電気代が高騰している昨今、なるべく節電・節約を心がけたいところですが、室内でも熱中症になる危険性があるため適切なエアコンの使用が大切です。
そこで今回は、電力の消費を抑えながらエアコンで涼しさを保つ方法や、冷房による冷え対策をご紹介します。
電気代の節約につながるエアコンの使い方は?

部屋が暑いときは、エアコンの設定温度を下げる前に以下の4つのことを試してみましょう。
1. 室内が外よりも暑い場合は、まず換気をする
帰宅して部屋が暑い時に、いきなりエアコンをつけていませんか?エアコンで室温を急激に下げようとすると、無駄な電力を消費してしまいます。
室内が外よりも暑くなっているときは、まず部屋の熱気を外に逃してから、エアコンをつけるとよいですよ。
効率的な換気の方法は、以下の記事を参考にしてくださいね。
2. 部屋の「温度むら」をなくす
エアコンをつけていると、冷たい空気は下に、熱い空気は上に溜まっていき、部屋のなかで「温度むら」ができてしまうことがあります(※1)。
するとエアコンが熱い空気を感知して必要以上に部屋を冷やし、余計な電力を使うことに。
温度むらをなくすには、エアコンの風向きを上向きか水平に設定して、冷たい空気を部屋の上から下に循環させましょう。
エアコンの冷たい空気を遠くに届けるためには、扇風機やサーキュレーターを使うのもおすすめ。
エアコンからくる風を背に置き、風を送りたい方に向けると効率よく冷たい空気が循環しますよ。
3. フィルターを定期的に掃除する
エアコンは通常、部屋の熱い空気を吸い込んで冷たい空気を吐き出します。
フィルターがゴミやほこりで目詰まりすると、空気を吸い込みにくくなり、部屋を涼しくするためにより多くの電気を使ってしまいます(※1)。
フィルターを2週間に1度掃除すると、節電につながりますよ。掃除方法は、以下の記事を参考にしてくださいね。
ただし、妊娠中は不安定な足場の乗って、高いところに手を伸ばすのは危険なので、できるだけ家族やパートナーにお願いしましょう。
4. こまめにスイッチを入切しない
エアコンを使う際、部屋が涼しくなったら消して、暑くなったらつけるなど、オンオフを繰り返していませんか?
エアコン会社の調査によると、日中9:00~18:00の時間帯は、30分ごとにエアコンを切ってつけるより、「つけっぱなし」にするほうが消費電力量が少なかったことが判明(※2)。
こまめにスイッチの入切を繰り返すとかえって消費電力が大きくなってしまうので、例えば30分程度の外出であれば、エアコンをつけっぱなしにしておいたほうがいいでしょう。
妊婦さんは冷房による冷えすぎに注意!

妊娠中の冷えがお腹の赤ちゃんに与える影響については、医学的な根拠ははっきりしていません。
ただ妊娠中に体が冷えると、お腹の張り、腰痛、便秘、足のむくみなどにつながる可能性があります。
夏場は、自宅の室内温度が28℃になるよう調節し、快適な環境づくりを心がけましょう(※3)。
外出時の冷房対策としては、薄手の腹巻や腹帯を着用するのもおすすめです。レギンスや靴下、レッグウォーマーなどで足先を冷やさないようにするのもよいですよ。
無理のない範囲の節電をして夏を過ごそう
節電は大切ですが、妊婦さんが健康で過ごすことが一番。熱中症に気をつけながら、無理のない範囲で、節約しながら涼しさを保つ方法を試してみてくださいね。