新型コロナウイルスの予防接種が始まった自治体もありますが、感染対策は今後もしっかり行いたいもの。
そんななか日本小児科学会が、小さな子供のマスク着用と、変異株についての注意喚起を行っています(※1,2)。
マスク着用時は子供の様子をチェック!
特に2歳未満の小さな子供や障がいがある子供は、自ら息苦しさや体調不良を訴えることが難しく、自分でマスクを外せないこともあります。
そのため呼吸が苦しくなり窒息するリスクや、熱がこもり熱中症になるリスクが高まります。
小さな子供にマスクを着用させる場合は、顔色や呼吸の状態を慎重に見守ってあげてください。
危険だと判断した場合は、状況に合わせて対応しましょう。
感染力の強い変異株の感染が拡大中
2021年に入り感染が拡大している新型コロナウイルスの「変異株」。日本小児科学会によると、これまで流行していたものに比べ1.7倍の感染力をもつとされています。
変異株が広まっているロンドンでは、大人と子供の感染者の割合は変わっておらず、特に子供の感染が多いという報告はありません。
また子供が変異株に感染した場合でも、多くは無症状から軽症であると言われています。
感染した場合は発熱、せき、鼻水、下痢、頭痛などの症状がありますが、変異株がより重い症状を引き起こす報告もされていません。
とはいえ変異株はこれまでよりも感染力が高いので、引き続き家族全員で感染対策を行いましょう。
手洗い・うがい・消毒を家族で徹底しよう
感染予防のためにできることは、マスクの着用だけではありません。
3密を避ける、手洗いや手指消毒を徹底する、こまめに換気するなど、家族みんなで改めて基本の対策を行っていきましょう。