情操教育にもつながると人気が高い音楽の習い事。代表的なピアノのほかにも、ギター、ドラム、バイオリンなども注目されていますが、楽器を演奏できる以外にどんなメリットがあるのか気になりますよね。
そこで今回は、音楽を習わせたメリットやかかる費用などを、先輩ママ・パパの体験談を交えてお伝えします。
音楽の習い事で身につくことは?
音楽を習うことで、主に以下が身につけくとされています。
● 楽譜が読めるようになる
● 脳が活性化する
● 集中力がつく
● 表現力が身につく
音楽に触れることで、リズム感,旋律感,和音感,強弱感,速度感,音色感などの音楽的感受性が身につき、豊かな心を育む基盤となるといわれていますよ(※1)。
また、小学校の音楽の授業では、学年が上がるごとに音符を読む機会も増えます。音符に見慣れておくとスムーズに進められるかもしれませんね。
ピアノ教室って実際どう?費用は?
主なレッスン内容
一般的なピアノ教室では、自分の弾きたい曲や簡単なクラシック曲をベースに弾き方の基礎からはじめる教室が多いでしょう。クラシック、ポピュラー、ジャズなど細かくジャンルが分かれてい教室もあります。
楽譜を理解して読む、書く、リズムをとって歌うなど、ソルフェージュと呼ばれるレッスンも並行して行う教室が多いです。
月謝の目安
約5,000〜10,000円(週1回)
※初回は入会金/年会費が必要な教室もあります。
ピアノ教室に通ってみてどうだった?
大人になってからも家族で楽しめる趣味に
私が子どもの頃にピアノを習っていた影響で、実家に帰省した際には両親の前でピアノを弾いたり、歳の離れた弟に簡単な曲を教えたり、大人になっても趣味として音楽を楽しんでいます。
今度、昔の発表会のビデオをみんなで見返そうなんて話もしていて、今でも家族が自然とつながるきっかけになっていますね。(20代 社会人女性)
ギター教室って実際どう?費用は?
主なレッスン内容
一般的にはエレクトリックギター、アコースティックギターの2種類からコースを選び、基本の持ち方、指のおき方から学びます。
次にコードを押さえる方法を覚え、慣れたら簡単な伴奏、メロディへと進行していきます。
月謝の目安
約5,000〜10,000円
※初回は入会金/年会費が必要な教室もあります。
ギターを習ってみてどうだった?
人前で歌う&演奏する度胸がついた
まず譜面が読めるのは強みですね。音程のイメージができるようです。ギターの弾き語りも練習しているため、音楽の授業で歌のテストがあっても動じることなくクリアできたようでした。
また、ギターを弾ける子が周りに少ないので、クラスの催しで披露するなど周囲の注目を集める機会が増え、本人も嬉しそうです。(小4男児のママ)
ドラム教室って実際どう?費用は?
主なレッスン内容
スティックの持ち方や基本的なフォームを覚え、8ビートと呼ばれる定番リズムの取り方から学びます。
基礎ができたら16ビートなどテンポを上げた曲の練習を行い、慣れたら他の楽器とセッションして演奏する場合もあります。
月謝の目安
約5,000〜10,000円
※初回は入会金/年会費が必要な教室もあります。
ドラムを習ってみてどうだった?
実は演奏するだけで密かな筋トレに!?
ドラムって腕だけでなく足も使って演奏するので、手足の筋肉が凄くつくんです。スポーツ系の習い事は特別やらせていないのですが、がっしりとたくましい体型になりました。(小5男児のママ)
バイオリン教室って実際どう?費用は?
主なレッスン内容
基本となるバイオリンの正しい持ち方や弦を押さえる位置、弓の使い方から学びます。
慣れてきたら、弓を弦に当てて上げ下げして音を出すボーイングと呼ばれる動作の練習を行い、簡単な課題曲を演奏するなど少しずつ具体的な練習をします。
月謝の目安
約10,000〜15,000円
※初回は入会金/年会費が必要な教室もあります。
バイオリンを習ってみてどうだった?
本気でやるならお金はかかるけど上達が早い
本格的にやるなら自宅での練習は必須ですね。レンタルから思いきって娘専用のバイオリンを購入しましたが、数十万円の出費に…。
楽器を買う場合は費用がかかりますが、自分の楽器を購入してからの方が上達が早いです。バイオリンを続けたい熱が高まったし、長く使えるし、価値のある出費なのかも。(小2女児のママ)
レッスンはグループがいい?個人がいい?
習い事には個人レッスン、グループレッスン、オンラインレッスンがありますが、小学生が音楽の習い事をする場合はどれが良いのでしょうか。
以下に各メリット・デメリットをまとめたので参考にしてみてください。
個人レッスン
メリット
● 個人の成長に合わせてレベルアップできる
● 時間内しっかり集中してできる
● 楽器を借りられる
デメリット
● 一緒に習う仲間がいないため刺激を受けにくい
● グループレッスンと比べると月謝が高い場合も
● 先生との相性が合わないこともある
グループレッスン
メリット
● セッションなどが楽しめる
● 協調性が身につく
● 競う仲間がいて刺激になる
● 楽器を借りられる
デメリット
● 個人のスキルは伸びにくい
オンライン
メリット
● 自宅で気軽にできる
● 親がレッスンの様子を見られる
● 移動の時間がいらない
デメリット
● 防音など近所への配慮が必要な場合もある
● 楽器を自分で準備することが多い
● 画面越しでコツをつかみにくい場合もある
音楽教室へ通う前に知っておくと良いこと
音楽教室へ通う前に知っておきたいことを以下にまとめました。チェックしてみてくださいね。
揃えるもの
● 楽譜
● ノート
● 筆記用具
● レッスンバッグ
教室によっては楽器のレンタル、または入会の特典として楽器プレゼントを実施している場合もあり、購入せず始められる例もあります。事前に確認しておきましょう。
楽器購入の際に気をつけること
ギターやバイオリンは大人と同じサイズだと演奏しにくい可能性があります。子ども専用サイズの楽器もあるため、なるべく体に合ったものを選ぶのがおすすめですよ。
ピアノやドラムは大型楽器なので、部屋に置く際はスペースを確認しましょう。設置が難しい場合は、比較的小さめの電子ピアノや、携帯できるロールドラムなどコンパクトなタイプを購入するのも良いですね。
送迎
大手の音楽教室では送迎バスを出してくれているところもあります。通いたいスクールが遠く送迎がどうしても難しい場合は、オンラインだと自宅でもレッスンが受けられておすすめですよ。
授業の予定は必ず確認しておこう!
【平日に通う場合】
● 曜日により授業終了時間が違うため、時間割をチェック!
【休日に通う場合】
● 土曜授業と重なる可能性あり!毎月のスケジュールを忘れず確認
音楽を通じて豊かな感性や集中力を育もう
音楽を始めようか悩んでいる方は、今回の記事を参考にしてみてくださいね。体験を実施しているスクールも多いため、雰囲気を知りたい場合は参加してみるのがおすすめですよ。