生理用ナプキンといえば、ショーツに貼り付けるシートタイプを思い浮かべますよね。一般的には、このタイプのナプキンを使っている人が多いですが、なかにはパンツ型のナプキンも存在します。パンツ型のナプキンは、いったいどんなときに使うと良いのでしょうか?今回は、パンツ型のナプキンがどんなものなのか、メリットやおすすめ商品もあわせてご紹介します。
パンツ型(ショーツタイプ)のナプキンがあるってほんと?
生理用ナプキンには、ショーツとナプキンが一体になった、パンツ型(ショーツタイプ)のナプキンがあります。大部分は動きやすいよう伸縮性のある素材でできていて、股の部分に生理用ナプキンと同じ吸収体がついています。
「大人用のおむつとどう違うの?」と疑問に思うかもしれませんが、どちらも水分を吸収する吸収体が入っているため、それほど大きな違いはありません。
しかし、あくまでも生理用の吸収力で作られているため、おむつの代用として使うことはできないといわれています。
パンツ型(ショーツタイプ)のナプキンはどんなときに使うの?
パンツ型のナプキンは、ショーツとナプキンが一体になっているため、吸収体の部分から多少経血が漏れてしまっても、布のショーツほどすぐにはスカートやズボンまで漏れないのが特徴です。お尻まですっぽりと覆ってくれるのも、安心できますよね。
そのため、「もともと経血の量が多い」「生理の時期によって一時的に経血の量が増える」という人が、経血の漏れを防ぐために使うことが多いようです。
立ったり座ったりすることが多く、忙しくて頻繁にナプキンの交換ができないことが多い、介護系や保育関係、白い服を着ることが多い医療系などに携わる女性が、経血が多い時期だけ使っているケースもあるようですよ。
パンツ型のナプキンは、以下のときにもおすすめです。
・経血量が多い日に体を動かす予定がある
・生理のたびに布団のシーツを汚してしまう
・産後で悪露の量が多い
・ナプキンを取り替える時間があまりない
パンツ型(ショーツタイプ)ナプキンのメリット・デメリットは?
パンツ型ナプキンは、とにかく漏れにくいのが最大のメリットです。しかし、一般的なナプキンとはサイズも使い方も異なります。デメリットと感じやすい部分も把握したうえで使用しましょう。
主に、以下のようなメリットとデメリットがあります。
ショーツタイプのナプキンのメリット
・ 経血量が多い日も漏れを気にしなくて済む
・ 生理中に服の色を気にせず着られる
・ 頻繁にナプキンの交換ができないときに便利
・ 生理中の旅行などで布団を汚したくないときでも安心
・ 生理中でも気にせずスポーツができる
ショーツタイプのナプキンのデメリット
・ サイズが大きく、携帯するときにかさばる
・ お尻全体を覆っている分、通常のナプキンよりも蒸れることがある
・ 通常の夜用ナプキンに比べて割高
・ 人によって肌質に合わないこともある
パンツ型(ショーツタイプ)ナプキンのおすすめ商品や口コミは?
パンツ型ナプキンは現在、花王から「ロリエ 超吸収ガード 安心ショーツ」が販売されています。
使い方は、普通のショーツのようにはくだけ。交換するときは、サイドの接続部分を引っ張るように破いてから取り外しましょう。
ロリエ 超吸収ガード 安心ショーツ
出典: www.kao.comお尻まですっぽり覆ってくれる、花王の「はくタイプ」の生理用ナプキン「ロリエ 超吸収ガード 安心ショーツ」。
サイズは、M~Lサイズのワンサイズ。ウエストは64~77cm、ヒップは87~100cmです。特別に心配な夜や、長時間取り替えられない日におすすめです。
- 税込価格
- 400円
ロリエ 超吸収ガード 安心ショーツの口コミ
口コミ
・一番長いタイプのナプキンでも、お尻を伝って腰まで経血が漏れてしまうことが。ショーツタイプのナプキンを使うようになって、生理中の夜が快適です。
・今まで、通常のナプキンを重ねてつけていたけど、それでも漏れが気になって、夜にぐっすり寝られませんでした。ショーツタイプを使ってから、今のところまだ漏れた経験はありません。
・経血が漏れて、汚れてしまったショーツや布団のシーツを洗う手間がなくなりました!
パンツ型のナプキンは通常のものと併用して使おう
パンツ型のナプキンは、経血が多いときに一時的に使うのがおすすめです。経血の量が減ってきたら、通常のナプキンと切り替えるなど、他の生理用品と併用して使うようにしましょう。
パンツ型のナプキンは長時間つけられるという特徴がありますが、1日中つけっぱなしで良いというわけではありません。炎症してかぶれなどを引き起こさないためにも、生理中のショーツ内は清潔な状態を保つことが大切です。
また、パンツ型のナプキンは、主に経血量が多い場合に使用されると思いますが、経血量が多すぎる場合、「過多月経」の可能性もあります。
治療を行うことで経血量が変化することもあるので、昼間にもパンツ型のナプキンが手放せないという状況が続く場合は、婦人科で相談してみてくださいね。