梅雨はお風呂にはヌルヌルピンクや黒い斑点のカビが出やすい季節。赤ちゃんが遊ぶおもちゃにもカビが生えないか心配ですよね。
今回は、おもちゃにカビを生えにくくする予防方法、カビが生えてしまったときの掃除方法やおすすめの収納方法などを紹介します。
梅雨はお風呂のおもちゃにカビが生えやすい
カビは高温多湿な場所を好み、加えて皮脂や石けんカスなどのエサがあると増えやすくなります。
特に梅雨時期は気温も湿度も上がるので、浴室内がなかなか乾燥しません。ジメジメした状態が続くので、お風呂場におもちゃを置きっぱなしにしていると、あっという間におもちゃにカビが生えてしまいます。
カビがついたままのおもちゃを赤ちゃんが口にくわえてしまったり、カビに触れた手を口に入れたりすると、カビを吸い込んで赤ちゃんの体に悪影響を与えることも(※1)。
お風呂のおもちゃにカビを生やさないために、次からカビ予防に有効な対策について説明します。
予防方法1. 浴室に水気・湿気を残さない
まずはお風呂の中を、カビを生えにくい環境にすることからはじめましょう。
浴室の天井を掃除する
浴室の換気扇で巻き上げたホコリと湯気の湿気によって、目に見えないカビ菌が潜んでいる可能性があります。床や壁を掃除しても、天井からカビの胞子が落ちて繰り返しカビが生えてしまいます。天井をしっかり掃除してカビ菌のもとを断ちましょう。
天井はフローリングワイパーにキレイな雑巾やシートをつけると簡単に湿気やホコリを拭き取ることがきますよ。
換気する
カビ予防の定番方法が「換気」です。最低2時間以上は換気扇を回しましょう。換気の時間が長ければ長いほど予防の効果は高まります。特にお風呂に入ったあとはしっかり換気してください。
風の流れができるので浴室内に湿気がたまりにくくなり、カビが生えにくくなりますよ。どのお風呂にも換気扇はついているので簡単に取り入れられますね。
予防方法2. おもちゃを清潔な状態に保つ
次に、お風呂のおもちゃにカビが生えないよう、直接おもちゃにできる予防法です。
おもちゃに熱湯をかける
カビは高熱に弱いので、お風呂上がりにシャワーで50℃以上の熱いお湯をかけましょう。1カ所あたり90秒ほどかけると、奥深くまで入り込んだカビも簡単に撃退できます。週に1回を目安に取り組んでくださいね。
お湯をかけるときは、子どもが近くにいないかを確認し、やけどに十分注意しながら作業しましょう。
おもちゃの水気を切る
お風呂のカビは湿度が高いほど繁殖するので、水気を切ってジメッとさせないのも有効です。手間にはなりますが、おもちゃ全体に軽くシャワーをかけて洗い流し、体を拭いたバスタオルなどで水滴を拭きとると◯。
おもちゃを吊るす・浮かす収納に!
カビは、風通しが悪く水気が溜まりやすい場所に繁殖するので、おもちゃと浴室の接地面をなるべく減らしましょう。
メッシュ素材のケースに入れて吊るしたり、浴室内のタオルハンガーにS字フックなどでかけて浮かしたり、収納方法次第で通気性がぐっとよくなりますよ。
▼お風呂のおもちゃを収納するおすすめグッズ
ビーワーススタイル おもちゃバスケット
お風呂のおもちゃにカビが生えてしまったら?
カビの予防対策をしても、お風呂のおもちゃにカビが生えてしまうことはあります。その場合は以下の方法で掃除しましょう。
消毒用アルコールスプレーを使う
『パストリーゼ』などの消毒用アルコールスプレーを使うのもおすすめです。雑菌はアルコールに弱く、スプレーして数秒で撃退できます。アルコールはすぐに蒸発するので、湿り気がなくなるまで待てばすぐにまた遊べますよ。
熱湯消毒する
沸騰させたお湯をかけて熱湯消毒するのも簡単な方法です。熱で菌を死滅させ、冷めてからブラシでこすって汚れを落とします。ただし、プラスチックなど熱に弱いおもちゃには使えないで気をつけましょう。また、作業時のヤケドには注意してください。
清潔なおもちゃで楽しいバスタイムを
赤ちゃんにとって、お風呂のおもちゃで遊ぶ時間は特別なもの。清潔なおもちゃで安全に遊ぶためにはカビ予防は欠かせません。今回ご紹介した予防方法やお手入れ方法を参考に、梅雨時期を乗り切ってくださいね。梅雨の時期以外も、定期的にお手入れしてあげましょう。