【小1の壁】学校で「なくし物」が多すぎる!入学前にできることは?

子どもが小学校に上がると今までと環境が変わり、親子でさまざまな困難に直面します。これは一般的に「小1の壁」と呼ばれますが、どんな壁に当たるのかイメージしにくいですよね。

そこで今回は、小1の壁のなかでも「子どものなくし物」について、よくなくなる物や意外な物、なくしものを減らすために今からできることをご紹介します。

子どもはどんな物をなくしがち?

小学生 消しゴム 鉛筆 えんぴつ 筆記用具

小学1年生がなくしがちな物を、編集部の先輩ママパパと小学校の先生に聞いてみました。

しょっちゅうなくす部門

● 筆箱の中身(消しゴム、えんぴつ、名前ペンなど)
● マスク
● ハンカチ
● ヘアピン・ヘアゴム など

Tママ

Tママ

朝髪の毛をセットして行っても、なぜかヘアピンやヘアゴムを外してくるうえに、一式なくして帰ってきます…。

Yママ

Yママ

マスクはこれまで何枚なくしたか数えきれないほどなくしています。

小学校の先生R

小学校の先生R

えんぴつや消しゴムはほぼ毎日クラスの誰かがなくしていますね。みんな似たような物を使っているので、名前が書いていないと持ち主が分かりません…。

中には、「なくしものがゼロになることは諦めて、まとめ買いするようにした」との嘆きの声も。こまごました物は、びっくりするほど頻繁になくしてしまうようです。

こんな物もなくすの…?部門

● 配布されたプリント
● 家や自転車の鍵
● 上履き
● 教科書、ドリル類
● 体操着
● 図書室で借りた本 など

Sママ

Sママ

来週の時間割が書かれたプリントをなくしてきたときはめちゃくちゃ困りました…。ママ仲間にプリントの写真を送ってもらったり、お互いにコピーし合ったりしています。

Kパパ

Kパパ

自転車の鍵はしょっちゅう無い無い騒動が起きるので、番号式の鍵に付け替えました。

Eママ

Eママ

図書室で借りた本をなくしたことが…。そもそも家で見たことがなかったのですが、しぶしぶ購入して返しました(泣)

小学校の先生R

小学校の先生R

教科書や学校のドリルをなくしてしまう子も。予備があれば渡す先生もいますが、基本は販売店で買ってもらうことが多いです。市販で売っていないものもあるので、なくしてしまうと保護者の方は大変だと思います…。

「しょっちゅうなくす部門」ほどなくす頻度が多くはないにしろ、なくなるとかなり困る物もなくしてしまうことがあるようです。大事なものはなくさない、というわけではないのです…。

なくし物を減らすために、今からできること

小学生 ママ 娘 子ども

体験談によると、子どもが物をなくす原因は

● いつも違う場所に入れている
● 物をなくしても何とも思っていない

ことが多いようです。そこで、先輩ママパパが実践して効果のあった、なくしものを減らすためにできることをご紹介します。

どの方法が合うかは子どもの性格によっても異なるので、子どもが取り組みやすいものを実践してみてくださいね。

物を定位置に置く・片付けることを意識づける

Sママ

Sママ

年長の頃から、本や学習用の物はここ、おもちゃやゲームなどの遊ぶ物はここ、とエリアを分けて、片付けのたびに声をかけて物を決まった場所に置くことを意識づけていました。

そうすると、「おもちゃがない!」と子どもが言った時に、「あのエリアに自分で置いてたから、すぐ探せるよね」とフォローができ、「定位置に置けば、次使う時に自分が楽なんだ」と子どもが納得できるのでおすすめです。

物の管理を子どもに任せる

Tママ

Tママ

「自分が大事なものは、自分でなくさない方法を考えて管理してね」と言い続け、練習させました。

うちの子は、自分の宝物を置く場所を自分で決めて大事にしていたので、管理を任せることで責任感を育てるのは良い方法だと思います。

「なくしたら買ってもらえる」を当たり前にしない

Eママ

Eママ

なくしたら買ってもらえることが当たり前になると、「なくさないようになんとかしよう」と自分で考える癖がつかないのかなと思います。

なので、物をなくした後は徹底的に探させて、次なくさないための方法を一緒に考えるようにしています。

入学前から、物を管理する練習をしておこう

小学校では「自分のことは自分でする」ことを求められます。親子で戸惑うことも多いと思いますが、小学校に上がる前に物を管理する習慣を少しずつつけておけるといいですね。

もしも頻繁に物をなくすだけでなく、気が散りやすい、片付けが苦手、勉強でケアレスミスが多いなどの特徴が見られたら、発達障害(ADHD)の可能性も考えられます。

早めに気づいてあげると適切な対処ができることもあるので、心当たりがある場合は以下の記事を参考にしてみてくださいね。

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