家族と長い時間一緒にいられる幸せな連休。そんな休みが明けると「保育園に行きたくない!」と急に言われて、困ってしまう人は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、連休明けの登園拒否エピソードと対処法、言われないために心がけていることを先輩パパとママ聞いてみました。
連休明けの「保育園行きたくない!」
先輩ママやパパはどんな体験をした?
明けて欲しくない連休…それは子どもも同じ気持ちです。先輩ママとパパはどんな体験をしたのか聞いてみました。
大泣きしてしまう
にきさん
家の玄関のたたきで寝転んで泣き叫び嫌がるのを、どうにかして連れて行きました…。保育園で先生に抱っこされたところで、そそくさと退散してなんとか登園しました。
(2歳1ヶ月のママ)
こきあさん
連休明けや風邪が治った後の登園は必ず泣いてしまいます。何をしても駄目な時はパジャマのまま保育園に預けたり、私が仕事に遅刻して対応していました。
(2歳7ヶ月のママ)
準備をせず動かない
まなまさん
連休中は毎日あと何日休みかを確認してきますし、最終日には「まだお休みがいい」と言ってきました。
休み明け初日は動きが鈍く、家で遊びたいと言われました。(4歳1ヶ月のママ)
ささちゃんさん
テレビや遊びに集中し始めて、出かける直前に動かなくなりました。
(2歳11ヶ月のママ)
休みは終わっていないと言う
こよきさん
正月明けの保育園が始まるのは3日なのに、「保育園は3日まで休みよ」とまだ休みは終わってないと言い続けていました。(3歳2ヶ月のママ)
保育園へ出発後に休むと言い出す
るいママさん
駐車場に着くと、「保育園行きたくない。自分で先生にお休みしますって言いに行く。」と言いながら保育園へ行きました。
先生に抱っこされると休むと言えずに泣いていました。(3歳4ヶ月のママ)
保育園に行きたくなくて、家で大泣きする子がとても多くいました。家族と過ごす時間が恋しい気持ちはみんな一緒ですね。
子どもの登園拒否にどう対応した?
では子どもに「保育園に行きたくない!」と言われたときに、先輩ママとパパはどんな対応をとったのでしょうか。
保育園に行きたくなるような気持ちにさせる
りょうちゃんさん
「早めに迎えに来るから」とか「お友達いるよ、今日は何で遊ぶのかな?」と気持ちを切り替えさせていました。(3歳2ヶ月のママ)
ネガティブ子さん
お友達と先生が待ってるよ、ママもこっそり見てるからねと説得しました。
(4歳0ヶ月のママ)
大好きなお友達や先生に会いたくなるような声掛けをして、保育園に行きたくなる気持ちにしているママも多くいました。
保育園以外に気を向けさせる
にきさん
帰ってきたらアニメを見ようね!と約束しました。(2歳1ヶ月のママ)
こきあさん
スーパーやコンビニでお菓子を選ぶのが好きなので、「保育園頑張ったら帰りにお店に行こう!」と言っています。
(2歳7ヶ月のママ)
らんさん
「いつもより少し早めに迎えに行くよ!」と言って納得してもらったり、週末の楽しみを伝えてあと何日頑張ろう!と言ってます。
(5歳9ヶ月と2歳7ヶ月のママ)
好きなことや嬉しいこと、楽しいことに目を向けてもらうことで、保育園に連れていくことに成功しているママもいました。
行きたくないことを認めてあげる
まなまさん
「そうだよね、その気持ちわかる。ママもそうだったー!」と、相手の気持ちに共感しながら同化はしないようにしています。
帰ってきたら楽しかったことを聞くのを楽しみにしてるし、ママも仕事で楽しかった話をするの楽しみに頑張るよ、と伝えています。(4歳1ヶ月のママ)
ゆうPさん
仕事に行かないと困る人がいることを説明した上で、子供の気持ちにも共感を示し、次のお休みにすることを一緒に考えて約束しました。(3歳11ヶ月のパパ)
子どもの気持ちに共感したうえで、親はどうしたいかを伝えることで、子どもに自発的に保育園に行けるよう上手に促していますね。
相手の気持ちに寄り添い、お互いに歩み寄れる着地点を見つけるのは、意見が対立したときの効果的なコミュニケーション方法です。
平常心を保ち、過度に反応しない
おちよとさっちさん
親は平常心を保ち、過度に反応しないようにしています。
「行きたくない気分になる日もあるよね、わかるー!」と言って受け止めてあげつつ、「行こうか!」と自然に連れ出しています。(2歳10ヶ月と0歳6ヶ月のママ)
ごうままさん
保育園で◯◯くんが待ってるよ、と説得ではなく普通のトーンで声がけしながら普通に送り出します。(5歳0ヶ月のママ)
親の動揺は子どもにも伝わってしまうので、毅然とした態度でいつものように対応するのもひとつの方法ですね。
保育園の先生に託す
ゆいちゃんさん
大丈夫だよ、と伝えて抱っこで先生にバトンタッチします。(2歳3ヶ月のママ)
なんとか保育園へ連れて行けたら、プロである保育園の先生にお願いしましょう。
保育園に行きたくない!と言われないように心がけていることは?
先輩ママやパパに、連休明けの登園拒否を回避するために行っていることを聞いてみました。
連休前に保育園の友達に声をかけておく
レイレイさん
連休前の帰り際に、また来週遊ぼうねとお友達に声を掛けつつバイバイします。
(6歳5ヶ月のママ)
連休前にお友達と約束しておくと、連休が明けたときに保育園に行きたくなりますね。
保育園の日と同じように過ごす
しえままさん
休みの日も、起きる時間と朝ごはんと寝る時間など平日となるべく同じ生活ルーティンをするようにしています。(3歳1ヶ月のママ)
せっかくの休みなので寝坊したり夜ふかししたくなりますが、連休中も生活リズムを崩さず過ごすと、子どもも保育園生活に戻りやすいですね。
保育園に行きたくなることを伝えておく
ひとみさん
「明日何して遊ぶの?誰と遊ぶの?」と保育園に行くのが楽しみになるような話をします。(3歳5ヶ月のママ)
連休中や最終日に、保育園のお友達や先生に会いたくなるようなことを伝える人も多くいました。
休みの理由を伝えておく
くまっこさん
連休の時は、GWやお盆休み、正月など休みの理由をまず伝えています。
連休の後半ぐらいからもうすぐ休みが終わること、ママとパパがお仕事始まることを伝えるようにしています。(2歳6ヶ月のママ)
連休の理由と終わりがあることを事前に伝えている人もいました。理由がわかっていると、子どもも納得しやすいですね。
明日から保育園だよと伝えておく
さのこさん
1〜2歳のときには、連休最終日に「明日は保育園だよ」「今日でお休みおわりだよ」と声掛けをしていました。(7歳のママ)
前日の夜に明日から保育園とはっきりと伝えておくことで、心の準備をさせている人も多いようです。
あえて明日から保育園とは伝えない
こきあさん
「明日は保育園だよ、楽しみだね!」と伝えると泣いたことがあるので、聞かれたりしない限りあえて伝えないようにしています。
さり気なく保育園の準備をしてアピールしたり、「雪遊びするかな?」など子供が好きそうなことは言うようにしています。
(2歳7ヶ月のママ)
子どもによっては、休みが終わることを前日に伝えると泣いてしまうことも。そのため、あえて保育園があることを匂わせる程度にしているママもいました。
連休明けの登園拒否は心の成長ととらえて
子どもは、ただ単にママやパパを困らせたくて「行きたくない!」と言っているわけではありません。行かないといけないことは分かっていても、大好きなママやパパともっと一緒にいたい気持ちが我慢できないこともあるのです。
子どもの心の成長のあらわれでもあるので、叱らずに気持ちを受け止めてあげてくださいね。