
登場人物

娘:現在2歳。石橋を叩いて叩き割るほど慎重派。 家ではヤンチャだけど、外では母の足元にくっついて様子をうかがうタイプ。
私(もちこ):30↑主婦。時短勤務。ツイッターの人格がメインになりつつあるゲーム・マンガオタク。 最近、目の下のクマが悩み。
パパ:絵柄が安定しなくてあまりマンガに出なかったからか、今回編集の方から自己紹介の要望がなかったけど、こうやってマンガを描いていられるのはパパのおかげ。
第13話






「一緒にやろうか?」
この言葉をかけてみようと思ったきっかけは、自分の過去の経験からでした。
実家は和を重視するタイプでみんな怒らないし優しかったのですが、家の方針とは外れた意見を言うと「ワガママだね」「そんなこと言わないで」とよく言われていました。
そのせいか、若い頃は今よりも、できない時に人に助けを求めることがとても苦手でした。
勉強だけではなく、人とのやりとりが上手くいかなかった時、不満があるけどどう解決していいのか分からない時など、「こんなことを言ったら嫌われてしまうのでは?」「そもそもこんなことを思うこと自体間違ってるのかも」という考えになり、助けを求められない。
問題を一人で抱え込んで悩みを大きくし、そしてさらに自信をなくすという負のループでした。
すべて自分の中で起こっていることなので、家族も気づかなかったと思います。
けれど、これはもうムリだぞ……となった時に友達に助けを求めてみたら、自分が思っていた以上に話をよく聞いてくれて、モヤモヤしてたことが解決したという出来事がありました。
そして歳を重ねるにつれて「周りの人ってこんな親身に話を聞いてくれるのか!」と思うことが増え、娘には人に助けを求めることが当たり前になってほしいと思うようになったのです。
次回は、「一緒にやろうか?」という声かけをしたことで訪れた娘の変化について描きたいと思います。
次回は10月22日(火)配信予定です。お楽しみに!
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もちこ
作者