楽しくおいしく食べられる!幼児食期におすすめの手作りおやつレシピ8品

「おやつ=甘いもの・スナック」というイメージがありますが、この時期は軽食のようなおやつがおすすめです。食事とは少し異なる見た目や味付けをしてあげると、新しい「食べる楽しさ」を発見できたり、食への意欲をサポートすることにもつながりますよ。

そこで今回は、食べる楽しさを体験できる、幼児食期におすすめの「おやつ」のレシピを8品紹介します。

「おやつ」の考え方とポイント

2歳 3歳 食事 家族 親子

この時期のおやつは、一度の食事で多くの量を食べられない、食べムラがあるときなどの、栄養補給の目的もあります。

そのため、おやつも食事の一環として、軽食・補食の感覚で準備してくださいね。

ポイント1:おやつを食べる時間を決める

だらだらと食べ続けることは、食事を食べないことにつながり、口内環境にもよくありません。お腹のすいた状態で食事を迎えられるよう、「昼食と夕食の間の15時くらいにあげる」というように、時間を決めておきましょう。

ポイント2:味や食感に気をつける

糖分や油分が多いものは癖になりやすく、薄味のものを食べたときに物足りなくなることがあるので注意が必要です。やさしい甘さ、薄味を心がけてくださいね。

また、しっかり噛めてゆっくり食べられるおやつは満足感が増すのといわれています。噛む力をはぐくむ食材や調理法を積極的に試してみましょう。

幼児食期におすすめのおやつレシピ

きな粉トーストスティック

幼児食 転載 きな粉トーストスティック

材料(1食分)

食パン(8枚切り)
1枚
きな粉
小さじ1
砂糖
小さじ1/4
バター
小さじ1/2
  1. 1室温でやわらかくしたバターを食パンにぬり、砂糖を混ぜたきな粉をふりかける。
  2. 21を2cm幅の棒状に切り、オーブントースターで軽く色づくまで焼く。

かぼちゃ蒸しパン

幼児食 書籍転載 かぼちゃ蒸しパン

材料(3〜4個分)

A:薄力粉
60g
A:ベーキングパウダー
小さじ1
かぼちゃ
30g
B:豆乳
大さじ2
B:サラダ油
大さじ1/2
B:砂糖
大さじ1
B:塩
少々
  1. 1かぼちゃはゆでて皮をむき、ラップで包んで手でもみつぶす。ボウルに入れ、Bを加えて泡立て器でよく混ぜる。Aをザルでふるいながら加え、ゴムベラで混ぜる。
  2. 2カップをしいた耐熱容器に生地を7分目くらいまで入れる。蒸気の上がった蒸し器に並べ、強火で15分程度蒸す。蒸し器がない場合は鍋またはフライパンに高さ2cmの湯を入れ、容器を並べる。ぬれ布巾で包んだふたをし、強火で15分程蒸す(途中で湯がなくなりそうになったら足す)。

小松菜ヨーグルトスコーン

幼児食 書籍転載 小松菜ヨーグルトスコーン

材料(約15個分)

A:薄力粉
100g
A:ベーキングパウダー
小さじ1と1/2
サラダ油
大さじ2
小松菜
30g
B:プレーンヨーグルト
大さじ2
B:砂糖
大さじ2
B:塩
ひとつまみ
  1. 1小松菜はやわらかくゆで、葉先の部分をみじん切りにしてすり鉢などですりつぶす。Bを加えて混ぜる。
  2. 2Aをボウルに入れて混ぜる。サラダ油を加え、両手でこすり合わせるようにしてなじませる。粉と油が均一に混ざってサラサラの状態になったら、1を混ぜ、ひとまとめにする。
  3. 3ラップで包んで1cm厚さの四角形に伸ばし、包丁で1×3cmの棒状に切る。
  4. 4アルミホイルをしいて3を並べ、オーブントースターで約10分焼く。

にんじんフレンチトースト

幼児食 書籍転載 にんじんフレンチトースト

材料

食パン(8枚切り)
1枚
A:にんじん(生・すりおろしたもの)
小さじ1
A:卵
1/2個
A:牛乳(または豆乳)
大さじ2
A:砂糖
小さじ1/4
バター(またはサラダ油)
小さじ1/2
  1. 1よく混ぜたAに6等分に切った食パンを浸し、全体に液を含ませる。
  2. 2熱したフライパンにバターを薄くしき、1を並べて両面が薄く色づくまで焼く。

かぼちゃドーナツ

幼児食 書籍転載 かぼちゃドーナツ

材料(3個分)

かぼちゃ
30g
A:豆乳
30g
A:砂糖
10g
A:サラダ油
5g
A:塩
少々
B:薄力粉
50g
B:片栗粉
5g
B:ベーキングパウダー
小さじ1/2
揚げ油
適量
  1. 1かぼちゃはゆでて皮をむき、ラップに包んで手でもみつぶす。
  2. 21をボウルに入れ、Aを入れてよく混ぜる。Bをザルに入れてふるいながら加え混ぜる。ひとつにまとめ、3等分にして棒状に伸ばし、端をつなげてリング状にする。※手に薄く粉をつけるとくっつきにくく、作業がしやすい。
  3. 3小さめのフライパンに高さ2〜3cmの油を入れて熱し、箸を入れると泡が出るくらい(中温)で2を入れる。上下を返しながら、きつね色になるまで揚げる。

カラフル野菜ゼリー
(トマト、かぼちゃ、きゅうり)

幼児食 書籍転載 カラフル野菜ゼリー (トマト、かぼちゃ、きゅうり)

材料(150mlのグラス3個分)

A:りんごジュース(果汁100%)
150ml
A:粉寒天
小さじ1/2
A:砂糖
小さじ1
A:塩
ひとつまみ
トマト、かぼちゃ、きゅうりいずれか1種類
50g
  1. 1小鍋にAを入れて混ぜ、沸騰するまで混ぜながら煮溶かす。
  2. 2皮をむき種を取って刻んだトマト、ゆでて皮をむき、つぶしたかぼちゃ、すりおろしたきゅうりのいずれか1種類を混ぜる。水でぬらしたミニグラスに注ぎ、冷蔵庫で冷やしかためる。※Aを3倍量にし、3等分して野菜3種をそれぞれ混ぜてもよい。

りんごのくず煮&ヨーグルト

幼児食 書籍転載 りんごのくず煮&ヨーグルト

材料(6食分)

りんご
1個(160g)
200ml
砂糖
20g
ひとつまみ
くず粉(または片栗粉)
小さじ1
プレーンヨーグルト
大さじ3(1人分)
  1. 1りんごは皮と芯を取り、いちょう切りにする。水から煮て、砂糖、塩を加え、煮汁が少なくなるまで煮つめる。水で溶いたくず粉を回し入れ、軽くつぶしながらとろみがつくまで煮る。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
  2. 2器にプレーンヨーグルトを入れ、1をのせる。

プルーンとバナナのおからココアマフィン

幼児食 書籍転載 プルーンとバナナのおからココアマフィン

材料(4個分)

ドライプルーン(種抜き)
2個
バナナ
1/2本
A:生おから
20g
A:サラダ油
10g
A:砂糖(あればてんさい糖)
10g
A:塩
少々
B:薄力粉
50g
B:ベーキングパウダー
小さじ1
B:ココアパウダー
小さじ1弱
  1. 1ボウルに刻んだバナナの半量とAを入れて泡立て器でよく混ぜ、Bをザルに合わせてふるい入れ、ゴムベラでしっかり混ぜる。
  2. 2カップケーキの型などに1を7分目くらいまで入れ、プルーンと残りのバナナを刻んでのせ、軽く押し込む。180℃に予熱したオーブンで約20分焼く。

楽しく食べられるおやつを作ろう!

食べる楽しみを広げてくれる「おやつ」は、子どもにとって特別感があり、食への意欲を促す良い機会でもあります。子どもの食事をスムーズにするひとつの手段と考えて、今回紹介したレシピを参考に、気軽に作ってみてくださいね。

● 食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
● 具材が大きい場合は、食べやすいサイズに調整してください。
● レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません。(ただし、この時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。

レシピ・記事提供:まいにちの手を動かす食事で、すくすく育つ 1〜3歳発達を促す子どもごはん(中村美穂著、日東書院本社)

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