自分の家の食費が多いのか少ないのかはとても気になるところですが、お金のことだけに、あまり他人には聞けないのがもどかしいですよね。
そこで今回は、4人家族の食費にどのくらいかかるのか、4人家族の食費の平均額や子供の年齢、性別での比較、食費の節約術をご紹介します。
4人家族の食費の平均は?
4人家族の食費の平均額は、総務省の調査によると、2021年時点で1ヶ月あたり87,017円となっています(※1)。
一般的に、生活費における食費の割合は、給料の手取り金額の15~20%以内に抑えるのが理想だといわれています。つまり、手取りが約40万円の家庭は6~8万円ほど、50万円の家庭では7.5~10万円ほどでまかなうのが理想ということになります。
しかし、これはあくまでも目安です。子供たちの年齢や食べる量によって大きく増減することもあるので、食費を切り詰めるために子供たちのおかずを一品減らすなどの無茶な節約はやめましょう。
4人家族の食費の平均は子供の成長で変わる?子供が中学生のときは?
4人家族の食費は、子供の成長に合わせて変化します。特にお金がかかるのは、子供が中学生や高校生になってからです。
子供が中学生の場合
子供が中学生になると、食べる量はもう大人と変わらなくなります。もちろんその分、食費もかかります。
そのうえ中学生になると、部活や塾、習い事などで何かとお金がかかるので、外食は控えめにしたほうがいいかもしれませんね。
子供が高校生の場合
4人家族の食費は、子供たちが高校生のころにピークを迎えることが多いようです。これは、子供たちがいわゆる食べ盛りの時期になるからです。
家族構成にもよりますが、食べ盛りの子供が2人いて、学校にお弁当を持たせているのであれば、お米だけでも月に30〜40kgを購入するという家庭も少なくなく、食費が10万円を軽くオーバーしてしまうことも珍しくありません。
4人家族の食費は男の子と女の子で変わる?
4人家族の食費は、子供たちの性別によっても左右されます。
一般的に知られているように、女の子よりも男の子のほうがたくさん食べる傾向にあり、お米の消費量では、月に10~15kg程度の差が出ることもあります。食費としての差は、約1~2万円程度、男の子家庭のほうが多くなるのが一般的なようです。
ただし、男の子か女の子かにかかわらず、運動部で毎日スポーツをしている子には体づくりのための食事が必要になり、当然食費も多くかかります。
また、女の子家庭では、お米や肉を食べる量は比較的少なくなる傾向にありますが、その分、果物やパン、ヨーグルトなどにかかる費用が多くなる傾向にあります。
4人家族の食費を節約するコツは?
ママ・パパとしては、できれば毎月の食費を減らしたいもの。子供たちの食欲を満たしつつ食費を節約するには、下記のようなコツが必要です。
安い食材でかさ増しする
特に食べ盛りの子供がいる家庭で有効なのが、料理のかさ増しです。
たとえば、栄養価が高いことで知られるもやしは、単価も安いため、料理のかさ増しに最適。炒めものや鍋に入れるとそれだけでかなりボリューム感が出ます。
また、豆腐やおから、麩などの食材をハンバーグなどに混ぜると、食材の味を活かしつつ、おいしくかさ増しできますよ。
旬の食材を使う
野菜や果物、魚などは、旬を迎えると味がおいしくなることはもちろん、安く手に入れることができます。
季節を感じながら節約できるなんてうれしいですね。
お酒の量を減らす
もしママやパパがたくさんお酒を飲むのであれば、少し量を減らしてもいいかもしれません。
若い頃とは違い、ママ・パパ世代になると、生活習慣病にもなりやすくなります。飲酒量を減らすことで、体もいたわってあげましょう。
安いスーパーでまとめ買い
特売日はスーパーによって違うもの。各店舗のチラシや、チラシが見られるアプリを使って、保存のきく食材を特売の日にまとめ買いしておくのもおすすめです。
また、最近では量が多く割安で、誰でも買い物ができる業務用スーパーもあるので、子供が育ち盛りの家庭では足を運んでみるものいいかもしれませんね。
買い過ぎに注意する
スーパーの特売などでせっかく安い物を買っても、食べずに腐らせてしまうのが一番の無駄遣い。
買い物に行くときにはあらかじめ予算を立て、その金額しか財布にいれないのも節約方法のひとつです。
ネットスーパーを活用する
子供たち2人を連れてスーパーに行くと、どうしてもお菓子やおもちゃなどをねだられてしまいます。また、大量にまとめ買いすると、荷物を運ぶのもひと苦労ですよね。
そんなときにおすすめなのが、ネットスーパーです。ネットスーパーで買い物をすれば、自宅まで買ったものを届けてくれるうえ、子供たちに余計な買い物をねだられる心配もありません。
4人家族の食費は無理せず節約しよう
生活費の中でも大きなウエイトを占める食費。食費を節約できれば、貯金額の増加にダイレクトに効果がありそうな気がしますよね。
そのため、今回紹介した4人家族の食費の平均金額を知ることは、節約の第一歩。しかし、平均値はあくまでも、「平均値」に過ぎません。
子供たちの年齢や、性別、家族構成などによって大きく変動するのが食費です。節約も大事ですが、一方で家族の健康や成長はもっと大事ですよね。
品数を減らしたり、同じ食材ばかり続けたりといった極端な方法は避け、健康的に無理のない範囲で節約していくことをおすすめします。