体外受精の体験談を知りたい!どんな不安を感じやすいの?

35歳以上の高齢出産になる人も増え、日本でも不妊治療の認知度が上がってきています。ただ、親しい人にもオープンに言うことができないことも多く、まだまだ情報を集めるのが難しい状況です。病院の先生やパートナーにしか相談できず、悩みや不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。

今回は、体外受精を中心に、不妊治療を経験した人たちの体験談をまとめました。これから不妊治療に臨む人や、いま取り組んでいる人は、参考にしてくださいね。

体外受精の体験談「信頼できる病院選びを」

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「38歳で結婚したため、年齢的に不妊治療が必要かと思い、近所の婦人科で診てもらったのですが…。「子宮や卵巣に問題はないので、タイミング法が良い」と言われ、最初の3ヶ月は様子を見ましたが妊娠の兆しはありませんでした。

次に受診したときは先生が変わり、「卵巣の片側に問題があるかもしれないので、一度検査をして様子を見ましょう。半年間で妊娠できなければステップアップしていきます」と言われ、治療法や方向性も前回と全く違い、先生や病院を信頼していいものか悩んでしまいました。

その後、不妊治療専門の病院へ移り、体外受精で妊娠することができました。時間を浪費しないためにも最初の病院選びは重要なんだと痛感しましたね。」(39歳女性)

初めての不妊治療では、「本当に不妊なの?」「不妊の原因は何?」ということが詳しくわからないため、様子を見ることが多いようです。年齢の関係で時間的に余裕がなく、できるだけ早く妊娠したいという人は、しっかりと検査を受けられる病院で不妊の原因を調べ、適切な治療を始めることが肝心です。

体外受精の体験談「排卵数が少ない」

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「26歳のときに不妊治療を始めて、治療歴3年目を迎えました。不妊原因がわからず、今回初めて体外受精を行いました。現在、胚移植後の結果を待っている状態です。

採卵数は6個、受精卵は4個、移植できた胚は2個でした。採卵数が少なく、次回の体外受精も見越した凍結保存ができなかったのが残念ですが、今は旦那さんと一緒にお腹をさすりながら妊娠できるのを願っています。」(29歳女性)

体外受精に取り組むなかで、「思うように卵子が採取できない」という悩みを抱える人も多いようです。採卵数が10個以上あっても受精や着床に至らないことや、1個しか採取できなくても卵子の質が良く、妊娠に至る人もいます。

体外受精の採卵方法は何種類かあります。それぞれのメリット・デメリットをふまえ、年齢や不妊治療にかける期間などを考えながら、医師と治療法を相談してみましょう。

体外受精の体験談「胚移植後の過ごし方」

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「不妊治療歴1年目の35歳です。タイミング法、人工授精を経て、現在は体外受精を行っています。注射剤が体に合わず、歩くだけでも痛みを感じる日々が続きました。

採卵のときは21個もとれたので安心していたのですが、そのうち移植できる胚になったのは1個だけ。また、注射剤によって卵巣が腫れてしまい、新鮮胚移植を見送ることになりました。移植予定の胚は凍結保存をしたのですが、胚が凍傷になり、結局移植自体が中止に…。

注射剤を変えて再度チャレンジして、現在は1個胚移植し、1個凍結保存している状態です。過去に流産も経験しているので、着床後に育ってくれるようにサプリメントで体調を整えています。」(35歳女性)

体外受精で胚を移植したあと、「無事に着床してくれますように」と祈るような気持ちで日々を過ごしている人も多いのではないでしょうか。移植から妊娠判定日までの約2週間は、「気にしすぎない」「ストレスを溜めこまない」ということが何よりも大切です。

胚移植後の過ごし方のポイントについては、下の関連記事を参考にしてくださいね。

体外受精以外の体験談「人工授精で妊娠」

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「現在は人工授精で妊娠でき、安定期に入ったところです。ただ、ここまでの道のりは険しいものでした。

結婚してからすぐに子供がほしかったのですが、2年経っても妊娠できなかったので不妊治療に踏み切りました。タイミング法がうまくいかなかったため、数ヶ月後には人工授精に切り替えたものの、仕事が忙しくて数ヶ月の期間を空けながら4回チャレンジしてもうまくいかず…。

次は体外受精を始めようと今の仕事を休職した後で、最後だと思って5回目の人工授精を行ったところまさかの妊娠。仕事と不妊治療のストレスから開放されて、リラックスしていたことが、この結果につながったのかなと思いました。」(31歳女性)

人工的に精子を子宮内に入れることで、自然妊娠に近い形での妊娠を目指す「人工授精」。日本産科婦人科学会によると、1回あたりの妊娠確率は約5%程度とされています(※1)。一般的に人工授精には4〜6回までチャレンジし、妊娠しなかったときには体外受精や顕微授精を検討することが多くなります。

強いストレスを感じると、ホルモンバランスが崩れたりすることで妊娠しにくくなり、それがさらにストレスを引き起こすという悪循環も。この体験談にもあるように、リラックスした状態で妊娠できるよう、パートナーと一緒に心がけたいですね。

体外受精以外の体験談「顕微授精で妊娠」

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「不妊治療は7年ほど行いました。これまでに人工授精を20回、体外受精を1回、顕微授精からの移植を16回行いました。一度だけ流産も経験しています。不妊の原因は、男性不妊と排卵障害、黄体ホルモン不全など様々ありましたが、それらを乗り越えての妊娠・出産でした。」(38歳女性)

「夫が40歳、私が37歳のときから不妊治療を始め、3年目にしてようやく妊娠でき、6ヶ月が経ちました。顕微授精を2回、凍結胚移植を2回やった結果です。

私たちは結婚してから長い間子供ができず、友人の勧めで受けた不妊専門のクリニックで、夫が乏精子症の診断を受けました。不妊治療にかかった費用は総額200万円ほどで、お互いの両親にも援助してもらってなんとか続けてきました。

不妊治療は、心身ともに苦しく、経済的にも厳しいものでしたが、夫婦で覚悟を決めてから取り組み始めたので、ここまで続けられたと思います。」(40歳女性)

一般的に顕微授精は、人工授精や体外受精で妊娠できなかったカップルが、ステップアップして臨む不妊治療の方法です。なかには、「顕微授精で妊娠するまでに10年以上かかった」という人もいます。

顕微授精の費用は病院や処置内容によって異なりますが、1回当たり約30~50万円かかります。治療期間が長くなるほど経済的な負担も大きくなるので、資金計画を含めて夫婦で話し合ってから、顕微授精に臨むかどうかを決められると良いですね。

体外受精の体験談を参考にしつつ、リラックスして取り組んで

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不妊治療に取り組むにあたり、「本当に妊娠できるの?」「どれくらい期間がかかるの?」と不安を抱えている人も多いと思います。周りに経験者がいないと余計に心配になるものですが、今回ご紹介した体験談にもあるように、「精神的・身体的・経済的な苦労を乗り越えてついに妊娠した」という人たちも多くいます。

体験談を参考にしつつも、あまり妊娠のことばかり気にしすぎず、美味しいものを食べたり適度に体を動かしたり、リラックスした状態で治療に取り組めると良いですね。

※1参考文献: 日本産科婦人科学会雑誌 60巻12号「E.婦人科疾患の診断・治療・管理 4.不妊症」p.495

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