乗り物の絵本のなかでも、電車が出てくる絵本は特に人気。電車に乗って旅をするストーリーや、普段乗っている電車とそっくりの電車が描かれた絵本は、乗り物好きの子どもはもちろん、そうでなくても楽しく読むことができますよ。
そこで今回は、口コミで人気の電車が出てくる絵本を12冊ご紹介します。
電車が出てくる絵本の選び方

電車が出てくる絵本を初めて読み聞かせるときは、子どもの年齢や好みに合わせて選ぶといいでしょう。
電車をシンプルに描いていて、ストーリーも短めの絵本を選ぶと、文章が耳に入りやすく想像力を高める効果も期待できるのでおすすめです。
本物の電車をディテールにこだわって描いている絵本は、読んだ後に実際に乗る楽しみが生まれたり、電車に関係するさまざまな知識を身につけることができます。
電車の絵本は赤ちゃんや小さい子も楽しめる!
1. でんしゃがいっぱい!

きいろいでんしゃが「かたんことん」と走ります。強そうなくろでんしゃや、雲の上を行く高いビルでんしゃなど、いろいろな電車が登場し、見たことも聞いたこともない珍しい電車に出会えますよ。
ママやパパが「でんしゃはどこへいくのかなぁ?」と問いかけをしながら、親子で楽しくページをめくることができる1冊です。
- 税込価格
- 1,210円
2. コトコトでんしゃ

やわらかい絵のタッチとやさしい色合いで人気の「コトコトでんしゃ」。赤ちゃんの耳にも馴染みやすい「コトコトコトン」「ゴトゴトゴトン」といったシンプルな擬音語が繰り返し出てきます。
シンプルなストーリーでわかりやすく、乗り物が好きな赤ちゃんや子どもはもちろん、動物や風景などに興味が出てくる時期にもおすすめです。
- 税込価格
- 880円
3. でんしゃ(バートンののりものえほん)

「バートンののりものえほん」シリーズのなかで特に人気の「でんしゃ」。シンプルでわかりやすい絵と簡潔な文は小さな子どもも理解しやすく、また成長するにつれて自分の想像を膨らませながら読むことができます。
物語は線路の絵から始まり、電車に乗り込んで出発。鉄橋やトンネル、踏切など、電車にまつわるものが次々と登場するので、特に電車好きの子はきっと大満足するはずですよ。
- 税込価格
- 935円
2~3歳頃にぴったりの電車の絵本!
4. しゅっぱつしんこう!

乗り物絵本作家として有名な山本忠敬さんの「しゅっぱつしんこう!」。主人公のみよちゃんが、駅から特急列車に乗り、急行列車から普通列車に乗りかえながら、山奥にあるおじいちゃんとおばあちゃんの家に行くストーリーです。
ひと昔前の車両や電気機関車、新幹線などが描かれていて、子どもにとっては新鮮に映りそう。細部まで本物そっくりに描きながら、絵画ならではの温かみを感じる電車の絵に、きっと心が温まるはずです。
- 税込価格
- 1,100円
5. でんしゃでいこう でんしゃでかえろう

前から読んでも後ろから読んでも楽しめる「でんしゃでいこうでんしゃでかえろう」。山の駅から発車した二両編成の小さな電車は、海の駅へ向かって出発。途中に何ヶ所かトンネルがあり、そのトンネルの入り口部分が穴あきページになっているので、次ページの景色を想像しながら読むことができます。
トンネルの中に入ったシーンでの乗客の様子も見どころ。うみの駅に到着したら、今度は後ろから読んで、山の駅に帰ります。楽しい仕掛けが満載の絵本は、プレゼントにもおすすめです。
- 税込価格
- 1,320円
6. でんしゃが きた

電車が走る風景を美しく描いた「でんしゃがきた」。ページをめくるたびに、田んぼを走る電車、鉄橋を渡る電車、通過する特急電車などが続々と登場します。日本全国のさまざまな電車をモデルとしていて、やさしい筆のタッチで精巧に描かれているのも見どころです。
最後のシーンは、東日本大震災で被害を受けた三陸鉄道北リアス線が、地震の数日後に運転を再開した日。人々にとって電車がどれだけ大切なのかを学ぶことができる1冊です。
- 税込価格
- 1,320円
7. おとぎれっしゃしゅっぱつしんこう!

「おとぎれっしゃが出発!」暗いトンネルに入ると、出口からは向こうの世界が少しだけ見えてきます。トンネルを抜けると、日本の昔ばなしの駅や外国のおとぎばなしの駅など、にぎやかな駅が次々に登場。いろいろな物語の登場人物が、どこにいるか見つけるのも楽しいですよ。
トンネル部分の穴あきも子どもの興味を引き、仕掛け絵本としても人気があります。細かく丁寧に描かれた挿絵に、大人も思わず夢中になりそうです。
- 税込価格
- 1,650円
8. でんしゃだ、でんしゃ!カンカンカン

「でんしゃだ、でんしゃ!カンカンカン」は、たくさんの電車と乗り物が登場する絵本。ぞうくんがお父さんと自転車でお出かけしながら線路のわきを通ると、いろいろな電車がやってきます。タイトルの「カンカンカン」という言葉からも想像できるとおり、踏切も出てきます。
登場する電車は、どれもどこかで見たことがあるような本物そっくりの車両なのに、動物が乗っていたり、電車を見るぞうくん親子のほのぼののしたシーンが描かれていたりするので、自然と物語の世界に入り込めそうですね。
- 税込価格
- 990円
9. おばけでんしゃ

見たこともないような、ユニークな電車の表紙が目を引く「おばけでんしゃ」。よく見ると、妖怪やおばけが乗りこんでいてびっくり。停車駅は、ようかい駅、くらやみ駅、さむざむ駅など、どれもひやっとする名前ばかりです。
鮮やかな色で描かれた妖怪の絵に、子どもも大人も釘付けになりそう。リアルに描かれた電車が登場する絵本とは、また違う楽しさを味わえる絵本ですよ。
- 税込価格
- 1,540円
4歳頃からは、こちらもおすすめ!
10. おおきなでんしゃ

お父さんが忘れたお弁当を届けに出かけることになったルイくん。ホームに入ってきたのは、驚くほど大きなピンク色の電車。乗ってみると、くまのぬいぐるみの車掌さんが車内を案内してくれます。大きな電車の中にはお店や図書館、レストランや家など想像もしていなかった街が広がっていて…。
チラシや地図など、さまざまな紙を貼りつけて描いた電車や建物は見応え充分。自由な発想と個性的な色彩の世界に引き込まれるはずです。
- 税込価格
- 1,430円
11. こんとあき

ホームで電車を待つ女の子とぬいぐるみの表紙が印象的な「こんとあき」。きつねのぬいぐるみの「こん」と女の子の「あき」が、おばあちゃんの家へ行くというストーリーを軸に、電車の中で起きる出来事が描かれています。
ひとりで電車に乗ることを不安に感じる「あき」を一生懸命守ろうとする「こん」の姿に、子どもだけでなくママやパパも引きつけられるはず。「はじめてのおつかい」でおなじみの林明子さんの絵は、見ているだけで心が和みますよ。
- 税込価格
- 1,430円
12. いちばんでんしゃの しゃしょうさん

JR中央線の車掌さんが主役の絵本。車掌の「やまなかさん」が朝3時30分に起きて準備をする様子が時計の絵とともに分刻みで描かれていて、一番電車が走りだしてからは、朝の乗客の様子や周りの風景が生き生きと伝わってきます。
この絵本の文を書いた竹村さんは、元車掌さん。車掌さんの仕事や電車について、これだけ鮮明に描くことができるのも納得ですね。
- 税込価格
- 1,430円
電車の絵本で物語の旅に出よう
カラフルな電車や大きな電車が出てきたり、動物やおとぎ話の主人公が登場したり、電車の絵本は驚きとワクワクが無限大に広がる夢の場所です。「こんな電車に乗ってみたい」「あんな場所に電車で行ってみたい」…そんな子どもたちの夢に耳を傾けながら、楽しく絵本を広げてくださいね。
下記では、電車好きな子どもたちが釘付けになりそうな電車のおもちゃをご紹介しています。絵本と一緒にプレゼントするのもおすすめですよ。
※表示価格は、時期やサイトによって異なる場合があります。詳細は必ずリンク先のサイトにてご確認ください。