小1で算数に苦手意識を持たないために!親が心がけたい5つのポイント

算数はたくさんの計算方法や解き方があるため、親も子どもも苦手意識を持ちやすい教科かもしれません。小1から算数を楽しく学ぶためには、宿題や家庭学習での親の関わり方も大切です。

そこで今回は、算数の教え方で親が誤解しがちなことや心がけたいこと、おすすめの教え方についてご紹介します。

算数の教え方で親が誤解しがちなこと

小学生 勉強 学習 難しい

算数を教えるとき、親自身が以下の誤解をしていることがあります。

教科書をよく読ませればOK!

教科書は、親でも分かりにくいような表現をしている部分がある場合があります。難しい内容をわかるまで読むように言われると、苦手・嫌いといった感情につながりやすくなります。

算数が苦手だったから教えるのが下手かも…

親自身が算数に苦手意識があると「この教え方でいいかな?」「間違っていたら困る」と不安になることもありますよね。一緒に解き方を考えたり、解き方を工夫したりすることで、子どもも「がんばろう!」という気持ちになりやすいです。

すぐに解けたからもう安心!

「先週解けた問題が今日は解けない…」というのはよくあることです。特に計算問題は、反復練習が大切。毎日少しずつでもいいので復習する時間を持てるといいですね。

とにかく日常生活で計算をさせるべき!

算数を習い始めると、日常生活のなかで「お菓子が5個あるけど、3個食べたらいくつ残る?」と何でも計算させたくなりますが、毎回となると子どもも嫌になってしまいます。ほどほどにしておきましょう。

小1に算数を教えるときに
親が心がけておきたい5つのポイント

算数を教えるときに親が心がけておきたいことをまとめました。

✕を責めるのではなく◯を褒める

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「どうしてできないの?」と言われると、大人でも嫌な気持ちになってしまいますよね。親としては間違っている部分が気になるのは当然ですが、まずはできたところを褒めてあげましょう。

簡単な問題でもいいので成功体験を積ませる

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「わかった!」という成功体験が子どもの「楽しい!」「もっとやりたい!」に繋がります。自己肯定感も上がり、やる気も出やすくなりますよ。子どもが好きなキャラクターのドリルなど、楽しく取り組めるものを活用するのもおすすめです。

解き方を子どもに説明してもらう

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近くの似た問題を見てなんとなく解けた、たまたま正解した、ということがよくあります。一度解けた問題でつまづくときは、解き方を説明できるか聞いてみるのが一番。

何がわからないかに気づくことで解ける場合もあります。次に同じ問題がでたときにも自信をもって解くことができますよ。

間違えていたら過程を一緒に確かめる

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間違えたらどこまで理解できているのかを一緒にたどりましょう。レベルに応じた勉強の方が子どもも苦手意識を持ちにくいですよ。

見直しのくせをつける声掛けをする

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間違いがあってもなくても「本当にこれでOK?」と確認してみましょう。間違いを自分でみつけることも成功体験のひとつです。先回りして間違いを指摘する前に、子ども自でが見つけられるか促してあげましょう。

実践!おすすめの子どもへの教え方

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子どもに教えるときは、以下のSTEPを繰り返すのがおすすめ。

1. 子どものレベルにあった問題を出す
2. とにかく褒めてモチベーションを上げる
3. レベルアップした問題を出す

まずは解けそうな問題を出して、解けたら大げさなくらいに褒めてあげましょう。「簡単すぎる」と乗り気になってきたら、少しレベルアップした問題を出してみてください。

子どもと一緒にやってみよう!

猫の例題 足し算

ここでつまずいていたら、一緒に猫の絵を書いてみましょう。無事正解したら「文章題は難しいのに解けたね!」と褒めてあげてください。

自信を持って解けていたら、「じゃあ猫さんがあと4匹きたらどうなる?」と繰り上がりの足し算に繋がる質問を出してみましょう。

親は根気がいるかもしれませんが、「わからないことが解けた」という経験は自信につながり、苦手意識を持ちにくくなりますよ。

子どもがやる気になるようにサポートしよう

親の誤解から子どものモチベーションを下げてしまうのはもったいないですよね。思い当たるところがあれば、今回の記事を参考にしながらサポートしてあげてくださいね。

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