やさしい味付けで食材そのものの味を堪能できる和食。栄養バランスがとりやすくヘルシーな和食は、幼児食にもおすすめです。この時期は大人の料理から取り分けをすることもできるので、家族みんなが好む和食は、ママも作りやすくて助かりますよね。
そこで今回は、幼児食期におすすめの、食材をたっぷり使った和食の主食レシピ7品を紹介します。
素材の味を楽しめる!
幼児食にぴったりな和食の主食レシピ
納豆入り野菜ごはんおやき
材料
※キャベツ、小松菜、にんじんなど
- 1ボウルに納豆、野菜、ごはん、薄力粉、塩、青のりを入れてよく混ぜ、野菜のゆで汁を少量ずつ加えてまとめる。
- 2熱したフライパンにサラダ油を薄くしき、スプーンで1を入れて3cmの大きさに平らに伸ばす。色づいたら裏返し、ふたをして焼く。
厚揚げと桜エビの焼きうどん
材料
- 1厚揚げは湯(分量外)をかけ、2〜3cm長さの短冊切りにする。チンゲンサイの葉も同じ大きさに切り、芯はせん切りにする。桜エビは分量の湯で戻して刻み、戻し汁も残しておく。ゆでうどんは4~5cm長さに切る。
- 2フライパンにごま油を熱し、1の厚揚げ、チンゲンサイを炒める。桜エビ、戻し汁、うどんを加え、しょうゆを入れて汁気がなくなるまで炒める。カツオ節をふる。
カルシウムたっぷりお好み焼き
材料
- 1キャベツはさっとゆでて冷まし、短いせん切りに、ニラはみじん切りにする。
- 2ボウルに溶き卵、長いも、牛乳、塩を入れて混ぜ、薄力粉とベーキングパウダーをザルでふるいながら加え、混ぜる。1と、5mm角に切ったチーズ、シラスを混ぜる。
- 3サラダ油を熱したフライパンに2を入れて丸く伸ばす。ふたをして両面がこんがり色づくまで焼く。食べやすく切って皿に盛り、ソースとケチャップを混ぜて少量ぬり、青のりをふる。
3種の乾物の混ぜごはん
材料
- 1 切り干し大根、切り昆布、桜エビを分量の湯に浸し、やわらかくなったら取り出して刻む。鍋に戻し汁と一緒に入れ、しょうゆ、砂糖を加えて煮汁が
なくなるまで煮て、混ぜごはんの素を作る。 - 21をごはんに混ぜる。
野菜入り肉みそうどん
材料
- 1なす、ピーマン、長ねぎはみじん切りにする。
- 2フライパンにごま油とにんにく、しょうがのみじん切りを入れて熱し、ひき肉を炒める。色が変わったら1を加え、水を入れて煮る。Aを混ぜ、水溶き片栗粉でとろみをつける。
- 3ゆでうどんは食べやすい長さに切り、やわらかくゆでる。水にさらしてザルにあげ、器に盛って2をかける。
枝豆と野菜のかき揚げ丼
材料(4食分)
- 1ゆでた枝豆は薄皮をむいて粗く刻む。さつまいもは8mm角に切り、水にさらしてザルにあげる。にんじん、玉ねぎは短いせん切りにする。
- 2薄力粉とベーキングパウダーをボウルにザルでふるい入れ、水と塩を加えて混ぜ、かための天ぷら衣を作る。1とシラスも加え混ぜる。
- 3フライパンに高さ1〜2cmの油を入れて熱し、箸先を入れると泡が多く出るくらい(中温)になったら、生地をスプーン一杯ずつそっと流し入れる。底がかたまったら裏返し、全体がカリッとするまで揚げる。
- 4Aを鍋に合わせてひと煮立ちさせる。器にごはんを盛ってかき揚げ(食べやすく切ってもよい)をのせ、タレをかけ、ちぎった焼きのりを散らす。
シラス入りにんじんかぼちゃがゆ
材料(1食分)
※湯にだし昆布2cm角程度を浸して冷ましたもの、または水でもよい
- 1小鍋に、ごはん、すりおろしたにんじん、皮を取り薄く刻んだかぼちゃ、シラス、だし汁を入れて混ぜ、ふたをして火にかける。沸騰したら弱火にし、時々かぼちゃをつぶしながら約15分炊く。塩を混ぜて蒸らす。
和食は食欲がないときにもおすすめ!
だしに使う昆布やカツオ、醤油のやさしい香りは、大人のみならず子どもの食欲もそそります。食欲がないときにも和食のメニューはおすすめですよ。
また、和食の味付けは、食材をたっぷり使ってもケンカせず調和してくれるのが良いところ。好き嫌いがある場合は、和食のメニューに苦手な食材を取り入れてみてくださいね。
● 食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
● 具材が大きい場合は、食べやすいサイズに調整してください。
● レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません。(ただし、この時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。
レシピ・記事提供:「まいにちの手を動かす食事で、すくすく育つ 1〜3歳発達を促す子どもごはん」(中村美穂著、日東書院本社)