小学校では4月からひらがなを書く練習をはじめます。今後一番使うことになるので、つまずくことなく書けると良いですよね。
そこで今回は、小1で間違いやすいひらがなを小学校の先生に聞きました。子どもがポイントを押さえて書けているかチェックしてみましょう。上手く書けるようになるコツも参考にしてくださいね。
鏡文字になりやすい「く」「す」
・なだらかに折り返している
・「く」の単語例:つくし、くちばし
・2角目の結びの部分が全体の中心にある
・「す」の単語例:すうじ、すずめ
線が多くてバランスをとるのが難しい
「あ」「な」「ふ」「を」
・全体が◯の中に収まる形になっている
・「あ」の単語例:あした、あいす
・3角目の結び部分が中央ラインあたりにある
・「な」の単語例:なし、なかま
・全体が△の中に収まる形になっている
・「ふ」の単語例:おふ、ふうせん
・2角目を折り返したあとにカーブを描いている
・「を」の単語例:普段使う単語で「を」を含むものはほぼありません。
固有名詞では「あをはた」「とおろを」などがあります。
形そのものが難しい
「え」「ぬ」「ね」「め」「ゆ」「れ」
・2角目の最後は真横に向かって止めている
・「え」の単語例:えいが、えのぐ
・2角目の結んだあとは下向きで止めている
・「ぬ」の単語例:ぬりえ、たぬき
・2角目の結んだあとは下向きで止めている
・「ね」の単語例:ねこ、ねいろ
・2角目は丸みをもたせたあと払えている
・「め」の単語例:こめ、めだか
・全体が◯の中に収まる形になっている
・「ゆ」の単語例:ゆき、ゆうき
・2角目の最後は外に逃げるように払えている
・「れ」の単語例:れいす、かれい
ひらがなを上手く書けるようになるコツは?
小1の子どもが上手く文字を書けるようになるためには、以下のようなことをするのがおすすめです。
お絵かきや線なぞりで手先の使い方を練習する
ひらがなは、直線や曲線、丸を組みあわせて書きます。自宅では、お絵かきや線なぞりなどをして手先を使う練習をするのがおすすめですよ。
子どもから進んで楽しく書けるように、親子で手紙交換をするのも◯。
マス目ノートでバランスを意識させる
きれいなひらがなは文字のバランスが整っています。練習するときは、バランスを意識できるように十字の点線が入ったマス目のノートを使うといいですよ。小1では特に8マスがおすすめ。
バランスのとれたきれいな字が書けたら花丸をつけて褒めてあげてくださいね。
書きやすい筆記用具を揃える
小1では特に筆圧が足りずに線がぶれやすいです。成長とともに子どもなりの書くコツが身についていきますが、それまでの間は、書きやすくなる環境を作ってあげるのがおすすめ。
持ちやすい鉛筆や、以下のような書きやすくなる下敷きを使ってみてもいいかもしれませんよ。
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間違いやすいひらがなを練習しておこう
小学1年生では、ひらがなの読み書きをできるようになり、文章のなかで使えるようになるまでを学びます。子どもの文字の習得には個人差があるため、つまずきやすいひらがなを前もって知っておいて、子どものペースにあわせながらサポートしてあげましょう。