子どもに絵本を読み聞かせてあげたいけれど、どんな本を選べばよいか迷うこともあるかもしれません。
そこで今回は、想像力を豊かにして思いやりの心を育んでくれる、読み聞かせにおすすめの絵本を12冊ご紹介します。
読み聞かせ絵本の選び方

子どもが興味を持ちやすい絵本
まずは絵本の楽しさを知ってもらうことが大切です。好きな動物が出てくるもの、親しみやすい言葉が出てくるもの、イラストが魅力的なものなど、子どもが興味を示しそうな絵本を選びましょう。
登場人物に感情移入しやすい絵本
相手の気持ちを考えられる「想像力」があると、思いやる気持ちを持つことができます。想像力を育てるには、絵本の世界に入り込めるかどうかも大切。子どもが共感しやすい魅力的な登場人物が活躍する絵本がおすすめです。
考えるきっかけを作ってくれる絵本
身近なものがいつもと違った視点から描かれていたり、新しい捉え方を提案してくれたりするようなストーリーは、子どもに「考える」きっかけを与えてくれます。大人も改めて考えさせられるような素敵な作品がたくさんありますよ。
思いやりの心を育める絵本!
1. いつもいっしょに

森の中にくまが一人ぼっちで住んでいました。ある冬の日、外で寒そうに立っていたうさぎをお家の中に入れてあげました。うさぎがいてくれるおかげで、くまは寂しい気持ちがなくなりましたが、そのうちあることが不安になってきてしまいます。
感動のラストを見て、相手がそばにいてくれることの尊さを教えてくれる絵本です。
- 税込価格
- 1,540円
2. おれはティラノサウルスだ

ティラノサウルスと、まだ空を上手に飛べないプテラノドンの子どもの切ない友情物語です。本来ならあっという間にプテラノドンはティラノサウルスに食べられてしまいますが、どうして二人は友情を育むことができたのでしょうか。
思いやりを持ちながら他人と関わることの大切さと、相手を思うがゆえに言葉で伝えられない気持ちがあることを教えてくれます。
- 税込価格
- 1,540円
3. 手ぶくろを買いに

冷たい雪で牡丹色になった子ぎつねの手を見て、母きつねは毛糸の手袋を買ってあげようと考えます。その夜、母きつねは子ぎつねの片手を人の手に変え、町へ送り出しました。
情感豊かな絵と共に、人間ときつねの心の交流を描きながら、子を思う親心はみんな同じなんだと気づかせてくれる名作絵本です。
- 税込価格
- 1,540円
4. しんせつなともだち

食べ物がない寒い冬のこと。お腹が空いたうさぎは、ふたつ見つけたかぶのうちひとつを、留守のろばの家に届けます。今度は、さつまいもを手に入れて帰ってきたろばが、そのかぶをやぎの家に…。
やさしさをのせたかぶが、動物たちのもとをめぐる心温まる名作絵本。このお話を通して、他者を思いやる気持ちを育むことができそうですね。
- 税込価格
- 1,320円
想像力や考える力を伸ばす絵本!
5. たいせつなこと

スプーンにとって大切なことは、上手に食べものを食べてもらうこと。雨にとって大切なことは、みずみずしく潤すこと。ものには存在するためにそれぞれ「大切なこと」があります。
自分を含め、すべてがかけがえのない大切なものだと気づくことができますよ。アメリカでは1949年から読み継がれているベストセラー絵本です。
- 税込価格
- 1,595円
6. じぶんだけのいろーいろいろさがしたカメレオンのはなし

カメレオンは「どうして他の動物と違って、自分の色がないのだろうか?」と悩んでいました。 春になって、彼は同じカメレオンの友達に出会い、素敵な答えを見つけます。
「スイミー」で有名な、レオ・レオニの色彩豊かな作品。シンプルで読みやすいのに奥が深く、子どもの心にもきっと何か発見をもたらしてくれるはずです。
- 税込価格
- 1,210円
7. りんごかもしれない

テーブルに置かれたひとつのりんご。もしかしたら反対側は、みかんかもしれない。中にはメカがぎっしり詰まっているかもしれない…。そんな想像がどんどん展開され、思わず大人も夢中になってしまう絵本。
想像力や発想力で世の中は果てしなく面白くなり、豊かに人生を楽しむことができる。そんなことを教えてくれる作品です。
- 税込価格
- 1,540円
8. わすれられないおくりもの

アナグマは「長いトンネルのむこうへいくよ。さようなら」という言葉を残して、この世を去ってしまいます。森の動物たちはアナグマとの思い出を語りはじめます。
大切な人を失った悲しみを知り、「死」とは何なのか、どう乗り越えていくのかを考えるきっかけになる物語です。読んだ後は胸の奥がじーんと熱くなるはずですよ。
- 税込価格
- 1,320円
9. ぼく、おつきさまがほしいんだ

モグラくんはお月さまを自分のものにしたくてたまりません。動物たちに「おつきさまをとるなんてできっこないよ」と言われても諦めません。
いつもは遠くに見えるお月さまを触ってみたいと思う子どもに、やさしく読み聞かせてあげたい絵本です。ラストのモグラくんの一言は、くすっと笑えて説得力があります。
- 税込価格
- 1,650円
家族の絆が深まる絵本!
10. おでかけのまえに

今日はピクニックに行く日。あやこはお母さんのお手伝いをしようとおにぎりをお弁当に詰めたり、お父さんのバッグのチャックを閉めようとしたりと、一生懸命。
お手伝いに失敗し、ぐちゃぐちゃのお弁当を前にして得意げなあやこ。そんな姿を見ても、怒らず和やかに見守るお父さんとお母さんの姿勢にも、心がほっこりします。
- 税込価格
- 1,100円
11. ずーっと ずっと だいすきだよ

犬のエルフィーと男の子は大の仲良し。でも、エルフィーは男の子よりも早く年を取り、ある朝死んでしまいます。深い悲しみに暮れながらも、男の子にはひとつ、なぐさめがあったのです。
気持ちを伝えることの大切さを教えてくれる絵本です。読み終えたらきっと、親子で「だいすきだよ」と言い合いたくなりますよ。
- 税込価格
- 1,320円
脳の専門家監修の絵本!
12. 脳の専門家が選んだ「賢い子」を育てる100のものがたり

脳画像研究の第一人者である瀧靖之教授が監修した乳幼児向けの読み聞かせ物語集。「桃太郎」「一寸法師」「ピノキオ」など、日本をはじめ世界の名作・昔話が100個紹介されています。
どれも短くまとめられているので親子でコミュニケーションを取りながら楽しめて、読み聞かせにぴったり。世界のさまざまなジャンルの物語に触れることで、子どもの興味や好奇心を育むことができるのもポイントです。
- 税込価格
- 2,035円
読み聞かせを通じて家族で読書を楽しもう
魅力的なストーリーで子どもの想像力や発想力、思いやりの心を養ってくれる絵本。親子のコミュニケーションツールとしても大いに活躍してくれますよ。積極的に絵本を読む時間を作って、子どもと一緒に読書を楽しめるといいですね。
下記では、4歳頃の子どもにおすすめの絵本をご紹介しています。ぜひあわせてチェックしてみてください。
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