お昼寝にもネントレは効果あり?寝ぐずりがひどい子も寝る方法

赤ちゃんの寝かしつけは、夜だけでなくお昼寝でも悩んでいる人もいるかもしれません。寝ぐずりやギャン泣きがひどい場合は、お昼寝でもネントレを試してみるのがおすすめです。

そこで今回は、赤ちゃんがお昼寝で寝ぐずりをする理由と、お昼寝で実践できるネントレの方法をご紹介します。

うまくお昼寝できないのはなぜ?

赤ちゃん 夜泣き 泣く

そもそも人間は、夜は部屋を暗くすることで自然と寝るモードに入りやすいですが、日中は日の光を浴びることで活動的になります。

そのため、まだ寝るのが得意でない赤ちゃんにとって、お昼寝は夜に寝るよりも難しいといわれています。

お昼寝の時にギャン泣きや寝ぐずりをしてしまう原因は、他にも以下の2つが考えられます。

疲れすぎている

赤ちゃんには、起きて活動できる時間の目安があります(※1)。

【月齢別の活動時間の目安】
● 生後0〜1ヶ月:〜約40分
● 生後1〜2ヶ月:約40分〜1時間
● 生後2〜3ヶ月:約1時間〜1時間20分
● 生後4〜5ヶ月:約1時間20分〜1時間30分
● 生後6〜8ヶ月:約2時間〜2時間30分

もちろん個人差はあるものの、赤ちゃんが一度に起きていられる時間は意外と短いもの。

活動時間の目安を超えると赤ちゃんは疲れすぎて、かえって寝つきが悪くなると言われています。寝ぐずりがひどいのは、お昼寝のタイミングが遅すぎるのかもしれません。

体力が余っている

一方で、体力が有り余っていても赤ちゃんはなかなか寝付けません。

月齢があがるにつれて日中活動できる時間は長くなり、体力もついてきます。寝るのを嫌がるのは、体を動かす遊びが少し足りないのかもしれません。

お昼寝にもネントレは効果的?

赤ちゃん 寝る タオルケット お昼寝(アイキャッチ)

「ネントレ」とは「ねんねトレーニング」の略で、赤ちゃんがひとりで眠れるようになるための練習のこと。

ネントレに成功すると、授乳や添い寝、抱っこなどで寝かしつけをしなくても、赤ちゃんが自力で夜通し寝てくれるようになります。

ネントレは夜の睡眠で実践することが一般的ですが、セルフねんねする力をつけるという意味で、お昼寝で取り組んでも効果がありますよ。

日中の生活が夜の睡眠の質に影響を与えるので、もしお昼寝の寝かしつけが大変な場合は、お昼寝でネントレを試してみてください。

お昼寝でのネントレ実践方法!

赤ちゃんが昼も夜もぐっすり寝る力をつけるためには、1日の生活スケジュールを整えることが大切です。お昼寝のネントレは、以下のことを実践してみてください。

● 朝は遅くても8時までには起床して朝日を浴びせ、午前中は活動的に過ごす

● 赤ちゃんがご機嫌なうちにお昼寝をさせる

● 部屋を薄暗くしてからお昼寝させる

● 毎日同じルーティンで寝かしつける

● 15時頃までに起こし、1回のお昼寝は最大2時間ほど

お昼寝が長すぎる・時間が遅すぎると、夜の寝つきの悪さにつながるという研究結果があります(※2)。

好きなだけ寝させるのではなく、1回のお昼寝は最大2時間半ほどを目安にして、15時頃までには切り上げてみてください(※2)。

また、「電気を消して部屋を薄暗くする→おくるみで包む→背中トントンする」などのルーティンを決め、毎回のお昼寝で行ってみてください。

同じ行動を繰り返すことで、赤ちゃんは次第に「今はお昼寝の時間なんだ」と覚えていきますよ。

お昼寝ができると夜もぐっすり!

夜の寝つきの良さは、お昼寝がうまくできるかどうかも関係してきます。日中は大人の生活リズムの影響を受けやすいと思いますが、できる範囲でお昼寝のネントレに取り組んでみてくださいね。

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