離乳食がはじまると、少しずつ食材の幅が広がり、赤ちゃんの味覚はどんどん発達していきます。しかし、離乳食は「なかなか食べてくれない」「嫌がる」といった悩みもつきもの。
そこで今回は、赤ちゃんが自然と食べる楽しさを体感することができる、離乳食期におすすめの育児グッズ「モグフィ」について紹介します。
モグフィとは?
出典: kidsme.jpモグフィとは、おしゃぶり型の離乳食グッズ(フィーダー)のことで、0~3歳の食事やオーラルケア商品を開発している、イギリスのブランド「kidsme」が販売しています。
おしゃぶりのシリコン部分に離乳食の食材を入れることができ、赤ちゃんが口の中で潰すとシリコンの穴から食材が出てくるのが特徴。赤ちゃんが自分で食材を噛んだり、吸ったりして、離乳食を食べることができます。
離乳食初期の赤ちゃんに多い、「スプーンの感触や素材の抵抗感から、離乳食を食べない」といった、ママやパパの悩みから生まれ、世界中で800万人を超える赤ちゃんが体験しています(※1)。
食材がしっかりと潰されて出てくるので、低月齢に起こりやすい誤嚥の防止にもつながると、日本でも注目を集めています。
モグフィはいつから使えるの?
モグフィは、月齢や離乳食の進み具合に合わせて、シリコンサックのサイズを変えることができます。早くて生後4ヶ月から使えるタイプ、離乳食が始まった生後6ヶ月から使えるタイプがあります。
離乳食を作るときは、ママがブレンダーやすり鉢でペースト状にするのが主流ですが、毎回となると意外と重労働。モグフィなら、赤ちゃん自身が食材を潰せるので離乳食の準備を時短できます。
以下の方法で、赤ちゃんの成長に合わせながら、モグフィを使ってみましょう。
モグフィの使い方
1. 月齢に合わせた食材を準備する
2. 熱を通してやわらかくした食材を粗切りする
3. 粗切りした食材をシリコンサックに入れる
4. 「パチン」という音がするまでロックする
5. 食材が熱くないかチェックしたら、赤ちゃんの口元に持っていく
モグフィの価格や口コミは?
モグフィには、S/M/Lサイズに加え、お粥やスープ系を自分で握りながら食べることができる「チューチューモグフィ」、生後6ヶ月以降の離乳食の量が増えてきた時期に、Lサイズより大容量の「モグフィプラス」もあります。
モグフィは、衛生上、月に1回程度の目安でおしゃぶり部分を交換することをメーカーは推奨していますが、2個セットのリフィルも販売されているので便利ですね。
1. モグフィ(M/Lサイズ)
生後4ヶ月からも使えるMサイズと、生後6ヶ月から使えるLサイズの「モグフィ」。本体付きで、赤ちゃんが両手で持ちやすいのが特徴で、カラーは3色から選べます。
口コミ
・最初は興味を持たせるために大好きなバナナを詰めてあげてみたら、上手にカミカミしてごっくんしてくれました。
・モグフィーに入れてあげたらペロッと食べてくれます。
- 税込価格
- 1,650円
- 色
- アクアマリン/ライム/ラベンダー
リフィル(S/M/Lサイズ)
全て2個セットで購入できる「モグフィ」のリフィル。本体が1つあれば、リフィルを購入するだけで成長に合わせて交換できます。衛生管理としての付け替えにもおすすめです。
- 税込価格
- 800円〜
- サイズ
- S/M/L
2. モグフィプラス
モグフィプラスは、モグフィのLサイズよりも約1.5倍の容量で、たくさん食べられるようになった頃におすすめです。柄の部分は、片手でも握ることができる輪っかタイプになっています。
口コミ
・モグフィを使っていますが、食べる量が増えてきたのでこちらに変更しました。喉に詰まらせることがないので安心です。
・友達が使ってるのを見て購入してみました。グチャグチャになる食べ物も上手に食べていて便利です!
- 税込価格
- 2,000円〜
- 色
- アクアマリン/ラベンダー/ライム/パッション
3. ステップアップセット
モグフィ本体2種と、S/M/Lサイズのシリコンサック、モグフィホルダーがついた「ステップアップセット」。自宅用、携帯用に使えて便利です。
- 税込価格
- 4,070円
- 色
- ライム アクアマリン/ライム ラベンダー
4. チューチューモグフィ
モグフィシリーズの中でも、お粥やスープ向けに作られた「チューチュー モグフィ」。筒状の部分に入れると、赤ちゃんが握る力で自然と中身を押し出すことができます。
口コミ
・自分で吸って食べられるのが楽しいのか、飽きずに吸っています。
・離乳食自体を食べたり食べなかったりしていたのですが、モグフィを取り入れてから食べてくれてうれしいです。
- 税込価格
- 2,640円
モグフィを使うメリット・デメリットは?
モグフィは、生後4ヶ月から使えるとはいえ、焦らずゆっくり、赤ちゃんのぺースで進めていきましょう。
「食事=楽しい」という体験を積ませることで、食事に対する意欲が増すというメリットもありますが、無理強いをすると、食事に嫌なイメージがついてしまうというデメリットもあります。
あまり早いうちから、あれもこれもと食材を増やすことは、消化器官が未熟な赤ちゃんの体には負担になってしまいます。栄養バランスも大切ですが、食材の味や感覚に慣らすことからはじめてくださいね。
また、成長してハイハイができるようになっても、モグフィをくわえながら移動しないように注意しましょう。しっかり座らせてからモグフィを使ってください。
モグフィは歯固めとしても効果的
モグフィはおしゃぶりタイプなので、赤ちゃんが自分のタイミングで口元へ持っていけるというのも楽しさの1つです。
また、シリコンサックの部分は歯がためとして利用もできます。歯茎をしっかり刺激しつつ、あごの発達を助けることにも効果的ですよ。
モグフィで離乳食の楽しさを体感しよう
離乳食がはじまると、つい肩に力が入ってしまうものですが、モグフィなどの便利グッズを活用しながら、ママやパパも無理なく取り組むことが大切です。モグフィを通じて、赤ちゃんが食事を楽しむことを覚えられるといいですね。
下記では、離乳食におすすめのスプーンを紹介しています。スプーンを嫌がることが続く場合は、モグフィと並行して使うスプーンを見直してみるのもおすすめですよ。
※表示価格は、時期やサイトによって異なる場合があります。詳細は必ずリンク先のサイトにてご確認ください。
※1 kidsme HP