生まれてくる赤ちゃんのためにベビー用品を準備するのは、楽しい時間ですよね。必要なものがたくさんあるなかで、いくつかは手作りしてみたいと考えている人も多いのでは。店頭やネットショップで、気に入った素材や柄のベビー用品が見つからないときにも、手作りはおすすめですよ。今回は、人気の手作りベビー用品9つと、それぞれの作り方をご紹介します。
ベビー用品を手作りするときのポイントは?
初めてベビー用品を手作りするときは、何から始めたらいいのかわからないこともありますよね。下記のポイントを参考にしながら、楽しく手作りしましょう。
材料・道具を確認
必要な材料をしっかりとチェックして準備しましょう。布、糸、ボタンといった基本的な材料だけでなく、レース、ファスナー、中綿などを使うことも。
針、裁ちばさみ、定規、チャコペンといった基本的な道具を揃えたうえで、ほかに必要なものがあれば事前に用意しておきましょうね。
ミシンか?手縫いか?
ベビー用品によって、ミシンが必要なものもあれば、手縫いで作れるものもあります。ミシンを持っていない人は、手縫いで作れるグッズを選びましょう。
なかには、ミシンでも手縫いでも作れるものもあります。手縫いは、手作り感や温かみが出るので、あえて手縫いで作るのもおすすめですよ。
ミシンは、子供が幼稚園や小学校に入ると、頻繁に使うようになります。これを機に、購入を検討するのもいいですね。
楽しむ気持ちを忘れずに
最初はわくわくしながら作り始めたベビー用品も、出産予定日が近づいたり、ほかに忙しいことがあったりすると、ついつい「早く完成させなくては」と焦ってしまうことがあります。
しかし、あくまでも妊娠中の楽しみとして、リラックスした気持ちで作るようにしましょう。
手作りを始めたからといって、すべてを手作りで揃える必要はありません。市販のものと組み合わせながら準備をしてくださいね。
赤ちゃん向けの手作りベビーグッズ
ここでは、産後すぐに使うベビーグッズの作り方をご紹介します。どれも赤ちゃんの肌に直接触れるものなので、肌にやさしい素材を選んで作りましょう。
ガーゼハンカチ
授乳のたびに使うガーゼハンカチは、何枚あっても困りません。ガーゼ生地2枚を縫い合わせていくだけなので、手作り初心者でも簡単に作ることができますよ。サイズを変えれば、沐浴用のガーゼも作れます。
おくるみ
退院時、赤ちゃんを抱っこするときに必須のおくるみ。お昼寝用のブランケットやオムツ替え時のシートとしても長く活躍しますよ。やわらかいガーゼ生地やタオル地で作ってあげましょう。
授乳ケープ
お出かけのときに便利な授乳ケープ。赤ちゃんのブランケットや、ママのストールとしても使えます。下記で3タイプの作り方をご紹介しているので、お好みの授乳ケープを作ってみてくださいね。
手作り初心者におすすめなベビー用品は?
手縫いで簡単に作れるベビー用品は、裁縫に慣れていない妊婦さんにもおすすめです。そのなかでも、今回はスタイの作り方をご紹介します。
スタイ
生後3ヶ月頃になると、赤ちゃんのよだれの量が増えてくるので、スタイは何枚あっても重宝します。様々な色や柄の生地で作って、赤ちゃんの服に合わせてコーディネートするのもいいですね。
最初はボタンをつけないで作っておき、使うときに赤ちゃんの首回りのサイズを確認してボタンをつけるのもおすすめです。
材料
● 表地:縦40×横40cm 1枚
● 裏地:縦40×横40cm 1枚
● 面ファスナー(ホックやスナップボタンでも可)
用意するもの
● 裁ちばさみ
● 糸切りばさみ
● 手縫い糸
● 針
● マチ針
● チャコペン
作り方
1. 赤ちゃんの首に合うサイズで好みの形の型紙を作り、型紙に合わせて布を裁断する
2. 生地を中表にして重ねて、内側から外側に向けてマチ針でとめる
3. 返し口を5~6cm程度残し、端から1cmのところを縫う
4. 表に返して形を整える
5. 返し口をまつり縫いする
6. 丸く切った面ファスナーやボタンを取り付けて、首の後ろで留められるようにする
赤ちゃんとのお出かけで役立つ手作りベビー用品
待ちに待った赤ちゃんとのお出かけ。外に持っていくベビーグッズは、オリジナリティのある手作りでちょっと差をつけてみてはいかがでしょうか。ここでは、おむつポーチとエルゴのよだれカバーの作り方をご紹介します。
おむつポーチ
おむつポーチはお出かけのときにあると便利なアイテムです。好みに合わせて、ファスナー付きや封筒型、巾着型から選んで作ってみてくださいね。
エルゴのよだれカバー
よだれカバーは、抱っこ紐のショルダーベルトが赤ちゃんのよだれでビチョビチョになるのを防いでくれます。手作りならサイズ調節もできるので、エルゴ以外の抱っこ紐にも使うことができますよ。
赤ちゃんが女の子だったら手作りしたいベビーグッズ
女の子の赤ちゃんには、リボンやレースをあしらったかわいいベビーグッズをたくさん作ってあげたいと思っているママも多いですよね。まずは、手縫いで簡単に作れるベビーヘアバンドから挑戦してみてはいかがでしょうか。
ベビーヘアバンド
ベビーヘアバンドは、まだ髪の少ない赤ちゃんにもつけることができます。顔まわりがパッと華やかになるので、ちょっとしたお出かけのときに重宝しますよ。レースやリボンにコサージュをつけて、オリジナルのヘアバンドを作ってみてくださいね。
人気のベビー用品も手作りに挑戦
ハンドメイドに慣れてきたら、最近話題のベビー用品も手作りで作ってみましょう。
トッポンチーノ
「トッポンチーノ」は、イタリア発祥の赤ちゃん用の小さな布団。トッポンチーノの上に寝かせたまま赤ちゃんを抱っこしたり、ベッドにおろしたりすることで、赤ちゃんが安心するといわれていますよ。生まれたばかりの赤ちゃんの肌にやさしい生地を選んであげてくださいね。
赤ちゃんのために手作りベビー用品を!
ベビー用品を手作りすると、赤ちゃんに会える日がますます楽しみになってきます。妊娠中は、思うように体を動かせなかったり、つわりで家にこもりがちになったりしますが、ベビー用品を作ることは、いい気分転換になりますよ。
妊娠中だけでなく、出産後に少し余裕ができたときにも手作りはおすすめです。一針一針にママの愛情をたっぷり込めて、すてきなベビー用品が完成するといいですね。