「魔の3ヶ月」という言葉を知っていますか?赤ちゃんが生後3ヶ月頃から急にぐずることが増えたり、何をしても泣き止まなくなったりすることをいいます。
今回は、生後3ヶ月の赤ちゃんのぐずり・夜泣きが増える理由と、先輩ママはどう乗り切ったのかをご紹介します。
魔の3ヶ月とは?
これまでは機嫌のよいときはニコニコしてくれていた赤ちゃん。
しかし生後3ヶ月頃になると、急にご機嫌な時間が減りとにかく泣くことが増えたり、泣き方が激しくなったりして、ママやパパを困らせることがあります。これが「魔の3ヶ月」です。
ママから離れると泣いてしまう、常に抱っこしていないと泣いてしまうなど、ママから離れることに不安を感じ始めるのも魔の3ヶ月の特徴です。
ただし「魔の3ヶ月」という言葉は医学的な用語ではなく、ママ・パパの経験から生み出された言葉です。3ヶ月になったら必ず始まるわけではなく、タイミングや程度には個人差があるようです。
生後3ヶ月は赤ちゃんが大きく成長する
魔の3ヶ月の原因は分かっていませんが、「メンタルリープ」という赤ちゃんの知能や心が飛躍的に発達する特定の時期の影響かもしれません。
生後3ヶ月になる生後12週を迎えると「推移の世界のリープ」という時期に突入します。
この時期の赤ちゃんは、五感から伝わる情報の捉え方が変わり、光景や音、感触などの移り変わりが分かるように。頭の中が整理されて、物事の変化が点から線で捉えられるようになっていきます。
さらに生後3ヶ月の赤ちゃんは体も発達し、首がすわり始めると見える範囲が広くなります。
このように、赤ちゃんは生後3ヶ月頃に見える世界が一変します。そしてそのことに動揺し、ぐずりや夜泣きが増えるようになると考えられます。
ただしこの時期を乗り越えると、赤ちゃんの能力は急激に成長し、今までできなかったことができるようになるとされていますよ。
魔の3ヶ月、先輩ママたちの泣き止ませ術をご紹介
成長の過程とはいえ、何をしても泣き止まないのはママにとっては辛いですよね。
ここからは、アンケート(※)で集まった先輩ママたちのユニークな泣き止ませ方をいくつかご紹介します。
泣き声にあわせて相槌を打つ
うちの赤ちゃんは生後3ヶ月ですが、ギャン泣きでなければ泣き声に合わせて相づちをうつと泣き止みます。 うわぁぁー!と泣くたびに、目を見て「うんうん」と声を出して大げさに頷いている間に泣き止み、最後には笑顔になります。
ママの優しい相槌が、赤ちゃんの不安な心を包み込んでくれるのかもしれません。
魔の3ヶ月の時期の赤ちゃんは不安でいっぱいなので、目をみながら共感してあげてみてくださいね。
リズム良くおしりをポンポン
赤ちゃんを抱っこして、おしりをボンゴみたいにリズム良くポコポコ叩くと機嫌が直ります。
一定のリズムは、赤ちゃんにとって安心感と心地良さを生みます。叩きすぎるのはNGですが、リズム良くポンポンしてみてあげてくださいね。
動画で撮影して赤ちゃんに見せる
赤ちゃんが泣いているときに携帯電話で動画を撮影し、泣いている最中にその動画を見せると、100%泣き止みます。
鏡を見せると泣き止む赤ちゃんもいますが、それに似て撮影した動画も効果があるようです。
なんだろう…と興味を引かれて気分が変わるのかもしれませんね。
ママがリズムに乗りながら抱っこ
パパにDJのフリをしてもらいながら音楽をかけ、ママが抱っこしながら揺れる!
ゆらゆらと揺らしたり、リズムを刻んだりする動きが、赤ちゃんの眠りを誘うようです。
抱っこをしているママが好きな音楽を聞いてリラックスできていると、赤ちゃんもより安心できるのかもしれません。
魔の3ヶ月後の赤ちゃんの変化とは?
魔の3ヶ月を乗り越えると、光景や音、味や匂い、そして感触の移り変わりなど、身の回りの変化を感じ取れるようになります。
さらに赤ちゃん自身も、自分の体を少しずつコントロールできるようになり始めますよ。
具体的には次のような成長がみられます。