春は子どもの転落事故に注意|窓・ベランダ、抱っこ紐の予防策

4月になり暖かい日が増えると、窓を開ける機会も増えてきます。この時期に気をつけたいのが、窓やベランダからの子どもの転落事故です。

今回は、転落事故が起きやすいシーンと予防策に加え、抱っこ紐使用時の注意点もご紹介します。

子どもの転落事故はどんなときに起こる?

窓 換気 カーテン

赤ちゃんがハイハイや伝い歩きを始めると、家の中での行動範囲が広がります。「いつの間にこんなところに?」「どうやって登ったの?」と、ヒヤッとすることもありますよね。

赤ちゃんや子どもの転落は、こうしたタイミングで起こりやすく、実際に以下のような場面で多く発生しています(※1)。

● 子どもが窓枠に座ったり、網戸に寄りかかったりしていた
● 窓や扉を開けっぱなし、または鍵をかけていない状態で、保護者が子どもから目を離していた
● 窓の近くにソファやベッドがあり、そこで遊ばせていた
● 足場になるものが置いてあるベランダで、子どもを遊ばせていた
● 子どもをベランダに出して、見送りや外を見させていた

「ソファによじ登って網戸を突き破って転落した」「ベランダの室外機に乗って手すりを越えて落ちた」など、事例はさまざまです。

ここからは、転落を防ぐためのポイントをみていきましょう。

転落を防ぐ環境づくりをしよう!

まず、子どもだけを家に残して外出しないようにしましょう。窓やベランダの扉を開けているときも、子どもを一人にしないことが大切です。

とはいえ、ずっと目を離さずにいるのは難しいこともありますよね。見守りとあわせて、転落しにくい環境を整えておきましょう(※1)。

【転落事故を防ぐための注意点】

□ 窓やベランダの扉を開けている部屋で、子どもだけで遊ばせない

□ 窓やベランダの手すり付近に足場になるもの(家具や植木鉢など)を置かない

□ ベランダのエアコン室外機は、手すりから60cm以上離す

□ 窓、網戸、ベランダの手すりなどに不具合がないか定期的に確認する

□ 窓の近くにソファやベッドなどの家具を置かない

□ 子どもが勝手に窓を開けないよう、手の届かない位置に補助錠をつける

□ 窓枠に座ったり、網戸に寄りかかったりさせない

抱っこ紐の事故にも注意しよう!

抱っこ紐  赤ちゃん ママ

窓やベランダからの転落とあわせて、抱っこ紐使用時の事故にも注意しましょう。お出かけの機会が増える時期は、使い方を改めて確認しておくと安心です。

抱っこ紐使用時の事故は、主に「転落」と「窒息」に分けられ、以下のような場面で起こりやすいとされています(※2)。

抱っこ紐での転落事故が起きやすい場面

● ママやパパが荷物を取ろうとかがんだとき
● バックルが半ロック状態になっているとき
● ベルトがゆるく、赤ちゃんと大人の体の間に隙間ができているとき
● 赤ちゃんを抱っこからおんぶに変えようとしたとき

抱っこ紐での窒息事故が起きやすい場面

● 大人の体に赤ちゃんの顔が強く押し当てられているとき

抱っこ紐の事故を防ぐためには、まず取扱説明書を確認し、正しく使用することが大切です。そのうえで、装着時や使用中は次の点に注意しましょう(※2)。

【抱っこ紐の事故を防ぐための注意点】

□ 抱っこやおんぶをするとき・降ろすときは、低い姿勢で行う

□ 抱っこ紐の使用中に前にかがむ際は、必ず赤ちゃんを手で支え、ひざを曲げて腰を落とす

□ 装着時にバックルの留め忘れはないか、ベルトのゆるみはないかを確認する

□ 赤ちゃんの顔が大人の体に強く押しつけられず、気道をふさがないように装着する

□ 使用中は赤ちゃんが苦しそうでないかこまめに確認する

なお、抱っこ紐で抱っこした状態で自転車を運転することは、道路交通関係法令に違反します(※3)。実際に、そのまま自転車に乗って転倒したり、抱っこ紐から子どもが転落したりした事例も報告されています。事故につながるおそれがあるため、やめましょう。

正しい予防策で子どもを事故から守ろう

赤ちゃんは日々成長していて、「まだ登れないだろう」と思っていた場所にも、思いがけず手が届くことがあります。

窓を開けて過ごす日が増える前に、家族でできる対策をしっかり確認し、転落を防ぎましょう。あわせて、抱っこ紐での転落や窒息事故にも十分気をつけてくださいね。

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