冬に旬を迎える食材の特徴は、甘みがあること。さらに、ビタミンやカロテンを多く含む食材も多く、免疫力を高めて体調を整える働きがあるといわれています。幼児食にも積極的に取り入れていきましょう。
今回は、冬が旬の食材を使った、幼児食レシピを6品紹介します。
幼児食期に食べられる冬が旬の食材は?
幼児食期に食べられる、冬が旬の主な食材は以下のとおりです。1年を通して購入できるものが多いですが、旬の食材は特に栄養価が高いのが特徴です。
また、季節の食材を取り入れることは食育にもつながるので、積極的に取り入れてみてくださいね。
野菜
かぶ・れんこん・白菜・長ねぎ・大根・カリフラワー・ブロッコリー・ほうれんそう・春菊 など
くだもの
りんご・みかん・柿・いちご など
魚
ぶり・たら・かれい・ひらめ など
それでは、冬に旬を迎える食材を使ったレシピを紹介します。
冬が旬の食材を使った幼児食レシピ
ごはん入りほうれんそうチーズオムレツ
材料
- 1ほうれんそうは沸騰した湯でやわらかくゆで、水にさらして絞り、粗みじん切りにする。
- 2溶いた卵に1とごはん、粉チーズ、塩を加え混ぜる。
- 3サラダ油を熱したフライパンに2を丸く流し入れ、箸で混ぜながら1cm厚さにまとめる。ふたをして両面が薄く色づくまで焼き、食べやすい大きさに切る。
小松菜ヨーグルトスコーン
材料(約15個分)
- 1小松菜はやわらかくゆで、葉先の部分をみじん切りにしてすり鉢などですりつぶす。Bを加えて混ぜる。
- 2Aをボウルに入れて混ぜる。サラダ油を加え、両手でこすり合わせるようにしてなじませる。粉と油が均一に混ざってサラサラの状態になったら、1を混ぜ、ひとまとめにする。
- 3ラップで包んで1cm厚さの四角形に伸ばし、包丁で1×3cmの棒状に切る。
- 4アルミホイルをしいて3を並べ、オーブントースターで約10分焼く。
野菜たっぷりみそラーメン
材料
- 1豚薄切り肉、にんじん、白菜は短いせん切りにする。もやしは1cm長さに切り、コーンは食べにくい場合は刻む。
- 2鍋にごま油とみじん切りのにんにく、しょうがを入れて火にかけ、豚肉、にんじんを炒める。だし汁を入れ、沸騰したら白菜、もやしを入れて煮る。野菜がやわらかくなったらみそ、しょうゆを加え混ぜる。
- 3麺を5cm長さに切り、沸騰した湯に入れてやわらかめにゆでる。水気をきって器に盛り、2をかけ、コーンをのせる。
根菜ときのこのけんちん汁
材料
- 1にんじん、大根は2cm大のいちょう切り、ごぼう、長ねぎは半月切りにし、しめじは1〜2cmに刻む。
- 2鍋にだし汁、にんじん、大根、ごぼう、しめじを入れて煮る。野菜がやわらかくなったら2cm角に切った木綿豆腐、長ねぎ、しょうゆを加え、軽く煮て火を止める。
ほうれんそうの肉団子甘酢あん
材料
- 1ほうれんそうは沸騰した湯でやわらかくゆで、水にさらして絞り、みじん切りにする。
- 2ポリ袋にパン粉と牛乳、塩を混ぜ、豚ひき肉、1のほうれんそうの水気を絞って加え、よく混ぜる。
- 3フライパンにサラダ油を熱し、2を5等分して丸め、並べる。転がしながら焼き、混ぜ合わせたAを回し入れ、とろみがつくまで混ぜながら煮る。
タラとかぶのみぞれ鍋
材料
- 1だし汁を火にかけ、煮立ったら骨と皮を取ってひと口大に切った真ダラと角切りの絹ごし豆腐、みじん切りのかぶの葉を入れて煮る。
- 2しょうゆを加え、すりおろしたかぶを入れて火を止める。
冬の食材を味わおう!
冬は体調を崩しやすい季節。そんな冬を乗り切るために、必要な栄養をたっぷり含んだ食材を食事にもふんだんに取り入れて、寒い季節を乗り切りたいですね。今回紹介したレシピを参考にぜひ作ってみてください。
● 食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
● 具材が大きい場合は、食べやすいサイズに調整してください。
● レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません。(ただし、この時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。
レシピ・記事提供:「まいにちの手を動かす食事で、すくすく育つ 1〜3歳発達を促す子どもごはん」(中村美穂著、日東書院本社)