自治体がもとになって運営している公立学童は、小学校に併設されていて利用しやすく、預け先の候補として選ぶ方が多い場所です。しかし、それ以外の選択肢ってどんなものがあるのでしょうか?
今回は、公立以外の学童の選択肢を詳しく紹介します。実際に利用している先輩ママの声も参考にしてみてくださいね。
公立学童以外にはどんな選択肢があるの?
公立学童は、一般的に「公立公営」と「公立民営」の2種類あります。各自治体が小学校などに設置しているのは同じですが、運営元がそのまま自治体の場合は「公立公営」、民間に委託している場合は「公立民営」となります。
細かい方針は異なりますが、公立公営/民営ともに利用料金が安い点は大きなメリットです。
では公立学童以外に放課後子どもを預けられるサービスは以下の通りです。
● ファミリーサポート
● 放課後子供教室
代表的な選択肢としては民間学童があります。民間の企業が運営している分、費用は高めですが、その分独自のプログラムがあり時間の融通が効くのも大きなポイントです。
ファミリーサポートは、事前に登録していれば乳児・幼児と同様に小学生も利用できます。習い事のお迎えや、帰宅後の自宅預かりなども対応しているため、詳しくは自治体に問い合わせてみてくださいね。
放課後子供教室は、地域のボランティアによる見守りのもと、放課後に小学校や公民館などの開放された施設で自由に遊んで過ごせる場所です。親の就労の有無を問わず、小学生なら誰でも利用できますよ(※1)。
公立以外を選択した理由は?どんな点が良い?
実際に公立学童以外を選択した先輩ママ・パパに話を聞いたところ、それぞれ以下のようなメリットを挙げてくれました。
民間学童を利用するメリット
● 時間の融通が効く
● 個性を伸ばすサービスが充実している
学校外での友達づくりはもちろん、幅広く学べる機会が多いのも民間学童の良さかもしれませんね。
学校外の繋がりを増やして欲しい意味で、民間学童に決めました。長期休みには3泊〜4日でキャンプに連れて行ってもらえるなど、普段できない体験をする機会が多いのも嬉しいですね。(小4男児のママ)
ファミリーサポートを利用するメリット
ファミリーサポートの場合は、スポット利用している先輩ママが多いようでした。
● 1対1でしっかり対応してもらえる
● 自宅のため子どもがリラックスできる
自宅で預けられるのは大きなメリットですね。
仕事で帰りが遅くなるときだけ、自宅での預かりをお願いしています。自宅で見てもらえるので子どももいつも通りに過ごせるし、担当の方がベテランの先輩ママさんで悩みを聞いてもらうこともでき、心が軽くなりました。(小1男児のママ)
民間と公立を併用するメリット
民間と公立の学童を上手に併用している先輩ママもいました。
● 民間単独で預けるより費用が抑えられる
● それぞれの良い部分を体験できる
民間と公立を併用すると、送迎の負担が減り、月にかかる費用を抑える利点もあるようです。
週のうち2日は民間、3日は公立学童と併用していました。民間は小学校からそのままスクールバスで移動できる送迎付きなので、お迎えの手間が軽減できて親も精神的に楽になった気がします。費用も週5日フルだと高いですが、週に数日なら価格も抑えられました。(小5女児のママ)
選択肢を広げて子どもに合う学童を探そう
自分が住んでいる地域の公立学童について調べた上で、今回の記事を参考にさらに選択肢を広げて探してみるのも良いですね。
公立も民間学童も、各自治体や企業によってサービスは異なるため、気になった方は問い合わせ窓口で詳しく聞いてみるのがおすすめですよ。