重要です!

ママの気持ちをしっかり聞いてあげることです。

産後はホルモンバランスの影響でメンタルが不安定であること、子どもの命を預かっているというプレッシャーが大きいことを理解し、その気持ちを吐き出させてあげましょう。

もちろんパパも同じ気持ちであれば、それを共有しましょう。

「周りと違っても大丈夫」と伝えることです。

私のパートナーの場合、体・環境の変化や多くの情報によって、少しでも他と違うことがあると全て自分で背負いこんで、「みんなと同じようにできければいけない」と思ってしまうみたいでした。

一緒に努力することは大前提として、他の子と違うところがあっても、自分の子どもを見て「元気そうだね」「かわいいね」など声に出して、今のままで大丈夫なんだよってことを感じさせてあげると良いかもしれません。

Q7. 育休中のお金のやりくりはどうしていましたか?

私の場合、手取り額はそれほど変わりませんでした。

雇用保険加入者であれば、育児休業給付金が支給され、社会保険料も免除されるので特別なやりくりは必要ありませんでした。

ただ、給付金が振り込まれるのは育休が始まってから2〜3ヶ月後なので、その間生活するための貯蓄はしておくとよいでしょう。

妊娠後期に妻と今後のお金の流れを相談しました。

お互いがそれぞれのタイミングで育休に入って収入が減ったときも、都度相談して修正を加えました。「第二子はいつにするか」、「家は賃貸か買うか」など、まだまだこれからも難所はありそうですが、その都度しっかり相談していくのがいいと思います。

ファイナンシャルプランナーに間に入ってもらって話し合いました。お互い冷静になって、今後について考える機会になりました。


Q8. 育休を取得してマイナスだったことはありますか?

来期のボーナスが減ること。

仕事も育休の間は止まるので、ここはマイナスでした。子育てに理解ある上司でないとアタリは厳しいのが現状です。

ただ、育休そのもののメリット・デメリットを語るのは個人的な意見として違和感があります。共働きで親族などのフォローが臨めない場合、首も座ってない新生児の育児と日常生活を回すのは一人では厳しいです。状況によっては、パパが育休を取るのは必須だと思います。

私の場合は全くありませんでした。

ただ仕事にかけられる時間は育休中を含めて今後確実に減っていく(減らない人は育児をやっていない)ので、そこは覚悟してください。

感覚としては、仕事が100%から50%に減るのではなく、本来仕事以外に使うべき時間を犠牲にして無理矢理150%にしていたものが100%に戻る、と考えると納得感があるのではないかと思います。元々働きすぎなんですね。

Q9. これをやるとNG!育休中の失敗談を教えてください!

育休に入るまでに出産準備をほとんどパートナーに任せてしまったこと。

そのせいで出産後に妻への負担が過度に集中してしまい、妻の不安や不満が爆発してしまいました。

よかれと思って先回りしてやった行動が、妻が求めていたことと違ったこと。

細かなコミュニケーションを取って、思い込みを防ぐことが大事です。

育児の失敗に落ち込みすぎてしまったこと。

自分の気持ちが沈むと、妻はもちろん赤ちゃんも不安になります。例えばオムツ換えで失敗した、沐浴で失敗したなどで凹んでいると、妻はイライラ、赤ちゃんは泣き止まないと負の連載に…。

失敗は成功のもとだと思って楽しんで!

子どものオムツ替えを忘れてしまったこと。

オムツからうんちが溢れて洋服だけでなく布団まで洗うことに…。やることが多いので、つい抜けてしまうこともありました。

2人で一緒に頑張って、2人ともメンタルやられました。

親などのサポートしてもらえる環境があるなら、出来る限りいっぱい甘えて、感謝のお返しをたくさんしましょう。

妻の体調を最優先する気遣いができなかったこと。

体調よりも、赤ちゃんを親族に見せたい気持ちを優先してしまいました。

とにかく産後の妻と赤ちゃんに対する接し方で、今後の家族の形が決まると言っても過言ではないことを良く認識することが大事です。

「わからないことはママに聞けばいいや」というスタンス。

特に産後はママに余裕がないので、自分なりに基本的なスキルについてはYouTubeなどで予習をしておくべし。

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