小1の2学期頃になると、学童から1人帰りをする子もいるのではないでしょうか。秋ごろから暗くなり始める時間が早まるため、下校に不安を感じるパパやママは多いと思います。
そこで今回は、日が短くなるとどんな危険があるのか、また親ができることなどの対策法を紹介します。
暗い時間帯の1人帰りで危険な場所は?潜む危険は?
通い慣れた通学ルートでも、暗くなるだけでさまざまな危険が出てきます。通学路として歩く場所はもちろん、通学のルートに以下の場所が隣接していないか確認してみましょう。
暗い道
● 街灯の少ない道
● 家が少ない道
暗い道では足元が見えにくくなり、万が一障害物があっても気づきにくいもの。転倒して怪我をする恐れがあります。また、暗いと車、バイク、自転車などから子どもが確認しにくいため、交通事故が発生しやくなります。
見通しが悪い・人通りが少ない場所
● 木々が多い公園や駐車場
● 雑草が生い茂った空き地
● 地下道
● 建物と建物の間
見通しの悪い場所=まわりから見えにくい場所です。人通りが少ない場所を含めて不審者が隠れやすく、助けを呼んでも気づかれにくいので注意が必要です。
暗い時期の下校、親ができることは?
日が短い時期に、親が子どものためにできるのはどんなことでしょう。
一時的にお迎えを再開する
親の都合が許す範囲で、下校時間が暗くなる時期だけお迎えを再開するのも1つの方法です。
学童や校門まで行かなくても、途中まで学校へ向かい、下校途中で合流するのも良いでしょう。一緒に帰る人がいるのか、怖がっていないか、子どもの様子を知ることができますよ。
親子で下校コースの危険スポットを確認する
下校時に近い時間帯に、親子で下校コースを歩くのもおすすめです。
帰りながら、「この場所は特に人が少ないから、寄り道せずにまっすぐ帰ろうね」「今の時間は車の通りが多いから、必ず白線の内側を歩こうね」と、注意して欲しいことを伝えながら歩いてみましょう。あとから家で伝えるよりも子どもは実感しやすくなります。
子どもと約束をする
暗い時間に1人帰りをするするときは、子どもと以下のような約束をしましょう。
● 寄り道や回り道をしない
● 暗い場所はライトをつける
● 交差点やT字路は一時停止して前後左右を確かめる
● 防犯対策の「いかのおすし」を守る
暗い中の1人帰り、あると安心なグッズは?
暗い時間帯に下校する日、親が毎回お迎えに行けるとは限らないため、以下のようなグッズを子どもに持たせておくと安心です。
特に、先述の「暗い道」「見通しが悪い・人通りが少ない場所」が通学路にある場合は、必要に応じて準備してあげましょう。
キッズケータイ
キッズケータイは、不安なときにすぐに親に連絡できて、親は対応方法を伝えられるのがメリット。さらに、防犯ブザーがついていて、プランを追加すればGPSの機能も使えます。必要なときに親は子どもの居場所を確認できて安心です。
GPS
小型で荷物にならないGPS。モデルによっては「通知ボタン」がついていて、押すと子どもからSOSが親のスマホに知らせが来たり、子ども自身が自分の居場所を通知したりします。万が一帰りが遅いときは、アプリを起動してすぐに正確な居場所を確認できますよ。
防犯ブザー
防犯ブザーを常にランドセルにつけておけば、いざという時にすぐに鳴らせて周囲に異常事態が発生したことを伝えられます。また、防犯ブザーの装着がわかることで、犯罪抑止効果が期待できます。
ライト
携帯用のライトがあれば、街灯の少ない場所の足元を照らしながら、車などに「通行者がいること」を知らせることも可能です。携帯用の小型タイプなら、軽く持ち運びも苦になりませんね。
反射板
反射板がついているランドセルは多いですが、たすきタイプや手首・足首に巻くタイプの反射板もあると安心です。幅が広いタイプだと車や自転車が気づきやすいのでおすすめです。暗い道でもさまざまな角度から気づいてもらいやすいですよ。
1人帰りの防犯&交通安全の意識を高めよう
夏至を過ぎ、秋めいてくるとあっという間に暗くなる時間が早くなります。それまでに、親子で防犯と交通安全の意識を高めておけるといいね。