お出かけや水分補給に欠かせない水筒。運動会や遠足だけではなく、時期によっては毎日持参する幼稚園や小学校もあるようです。そこで今回は水筒を持ち運ぶときに便利な、子供用水筒カバーの作り方をご紹介します。毎日持っていくものだから、ママの手作りだと子供もきっと喜んでくれますよ。
ちょっと複雑な手順もありますが、それほど時間はかかりません。楽しんでチャレンジしてみましょう。
水筒カバーの作り方!必要な材料は?
※今回は500mlの水筒をすっぱり覆うサイズで作ります
● 表生地 縦15cm×横27cm 2枚
● 裏生地 縦15cm×横66cm 1枚
● キルト芯 縦15cm×横27cm 2枚
● 綿テープ(ショルダー用) 1m
● ひも(ショルダーテープ取りつけ用)10cm 2本
● ひも(口閉じ用)40cm 1本
● ループエンド 1個
● ワッペン 1個
● ミシン ● ミシン糸・ミシン針
● マチ針 ● 定規 ● 裁ちばさみ
● 糸切りばさみ ● アイロン・アイロン台
● チャコペン ● 厚紙方眼紙
水筒カバーの作り方
さあ、作りましょう!
1. 表生地を作る
表生地1枚とキルト芯1枚を合わせて、布の端から5mmのところを1周をぐるっと縫う(2枚とも)
キルト芯は伸びやすいので、ときおり伸びを確認して、指先で縮ますように動かしながら縫うと最後によれない
ひもをループ状にして、1の表生地の一つに左右に置く(上部から1.5cmの場所)。その下に綿テープを置く(左右どちらでもOK)。それぞれ端から0.5cmのところを縫う
2. 表生地と裏生地を縫い合わせる
表生地と裏生地を中表にしてマチ針でとめ、端から0.5cmのところで縫う(赤色点線部分)。これで表、裏生地が1枚の布状になる
1を開き、横長の生地を中表にして半分に折る
赤色点線部分(返し口:7cmと、ひも通し口:1cm)を残して、1周縫う
3. まちを作る
表生地、裏生地それぞれ2か所の角を開いて、マチ針でとめる
角から3cmのところに印をつけて縫う
まちができたら、縫い目から1cmのところで切り取る
4. 生地をひっくり返す
返し口から生地を表にひっくり返す
返し口に端ミシンをかける
裏生地を表生地におさめて、アイロンをかける
口部分の最上部、最下部を1周ミシンで縫う
5. ひもを通す
ひも通し口からひもを通し、ループエンドを通して結ぶ
面テープの端を三つ折りにして縫う
ループに綿テープを通して結び、ちょうど良い長さに調節する。ワッペンを手縫いで縫いとめる
水筒カバーの作り方!ポイントは?
生地の組み合わせ
裏生地が少し表に出るデザインなので、生地の組み合わせがポイントです。柄と無地、対照的な柄・色の組み合わせなど試してみてくださいね。
ストラップ
今回は、ストラップをループに通して長さを調節するタイプの水筒カバーを作りました。他にもナスカンやリュックカンを使って水筒カバーを作る方法がありますよ。
ストラップについては斜め掛けしたり、肩に掛けたりと持ち方が変わると使い勝手も良くなるので、使いやすさに応じて作り方を変えてみましょう。
サイズ
水筒の長さや太さはいろいろです。今回は500ml(長さ18×直径7cm)の大きさに合わせて作りました。これよりも直径が大きい水筒の場合は、表・裏生地の縦の長さを調節します。また、今回の水筒より長い水筒を入れる場合は、表・裏生地の横の長さを調節してください。
水筒カバーを手作りするときに使った生地は?
● ヒッコリーデニム 白×赤 | ● ダンガリー |
今回は表生地と裏生地が対照的な色柄を使いました。ワッペンやフリルなどを使って装飾する場合は、全体のバランスを見ながら生地を選ぶのがポイントです。
水筒カバーを作るときにおすすめの生地は?
今回は中~厚手の表生地にキルト芯を入れて、水筒カバーを作りました。布はキルティングを使ってもOKです。
また、表生地を普通の布にして、裏生地にアルミシートを使うと、より保温・保冷効果の高い水筒カバーを作ることができます。アルミシートを使う場合は、小さめの縫い目で縫うと裂けやすくなるので、縫い目を大きくすることを忘れてないでくださいね。
水筒カバー用の生地を買うときにおすすめのお店は?
● オカダヤ | ● デコレクションズ |
子供がいると、手芸屋さんに行ってゆっくり布を選ぶのはなかなか難しいですよね。上記のお店では生地やパーツなどを多く取り扱っています。通販も活用しながらお気に入りの布を探してみてくださいね。
水筒カバーの手作りを楽しもう!
今回は通常の生地にキルト芯を縫って水筒カバーを作りました。キルティング生地でお気に入りのものが見つからなかったら、少し手間はかかりますが、お気に入りの生地にキルト芯をつけると組み合わせの幅が広がりますよ。持ち歩きに便利な水筒カバーは、子供が気に入った生地で何パターンか作ってみてもいいですね。
以下では、ママの料理の手伝いなどに活躍する子供用のエプロンの作り方をご紹介しています。幼稚園などでも使う機会があるので、オリジナルのエプロンを用意してあげると、子供がきっと喜んでくれますよ。
製作協力:Tierney Kazumi
ティアニー 香寿美
文化服装学院卒業。
LUMA Decoupage Studio代表。2児の母。
現在はお友達のバッグブランドでサンプルを作ったり、百貨店に並ぶお受験バッグや小物を作ったりしています。作れそうなものなら、布に限らずアクセやDIYもやっています。
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