【要注意】「水で膨らむビーズ」の誤飲が続出…正しい対策で子どもを守ろう

これからクリスマスやお正月などイベントが続くなかで、赤ちゃんに新しいおもちゃを買ったり、周りから貰ったりという機会も増えると思います。しかし、赤ちゃんにとって本当に安全なものかは、必ず確認が必要です。

今回は、近年事故が増えている「水で膨らむビーズ」の誤飲について紹介します。

水で膨らむビーズの誤飲に注意!

水で膨らむボール 

水で膨らむビーズは、水を吸収して大きく膨らむ玩具です。乳幼児の興味を惹きやすいカラフルな見た目と独特の触り心地をしていることから、水で膨らむビーズで遊ぶ家庭は増えています。

一方で、誤飲による事故が続いていることから、国民生活センターは注意を呼びかけています(※1)。

誤って飲み込むと胃液や腸液等の体液を吸収し、最初は直径1〜20mmほどだったビーズが5~400倍にまで膨張することも。腸に詰まってしまう危険性があるほか、腸閉塞を引き起こし開腹手術が必要になる重篤な事例も報告されています(※1,2)。

誤飲を防ぐポイント

赤ちゃん おもちゃ 誤飲

水で膨らむビーズの誤飲を防ぐために、以下の3点に注意しましょう(※1)。

●対象年齢未満の子どもがいる場合は購入を控える
●対象年齢以上であっても保護者と一緒に使用する
●子どもの手の届かないところに保管する

水で膨らむビーズは玩具としてだけでなく、インテリアや園芸用、芳香剤の中身として販売されている場合もあります。今一度、家庭で使用していないか、赤ちゃんの手の届く位置に置いていないかをチェックしてみてください。

万が一誤飲した可能性があるときは?

赤ちゃん 泣く

少しでも誤飲の可能性がある場合は直ちに医療機関を受診してください。誤飲したところを見ていない場合でも、腹痛・腹部膨満・嘔吐などの症状が現れたときは、異物を誤飲した可能性があります。

また、水で膨らむビーズはレントゲン検査等で映らない可能性が高いです。必ず口頭で「水で膨らむビーズを誤飲した可能性があること」と「ビーズの大きさ」を伝えましょう(※3)。

残っていれば、誤飲した可能性のあるビーズの現物、取扱説明書やパッケージも持参するようにしましょう。

正しい予防策で子どもを事故から守ろう

水で膨らむビーズに限らず、赤ちゃんは様々なものに興味を示し、口に運んでしまいます。

思いもよらない事故が起こることもあるので、赤ちゃんが触れる可能性があるもの危険はないか再度確認しましょう。

誤飲に注意!赤ちゃんや子供が誤飲したときの対処法は?

誤飲に注意!赤ちゃんや子供が誤飲したときの対処法は?

こそだてハックに「いいね!」して情報を受け取ろう