子育てをするうえで、「何人なら楽しくできる」「何人から大変」というのは、人によって感じ方が異なります。しかし、人数が増えれば、それなりに大変になる部分があるのは事実です。4人目の妊娠では、どんな悩みや大変さがあるのでしょうか。今回は、4人目の妊娠や育児で大変に感じることについて、体験談を交えながらご紹介します。
4人目の妊娠や育児で大変なことは?
4人目の妊娠や育児で特に大変と感じることが多いのが、経済面と体力面。以下のような悩みや不安を感じることがあるようです。
・ 高齢出産になる場合の妊娠や出産のリスク
・ 4人目が成人するときの両親の年齢
・ 3人の子がいるうえでの赤ちゃんのお世話
・ 4人の子供を育てる体力
・ 4人が大学まで進学すると想定した学費
・ 老後の貯蓄
「子供の入学や卒業が重なって一度にかかる費用が大きい」「レジャーに行くにも、お金がかかってどこに行くか迷う」「4人の子供のお世話で休む時間がない」といった声もよく耳にします。
4人目の妊娠・育児で良かったことは?
4人目の妊娠や出産、育児に関して、悩みや大変に思うことが多い反面、良かったと感じることもあります。
たとえば、上の子が様々な面で手伝ってくれることが多いというのは、よく聞く話です。ママが妊娠中でつらいときや末っ子の面倒を見ている間に、一番上の子が下の子たちと遊んでくれることもあるようですよ。
またママにとっては、育児に対する考え方に余裕がでてくるというメリットがあるようです。
下3人の子供の成長をそれぞれ見てきているぶん、「●●すべき」「●歳までに歩けるようにならないと」などがなく、おおらかに育児に向き合えることがあります。
また4人目の子供は、上の子3人と遊ぶなかで、上の子たちそれぞれの行動をじっくり観察できるので、立つ、歩く、言葉を発するなどの成長が、比較的早いということもあるようです。
4人目の育児で工夫したことは?
子供が4人もいれば、どうしても子育てに工夫が必要になりますよね。
例えば出かけるときは、1人目には2人目の子と手を繋いでもらい、3人目はベビーカー、4人目は抱っこ紐にするといった連携を取っている家庭もあるようです。
最近は、ベビーカーにつけられるステップを活用し、2人目をステップに立たせ、3人目は座り、4人目は抱っこ紐といった工夫をしているママもいますよ。
また、食費面においても工夫が必要です。子供が成長すると食欲も旺盛になってくるうえ、4人もいると大きな支出になります。スーパーで生鮮品などが安くなるタイミングに多く買い、冷凍して保存することで節約している人もいるようです。
車を買うにしても、大型車を買わなければいけません。購入のコストだけでなく、駐車場やメンテナンス、ガソリン代などにお金がかかるので、レジャーだけの使用であれば、レンタカーやカーシェアリングを利用している人も。
そのぶん、子供の料金が無料や安く利用できる公共交通機関を、積極的に利用するという家庭もあるようです。
4人目の妊娠・育児に悩まないためにはどうすればいい?
4人目の妊娠を望んでいる、またはすでに妊娠しているというときは、今感じている不安や悩みを、夫婦の間で率直に話し合っておくことが一番大切です。
産後の育児や家事の分担も早めにしておいたほうがいいでしょう。
経済面の不安を解消するために、生活費の見直しをするというのもおすすめですよ。保険や奨学金を活用すれば、「学費はなんとかなる」というポジティブな意見が多いのも事実です。
また祖父母も、1人目、2人目の子のときと比べると高齢になり、育児をお願いしにくくなるかもしれません。何かあったときにサポートしてくれる先を探しておくなど、家族で協力して準備を整えていきたいですね。
4人目の妊娠・育児はライフスタイルに合わせて考えよう
子供の人数が増えることに対して「3人も4人も変わらない」と感じることもあれば、「とにかく大変だった」と感じる夫婦もいて、捉え方は様々です。
他の家庭と比較できることではないので、自分たちがどうしたいかという気持ちや、経済的な余裕などを考慮して、4人目の妊娠や育児をどうするかを考えていきたいですね。
予定通りに授かれるとは限りませんが、高齢出産となるとどうしても様々なリスクが伴ってしまうので、ママの年齢を考えて計画を立てることも大切ですよ。