赤ちゃんは、生まれてしばらくは寝てばかりの生活ですが、起きている時間はなるべく遊んであげたいですよね。しかし、生まれて間もない赤ちゃんとどうやって遊べばいいのか、悩むママやパパは少なくありません。そこで今回は、新生児期や生後1ヶ月の赤ちゃんとの遊び方について、この時期におすすめのスキンシップがとれる遊びをご紹介します。
新生児・生後1ヶ月の赤ちゃんとの遊び方は?
新生児期や生後1ヶ月頃の赤ちゃんは、まだ授乳時のママの体がようやく見えるくらいの視力しかありません。
しかし、皮膚の刺激には敏感で、優しく触られたり、抱っこされたりすると、赤ちゃんは心地よい気分になります。ママやパパと触れ合うことは、人とのつながりを感じさせ、学習意欲を高める効果があるといわれていますよ。
また、大人が赤ちゃんに話しかけるときに自然と出る、少し高い声も大好き。
子供の遊びというと、「何かおもちゃを買ってあげよう」と考えがちですが、この時期の赤ちゃんはまだおもちゃで遊ぶことができません。道具よりも、ママやパパとの触れ合いを通して、愛情を伝えてあげながら遊びへの好奇心を育ててあげましょう。
新生児・生後1ヶ月の赤ちゃんとスキンシップをとる遊び方とは?
ここでは、新生児・生後1ヶ月の赤ちゃんとスキンシップがとれる遊びとして、「ふれあい遊び」をご紹介します。ふれあい遊びは、自分の体を認識するのにおすすめの遊び方。2人で寝転がって、顔を近づけて遊んであげましょう。
赤ちゃんとのふれあい遊び
● 体とことこ
指をピースするように2本立て、指で歩くように赤ちゃんの頭から体を移動します。触れた部分を「おててだねー」「次はお腹にいくよー」と話しかけてあげると、赤ちゃんが笑いながら反応してくれますよ。自分の体や手足がつながっているのだと学ぶことができます。
● 並べてつんつん
「〇〇ちゃんのお鼻、ママのお鼻」と言いながら赤ちゃんの手でそれぞれの鼻を触ります。顔の他の部位も同様に、赤ちゃん・ママと交互に触れさせてあげましょう。ママの顔がみえるように、目の前に顔をもっていってあげるのがポイントです。
● お口でぶーっ
ママの口を赤ちゃんの体にくっつけて息を「ぶーっ」と吹き、音を出します。聞いたことのない音に、赤ちゃんはびっくりして笑ってくれますよ。反応したら「ぶっぶっぶっ」と、リズムを変えてみるとさらに楽しめます。赤ちゃんのご機嫌を直すのにも使える便利な遊びですよ。
新生児・生後1ヶ月の赤ちゃんと遊ぶときの注意点は?
新生児や生後1ヶ月の赤ちゃんとスキンシップをとるときは、大きく体を動かしたり、激しい音を聞かせたりしないようにしましょう。
首がすわっていない新生児や生後1ヶ月目あたりは、無理な体勢をとらないようにすることも大切です。大人の骨や筋肉のように、鍛えれば強くなるという段階ではないため、首をしっかりと支え、ゆっくりと静かに遊んであげます。
この時期はまだ体が未発達なので、強い圧をかけないよう注意しましょう。特に、胸やお腹あたりに触れるときは、赤ちゃんの様子を見ながら、触れる程度から始めてください。
また大きな音や声を出すと、赤ちゃんが驚いてストレスを感じたり、リラックスできなくなるので気をつけましょう。
赤ちゃんとスキンシップをとるときは、ベビーマッサージのように服を脱がせて行う方法もあります。そのときは室温に注意し、寒くないようにしてあげましょう。肌に触れるときは、保湿も兼ねて肌を傷つけないよう、マッサージ用のオイルなどを使用すると良いですね。
その日の機嫌や体調などもしっかり見極め、無理のない範囲で遊んであげましょう。
新生児・生後1ヶ月の赤ちゃんとの遊び方は親子のふれあいを意識して
新生児・生後1ヶ月の赤ちゃんとの遊び方について紹介してきましたが、この月齢の赤ちゃんはママ・パパが何かしてあげても笑ったり、声を出して反応してくれることはそう多くありません。
しかし、耳はよく聞こえているので、ママやパパが赤ちゃんに話しかけてあげることは、その後の発達にいい効果をもたらします。
皮膚への刺激も感じているので、「まだわからないから」と無言で行うのではなく、話しかけたり歌ったりと、スキンシップをとりながら積極的に声かけをしてあげるようにしましょう。
赤ちゃんとスキンシップを取ることで、ママも情緒が安定するといわれています。新生児期から生後1ヶ月頃は特に、遊びを通してスキンシップを活発に行い、赤ちゃんの成長もサポートしてあげたいですね。