2歳頃になると、男の子も女の子もだんだんと言葉が出てくるようになりますね。この時期に絵本を読み聞かせてあげると、言葉や情緒の発達をより促すことができ、読書好きな子供に成長していくといわれています。
今回は、保育士が2歳頃の子供におすすめの絵本を厳選!こそだてハックで人気の絵本と合わせて、15冊ご紹介します。
2歳児向けの絵本の選び方は?

シンプルでわかりやすい本
2~3歳の子供には文章がシンプルで、分かりやすい絵本を選んであげるのがおすすめです。さらに絵や音の使い方が印象的で面白いものだと、絵本の世界にどんどん入り込んでくれますよ。ママも感情を込めて読み聞かせをしてあげてくださいね。
子供が好きな題材の本
子供が好きなキャラクターや動物が出てくるものを選ぶと、物語に興味を持ちやすくなります。まずは「本を読むのが楽しい!」と感じてくれるよう、子供に馴染みのある題材の絵本を選ぶと良いですね。
保育士が厳選!2歳児におすすめの絵本
1. おつきさまこんばんは

暗い夜、屋根の上からぽっかりと姿を表したお月さま。まんまるなお顔が、にっこりします。途中で雲に遮られて隠れてしまいますが、また現れて「あーよかった」。おつきさまの表情が変わるのにつられて、子供の表情も変わりそう。
「こんばんは」と一緒に声をそろえて読めば、子供のお気に入りのあいさつになりそうですね。あいさつを交わすことの楽しさや幸福感を感じられる、優しい絵本です。
- 税込価格
- 880円
- 著
- 林 明子

れいこ先生
保育園の帰り道、お月様をみつけると、娘がよく絵本と同じように「お月様こんばんは」と言っていました。文字数が多すぎないので、お話を覚えて朗読する子供の姿が見られるかもしれませんね。
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2. ねないこだれだ

おばけ絵本のベストセラーといえば『ねないこだれだ』。「子供の頃に読んでもらった懐かしい思い出がよみがえる」というママも多いかもしれませんね。2~3歳の子供は、ちょっと怖がりながらも実はおばけが大好き。
ラストは子供にとってはなかなかのインパクト。子供の想像力をかき立てるストーリーで、寝かし付けにも効果的です。
- 税込価格
- 770円
- 著
- せな けいこ

れいこ先生
こどもが大好きな「オバケ」シリーズ。寝かしつけに手を焼いていたときに出会った一冊です。ふふふと笑ってしまうような微笑ましい内容で、子供も怖がらずに最後まで楽しめますよ。
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3. ぜったいに おしちゃダメ?

この絵本には、ひとつだけルールがあります。それは、このボタンを押しちゃだめ、ということ。でも、不思議なモンスターが「押したらどうなるんだろう?」「押しちゃおうか?」と誘惑してきて…。
子供参加型のこの絵本は、「やっちゃだめ」と言われると、無性にやりたくなってしまう子供心を上手にくすぐります。普段じっとしていられない子でも、この本にはきっと夢中になりますよ。
- 税込価格
- 1,078円
- 著
- ビル・コッター

れいこ先生
子供参加型の絵本です。この絵本にまっすぐ興味がいくので、お話を聞くのが苦手な子も、最後まで絵本の世界に引き込まれていました。子供の笑顔がたくさん見たいときに読んでみて下さい。
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4. くれよんのくろくんシリーズ

クレヨン達はまっしろな画用紙を見つけて大喜び!チョウチョ、お花…と描いていきます。ところが、くろくんだけは出番がなくてしょんぼり。でも、意外なところで大活躍することに…?
1作目の「クレヨンのくろくん」をはじめとした人気のシリーズです。身近なアイテムであるクレヨンたちの活躍に、子供たちの胸は躍りそう。お絵かきの楽しさや、友達を思いやる気持ちを教えてくれる絵本です。
- 税込価格
- 1,265円〜
- 著
- なかや みわ

れいこ先生
ちょうど、お友達とのやりとりでぶつかる時期。親もどう伝えようか…と悩む場面があると思います。この絵本は「仲間」や「思いやり」を子どもにわかりやすく伝えてくれます。クレヨンシリーズは絵も可愛くて人気ですよ。
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5. ひとりでうんちできるかな

トイレをテーマにした、楽しい仕掛け絵本。かわいいキャラクターたちが、おまるやトイレでおしっこやうんちをがんばる姿が描かれています。それぞれ個性的なうんちをするのが面白く、子供も自然と引き込まれます。
排泄すること、おまるに座ることを自然と学ぶことができるので、トイレトレーニング前に読み聞かせるパパ・ママが多いですよ。「この絵本のおかげでトイレに行くようになった!」と嬉しい口コミも多く寄せられています。
- 税込価格
- 748円
- 著
- きむら ゆういち

れいこ先生
トイレトレーニングが始まる頃に読みました。仕掛け絵本になっているので子供の食いつきは抜群。新しいことにチャレンジするときには、こういった仕掛け絵本が大活躍します。他のシリーズもあるので、ぜひチェックしてみてください。
▼ 同じ著者の作品はこちら
次からは、こそだてハックで人気のある、2歳頃の子供におすすめの絵本を紹介します。
2歳児の絵本は子供が夢中になるものを!
6. ぞうくんのさんぽ

散歩にでかけたやさしいぞうくん。かばくんとわにくん、かめくんに出会い、みんなを自分の背中にのせてあげます。このまま、のほほんと物語が進んでいくかと思いきや、ぞうくんの足取りが危うくなってきて…。
緩急のある展開に、子供もわっと驚くこと間違いなしですよ。シリーズ化もされている人気作で、動物が大好きな子供におすすめの絵本です。
編集部のおすすめポイント
ほのぼのしたぞうくんたちの表情や会話が愛らしく、ファンの多い作品です。子供たちも暗記出来るくらいのシンプルな文章なので、親子で一緒に楽しんでくださいね。
- 税込価格
- 990円
- 著
- なかの ひろたか
- レタリング
- なかの まさたか
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7. おたすけこびと

家族がおでかけしている間に、キッチンに登場したのは大勢の小人と、たくさんのはたらく車。ショベルカーやクレーン車、ブルドーザーを使って、すくったり、かきまぜたり、流したり…。小人たちは何を作ろうとしているのでしょうか?
車好きの子供はもちろん、少しずつ全貌が見えていくその展開に、子供たちは夢中になりそう。読むほどにわくわくする、夢のある絵本です。
編集部のおすすめポイント
乗り物絵本かと油断しているとびっくりしてしまうかも?おままごとが好きな女の子も夢中になる楽しいストーリーです。細かい描写にも注目してくださいね。
- 税込価格
- 1,650円
- 作/絵
- なかがわ ちひろ/コヨセ ジュンジ
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2歳児の絵本は、身近な題材がおすすめ
8. パンツのはきかた

トイレトレーニング時期の2~3歳の子供に特におすすめなのが、こちらの『パンツのはきかた』。こぶたの女の子と一緒にパンツのはき方を練習しましょう。
おむつを卒業して1人でパンツをはくことは、子供にとって一大イベント。一生懸命パンツをはくこぶたの姿に親近感を覚え、子供のチャレンジ精神が湧くきっかけになるかもしれませんよ。
編集部のおすすめポイント
巻末にパンツのはきかたの楽譜が付いているので、ぜひチェックしてみてください。歌いながら楽しく読み聞かせするのもおすすめです。
- 税込価格
- 990円
- 作/絵
- 岸田 今日子/佐野 洋子
9. ねずみさんのながいパン

小さなねずみが、長いパンを抱えて走る姿がキュートなこちらの絵本。ねずみはトコトコ走りながら、きりんやぞうなど様々な動物たちが家族で楽しそうにごはんを食べている光景に出会います。
動物たちが美味しそうに食事をする姿は、好き嫌いが多い子供に食への興味を持たせたいときにもぴったり。「この本のおかげで子供がパンを食べられるようになった」という喜びの口コミも。
編集部のおすすめポイント
ストーリーのある絵本をそろそろ読んであげたいというときにもおすすめの1冊です。どの動物さんのお家の食卓なのかな?と想像しながら読み進めてくださいね。
- 税込価格
- 990円
- 著
- 多田 ヒロシ
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10. なにをたべてきたの?

食べたものの色に染まっていく白ぶたくんが主人公の『なにをたべてきたの?』。色鮮やかで見ているだけでも楽しくなってくるような絵本です。
「りんごを食べたらどうなるのかな?」と、子供の想像力をかき立てます。食べたものを自分の栄養として体に取り込むことを理解させてくれるので、食育の第一歩としてもぴったりですよ。
編集部のおすすめポイント
次のページでは、ぶたくんはどうなっているのかな?とドキドキさせながら、子供たちの想像力を育んでくれる作品です。色彩も豊かなので、大人も引き込まれてしまいますよ。
- 税込価格
- 1,430円
- 作/絵
- 岸田 衿子/長野 博一
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2歳におすすめの絵本!声に出して楽しい
11. ピンポーン

動物たちのおうちにお届け物が届く、シンプルな繰り返しが楽しい『ピンポーン』。「ピンポーン」と音がする度に「何が届いたんだろう」とワクワクして、ページをめくる手も思わず早くなりそうです。
シルエットで動物を当てるクイズ形式になっていて、観察力や思考力も身につきますよ。小さめサイズなので、お出かけ用としても重宝しそうですね。
編集部のおすすめポイント
「ピンポーン」「どなたですか?」普段の生活の一部が絵本になっているので、子供たちも馴染みやすく、繰り返し楽しむことができますよ。
- 税込価格
- 880円
- 作/絵
- 中川 ひろたか/荒井 良二
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12. とんとん とめてくださいな

ハイキングに出かけた3匹のねずみは、途中で道に迷ってしまいます。ある家に泊めてもらうことになったのですが、実はその家の持ち主は…。最後まで子供と一緒に、ドキドキハラハラできる展開も魅力です。
「とんとん」というドアのノック音の後にページをめくる度、子供たちは「誰が来たんだろう」とソワソワ。動物たちがどんな会話をしているのか、子供と想像しながら読むのも面白いですよ。
編集部のおすすめポイント
シンプルで分かりやすいストーリーですが、ドキドキの展開と最後の安堵感が子供たちの心を引き付けます。温かみのある絵柄にも心癒されますよ。
- 税込価格
- 990円
- 作/絵
- こいで たん/こいで やすこ
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13. くだものだもの

色鮮やかな愛らしい果物たちがたくさん出てきて、絵を眺めているだけで子供の胸が高鳴りそうな絵本です。そこに果物の名前を使った言葉遊びが加わるので、目だけでなく耳でも楽しめますよ。
「バナナはなんばん?ななばんよ!」など、思わずクスリとしてしまうようなリズミカルな言葉がたくさん出てきます。子供でも口ずさみやすい言葉なので、一緒に口ずさんであげてくださいね。
編集部のおすすめポイント
言葉のリズムが良く、子供もすぐに覚えて口にできるのが魅力。イラストもかわいいので、くだものの名前を言い当てるだけでも楽しめそうです。
- 税込価格
- 972円
- 作/絵
- 石津 ちひろ/山村 浩二
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2歳児におすすめの絵本!目で見て楽しい!
14. いろいろ ばあ

「いろいろ…」のかけ声で、いろいろな色がいろんな形に大変身!そんな『いろいろばぁ』は、小さな子供が大好きないないいないばぁの、色バージョン。原色系のはっきりとした色使いで、2歳頃の子供の心をぎゅっと掴んで離しませんよ。
赤と青が混ざって紫、黄と青が一緒になると緑など、色の掛け合わせが楽しめるのもポイントです。続編もあるので、気に入ったらシリーズで揃えてみてくださいね。
編集部のおすすめポイント
短いストーリーなので、何度も繰り返し楽しめます。色の名前や、混ぜると何色になるかも学べるので、お絵かき好きの子供にぴったりです。
- 税込価格
- 935円
- 著
- 新井 洋行
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15. 英語でもよめる くまさんくまさんなにみてるの?

見開き2ページに渡って描かれる迫力あるカラフルな動物たちに、子供の目は釘付けになること間違いなし。次々に登場する動物たちの色を当てっこしたり、問答遊びをしたりと様々な遊び方ができますよ。
英語と日本語の両方でストーリーが綴られているので、英語絵本のデビューに最適。繰り返しの言葉が多く、英語でも頭に入りやすいところもポイントです。
編集部のおすすめポイント
英語絵本を読み聞かせしてあげたいママにおすすめです。エリックカールの美しいイラストが、ママの心も癒やしてくれますよ。
- 税込価格
- 1,540円
- 作/絵
- ビル マーチン Jr./ エリック カール
- 翻訳
- 偕成社編集部
絵本の読み聞かせで、2歳児の心を育もう
色々なことに興味を持ち始める2歳頃の子供。色、形、音全てが楽しいと感じる時期なので、イメージの広がる絵本は、きっと子供の想像力をかき立ててくれますよ。
下記では、2歳の女の子におすすめの誕生日プレゼントを紹介しています。2歳児がワクワクするようなアイテムが満載なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

アドバイザー:佐藤 令子
さとう れいこ
親和女子大学 児童教育学科 発達教育学部 卒業。
保育士と幼稚園教諭の免許取得後、現在は保育園で4歳児クラスを担当。子供が大好きで、子供目線でどう一緒に目の前の遊びを楽しむか、そして一緒に楽しむことを大切にしています。「人に優しく、自分を大切にできる子育て」が目標。プライベートでは、小学1年生の女の子の母。
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