小1の2学期から算数は複雑に!スラスラ解くための鍵は?反復練習のコツも

足し算や引き算、長さ比べなど今後の基礎となることを学ぶ小1の算数。特に2学期以降は、1学期と比べて計算方法や文章問題が少し複雑になるため、子どもが算数の問題をスラスラ解けないケースも増えてきます。

今回は、子どもが算数の問題をスラスラ解けない理由と解けるようになる鍵、おすすめの復習方法についてご説明します。

算数の問題がスラスラ解けないのはなぜ?

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算数の問題がスラスラ解けない様子がみられたら、子どもは以下の状態かもしれません。

解き方を覚えていない

考えることなくすぐに答えを聞いてしまったり、近くの問題と似ているから解けたりした場合は、解き方を覚えられていない可能性があります。

間違えたまま覚えている

解き方を間違えたまま覚えていると、どこで間違えたのか、なぜ解答があっていないのかわからないことも。どこかボタンを掛け間違えたまま覚えているところがあるかもしれません。

分かったつもりになっている

1度解けた問題は分かったつもりになりやすく、少し問題文が変わったり、ひねった問題になったときにつまづくことがあります。

スラスラ解けるようになる鍵は?

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算数の問題を解く上で大切になるのが、どうしてその答えになるのかの仕組みを理解できているかです。以下のようなことを意識してみるのがおすすめです。

1. 基礎に戻ってみる

つまずいているときは、子どもと一緒にどこまで分かっているのかを整理しましょう。

例えば繰り上がりのある足し算でつまずいている場合は、次のようなSTEP形式で確認してみてくださいね。

① 20までの数字を覚えられているか
② 1桁+1桁の足し算はできるか
③ さくらんぼ計算のやり方を理解できているか

各STEPごとに答えられたら、自信をつけるためにも褒めてあげてくださいね。

2. 反復練習をする

スラスラ解けるようになる最大の鍵は、仕組みを理解した上での「反復練習」。基礎に戻って解き方を理解したら、繰り返し練習をしてみましょう。

100ます計算などをして数をこなすことで、記憶に刻まれて、処理するスピードが早く正確になりますよ。

3. 短時間でも復習する時間をつくる

人間の脳は忘れるようにできています。一生懸命覚えても、どうしても記憶から抜け落ちてしまうことがありますよね。

次の図は、カナダの大学による研究で、1時間の講義のあとの「人の記憶量と復習の効果」を表しています(※2)。

最適な復習のタイミング

24時間以内に10分間復習、1週間以内に5分間、1ヶ月以内に2〜4分の復習で、記憶が約100%戻ると報告しています。

まずは「翌日」「1週間後」「1ヶ月」の3回の復習を意識すると良いですが、細かく決めるのが大変な場合は、短い時間で毎日復習してみましょう。

子どもに反復練習をしてもらうコツは?

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同じドリルやプリントを使って反復練習をしようとすると、「やっと解けたのにまたやるの?」という気持ちになりやすいかもしれませんね。

無理なく反復練習をしてもらうために、少し工夫してみましょう。

ドリルはコピーして使う

一生懸命解いたあとに消されて、再び解くように言われると、子どもも抵抗感を持ちやすいもの。

ドリルなどは復習用にコピーしておくと◯。一度解いた問題と気づかれないように、1週間後や1ヶ月後に問題をシャッフルして解かせてみましょう。

ゲーム要素を取り入れる

勉強として押し付けられるとやる気がでませんよね。ゲーム要素を取り入れることで、子どもも受け入れやすくなりますよ。

100ます計算などはタイムアタックにうってつけ!前回のタイムを超えられたら、特別な花丸をつけたり、ご褒美シールを貼ったりしましょう。親子で競争してみるのもいいですよ。算数アプリを使ってみるのもおすすめです。

楽しく取り組めるドリルを活用する

反復練習といってもずっと同じ問題を解く必要はありません。好きなキャラクターを使ったドリルや少し変わった作りのドリルなど、目新しさを混ぜて子どもが飽きないように工夫しましょう。

子どもの理解度を確認しよう

算数の問題は、まずはどうしてその答えになるのかの道筋を理解することが大切です。子どもの理解度を確認したら繰り返し復習をして、「算数は得意!」と言えるようになるといいですね。

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