おりもので排卵日がわかる?排卵前は量が多い?粘り気もあるの?

生理やおりものは体からのサインですが、特に妊娠したいと思っている女性にとっては、おりものの変化は見逃せない兆候のひとつです。基礎体温表や排卵検査薬で排卵日を予測することができますが、おりものの変化からも排卵日をある程度予測することができます。今回は排卵日のおりものの特徴についてご紹介します。

おりものとは?排卵日に変化する理由は?

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おりものとは、膣から子宮腔をつなぐ子宮頸管から分泌される頸管粘液と、膣壁の古い細胞などが混ざり合った分泌物のことをいいます。通常は、少し粘り気のある透明な液体で、大きく二つの役割を担っています。

一つは、自浄作用です。おりものは膣内部を清潔に保ち、細菌が膣を通って、体の中に入ってくるのを防ぎます。

もう一つは、精子が卵子と受精するためのサポートです。排卵日付近は、特におりものの量が多い時期ですが、子宮口から出るおりものによって、精子は膣内に進入して、子宮にたどり着きやすくなります。

外部からの侵入を防ぐ期間と、精子を受け入れる期間で役割が真逆になるため、おりものの量や色、状態が変化しているのです。

おりものは排卵に合わせてどう変化するの?

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おりものを上記のように変化させているのは、エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンによって状態や量が変化します(※1)。

生理周期は、生理中(月経期)、生理開始から排卵までの期間(卵胞期)、排卵の前後数日(排卵期)、着床の準備を行う期間(黄体期)の4つに分かれます。このうち、卵胞期、排卵期、黄体期に合わせて、エストロゲンとプロゲステロンの分泌量が増減し、おりものを変化させています。

具体的には、エストロゲンは卵胞期から徐々に増えて、排卵期前にピークを迎え、排卵後は徐々に減っていきます。一方で、プロゲステロンは排卵直後から量が増え、黄体期の途中でピークを迎えます。

おりものはエストロゲンやプロゲステロンの量によって次のように変化します。

エストロゲンの増加によるおりものの変化

● 粘度が低い
● 10cm以上伸びる
● 無色透明
● 量が多い

プロゲステロンの増加によるおりものの変化

● 粘度が高い
● 伸びない
● 不透明
● 量が少ない

おりもので排卵日がわかるの?量が多くて粘り気がある?

おりもの

生理周期でまとめると、おりものの量や状態は次のように変化しているため、排卵日が近づいているかどうかを予測することができるのです。

生理の直後

おりものの量がもっとも少なく、サラっとして粘り気がない。

卵胞期

おりものの量が少しずつ増えていく。乳白色で、サラサラとして粘り気がない。

排卵直前

おりものの量がもっとも増える。透明で水分が多く、卵白のように見えるが、指でつまむとネバネバと伸びる。

黄体期(排卵後)

色が白濁し、指でつまむとペタペタする。量が減り始めるが、生理前になるとまた少しずつ増える。

以上のことから、排卵直前には、量が多く、粘着性があって長く伸びるようになります。具体的には、下着についたおりものを親指と人さし指で触って広げると、7~10cm近く伸びて途切れなくなり、水の中に入れても溶けません。そして、排卵日の直前にもっとも量が多くなります。色は基本的には透明ですが、少し白くなることも。

一般的に、おりものが少し減った頃に排卵が起きますが、精子は透明なおりものがあるときの方が子宮に到着しやすくなります。そのため、妊娠を目指すのであれば、透明なおりものが一番多くなる日に性交を行うのがおすすめです。

排卵日はおりものの量や色、粘り気だけでわかる?

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おりものの量が増えて透明になり、指でつまむと伸びるようなら、排卵日が近い証です。ただし、おりものの観察だけで排卵日を見極めるのは至難の業。

状態が変わり始めてから排卵までの時間には個人差があるからです。おりものの変化を目安にして、基礎体温や排卵検査薬などの方法を組み合わせることで、排卵日予測の精度を高めることができますよ。

より正確に知りたいという方は、婦人科に相談するのがおすすめです。超音波検査で卵胞の成熟度を見て排卵日を判定してもらうことができます。

排卵日の他に、おりもので病気もわかるの?

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女性にとって、おりものは健康のバロメーターです。排卵日の兆候だけでなく、おりものの変化は病気のサインかもしれません。

下記のおりものの状態にあてはまる場合は病気にかかっている恐れもあるので、婦人科の受診を検討してください。

● 白いチーズのようなポロポロしたおりものでかゆみがある:カンジダ膣炎の可能性
● 黄色や黄緑色のおりもので、小さな泡がある:トリコモナスなどの可能性
● においがある:細菌感染の可能性
● おりものが多くなり、足の付け根を押さえるとしこりがあって痛む:クラミジアの可能性
● 痛みだけがある:ヘルペス外陰炎の可能性

おりものをチェックして排卵日を把握しよう

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月に一度の排卵日なので、より正確にタイミングをつかみたいですよね。おりものは、体の状態を教えてくれます。日頃からおりものの状態を把握しておくと、体の異変にいち早く気がつくだけでなく、妊娠確率を高めることもできます。

まずは次の生理が始まる17~18日前から、おりものを毎日チェックして、排卵日前のおりものの特徴をつかみましょう。おりものに気になる変化がある場合は、早めに婦人科を受診してくださいね。

※1参考文献: 株式会社メディックメディア『病気がみえるvol.9 婦人科・乳腺外科 第3版』 P.22

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