赤ちゃんがもらえる給付金のなかでも、もっとも身近な児童手当。2024年10月から一部制度の変更があり、すでに自治体からお知らせを受け取っている家庭も多いかもしれません。
今回は改めて、10月に変更された内容を中心に、児童手当についてご紹介します。
児童手当は2024年からこう変わる!

生活の安定と子どもの健やかな成長のために役立つことを目的とした児童手当。
今回変わるポイントは5つあります(※1)。
(親の所得に関係なく全ての子が対象)
2)支給対象の引き上げ
(中学卒業まで→高校卒業まで)
3)第3子以降の支給額を引き上げ
(1万円→一律3万円)
4)支給回数の増加
(4ヶ月分を年3回→2ヶ月分を年6回)
5)第3子加算の延長
(子どもとして数える期間が高校生まで→22歳の年度末までに)
変更で申請が必要な人は?
すでに、お住まいの自治体から児童手当の変更に関するお知らせ・申請書が配送されていますが、今回の変更で改めて児童手当の申請が必要な方は以下のとおりです(※1)。
● 所得上限超過で受給してない方
● 高校生年代の子のみを養育している方
● 多子世帯で22歳年度末までの上の子がいる
変更後の支給はいつから?
10月から制度が変わりますが、2024年10月分から変更後の児童手当が支給されます(※1)。
児童手当の支給額

上記までの変更点を含め、児童手当について詳しくご説明します。
まず、児童手当は月額で以下の金額が支給されます。
● 0〜3歳未満:1万5000円
● 3歳〜高校修了まで(第1子・第2子):1万円
● 第3子以降:3万円
22歳になって最初の年度末を迎えていない子どもが3人以上いるときは、3人目以降は一律30,000円支給されます。
上の子が22歳になって最初の年度末を迎えると、児童手当のカウントから外れるため注意しましょう。

児童手当の支給日はいつ?

児童手当は、年6回にわけて偶数月に2ヶ月分が支給されます(※1)。
例)
6月の支給日⇒4月・5月分の児童手当を支給
振り込み日は自治体によって異なるので、住んでいる市区町村のホームページや窓口で確認してくださいね。一般的には、10日か15日に支給されることが多いようです。
児童手当の申請方法は?

児童手当は、申請しなければ受給することができません。住んでいる市区町村への申請手続きが必要となります。
原則として申請した月の翌月分から支給され、申請が遅くなると遅れた月分の手当は受け取れなくなるので、早めに申請しましょう。
ただし、出生日が月末に近く、申請日が翌月になった場合でも、出生日の翌日から15日以内に申請していれば、出生日の翌月分から支給されます(※2)。
児童手当の変更点を理解して充実した子育てをしよう
今回実施される児童手当の変更についてはご理解いただけたでしょうか。「もらえるはずのものがもらえない…」ということなないよう、不明点があれば遠慮なく各自治体へ確認してみてくださいね。