4歳児の反抗期はどう対応したらいい?男の子と女の子で違いはある?

監修専門家 臨床心理士 佐藤 文昭
佐藤 文昭 おやこ心理相談室 室長。カリフォルニア臨床心理大学院臨床心理学研究科 臨床心理学専攻修士課程修了。米国臨床心理学修士(M.A in Clinical Psychology)。精神科病院・心療内科クリニ... 監修記事一覧へ

4歳になると、しっかりと言葉を話すことができ、様々な身体運動もできるようになってきます。そんなときに反抗期が重なると、暴れたり、巧みな言葉で口答えしてきたり、ママは大変ですよね。今回は、4歳児の反抗期について、どういうものなのか、対応法や男女の違いをご説明します。

そもそも反抗期とは?4歳児にも起こるの?

反抗期 親子 食事 拒否

反抗期とは、自己主張をしたい欲求が生まれ、親からの指示を拒否したり、指示とは反対のことをしたりする反抗的な時期のことです。

子供の反抗期には大きく2つあるとされていて、1歳半頃から3歳頃まで続く第一次反抗期(いわゆる「イヤイヤ期」)と中学生頃から始まる第二次反抗期があります。

4歳児の反抗期は第一次反抗期が長引いている場合や、第一次反抗期と第二次反抗期の間の反抗期(「中間反抗期」)として発生している場合があります。

4歳頃にも反抗期が起こるということを知らないと、「これは教育の問題で生じたことなの?」とパニックになってしまうかもしれませんが、子供が成長するための一つの過程として落ち着いて対処しましょう。

4歳児の反抗期はどう対応したらいいの?

疑問 クエスチョン

4歳になると自分の気持ちを表現したり、他人の気持ちを察したりする能力がどんどん高まっていきます。しかしその反面、口答えが達者になり、大人でもびっくりするような言葉で親の指示に対して反論することも。

毎回のように口答えされると、親はだんだんイライラして、感情的に怒鳴ってしまうこともありますよね。なかには、そんな自分を責め、自己嫌悪に陥るママもいます。

それでは、1・2歳のイヤイヤ期よりさらにパワーアップした4歳児の反抗期には、どう対応したらいいのでしょうか?おすすめの3つの対応法をご紹介します。

嫌な理由をとことん聞いてあげる

4歳頃の子供は上手に会話もできるので、イヤイヤを言い出したら、何が嫌なのかその理由をとことん聞いてあげましょう。そうやって親が聞く態度を示すと、子供は言いたいことを吐き出すことができ、満足感を得てイヤイヤがおさまります。

また、子供が嫌がるのには、大人には分からない子供なりの理由があることも。たとえば、歯磨きを嫌がっている子供には、「歯磨きブラシの形が怖い」「歯磨き粉のにおいが嫌い」などの理由があり、それを上手く言葉で表現できず、ただ「イヤ!したくない!」と反抗しているケースもあります。

ほかにも、「前回歯を磨いたときに外から怖い犬の鳴き声が聞こえた」などの恐怖体験が結びついて拒否していることも珍しくはありません。

論理展開がしっかりしていない子供の話を聞き続けるのは根気のいることですが、子供が自分の気持ちを他人に伝えるための訓練だと思い、イヤイヤしている理由をじっくりゆっくり聞いてあげてくださいね。

子供に選ばせてあげる

子供に選択肢を与え自分で選ばせてあげると、させたいことをすんなりしてくれることもあります。

たとえば、着替えを嫌がるときは、いくつか服を出して自分で選ばせます。出かけるのを嫌がるなら、「散歩の途中に公園に行く?川に行く?」「電車とバス、どっちに乗って行こうか」と選択肢を上手く質問に混ぜ込んでみましょう。

こういったやりとりをすることで、子供の注意が他のものにそれて、言うことを聞いてくれることがあります。

それでも嫌がるときは、身に危険が及ばない範囲でとことんやりたいことをやらせてあげてください。子供は自分の意見を親に却下され続けると、ストレスを感じてしまいます。子供の自由にさせるのも親のひとつの大切な役目だと思い、グッと我慢して見守ってあげてくださいね。

理由を説明しながら冷静に反応する

子供に言い返されるたびに、親が「そんなこと言っちゃダメでしょ!」と感情的に反応してしまうと、子供はなぜ怒られているのか分からず、親も疲れてしまいます。また、子供は親からの反応が大きいと、それを面白がって、あえて反抗的な態度をとることもあります。

頭ごなしに叱ったり注意したりするのではなく、「そんな言葉を使ったら相手が悲しい気持ちになるから使わないようにしよう」と理由をきちんと説明しながら、冷静に対応するように心がけましょう。

4歳児の反抗期は男の子と女の子で違うの?

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4歳の反抗期の特徴は、男の子と女の子で基本的には同じですが、少しだけ違いがあります。

男の子は体力がついてくるので、一度泣き出すとずっと泣き続けたり、暴れて手がつけられなかったりすることがあります。また、「バカ」「うるせえ」など汚い言葉を使って反発するのも男の子の特徴の一つです。

一方で女の子は、男の子に比べて言語能力の発達が速いことが多く、体を使って反抗を示すというより口達者に反論する傾向にあります。

しかし、子供の個性などで個人差があるものなので、「男の子だから」「女の子だから」ということを過度に気にしすぎるよりも、その子の個性や興味にあわせて対応することが大切です。

4歳児の反抗期にはママのケアも忘れないで

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4歳頃に反抗期がやってくると、上手く対処できない自分にいら立ってしまうママもいるかもしれません。精神的に限界に近づいたら、一時的に子供と離れてトイレや別の部屋に駆け込み、一呼吸おくのも一つの手です。

気持ちが落ち着いたら子供のところに行き、落ち着いて対応し、最後にはギュッと抱きしめてあげてくださいね。

子供の反抗期は成長の証です。今は大変でも、数年後には懐かしく思えるもの。子供の気持ちを尊重しながら、上手に対応していけるといいですね。

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