子供が小学校に通い始める頃に購入した学習机。「子供が成長して使わなくなった」「傷や汚れがひどくて買い替えたい」といった理由から、処分が必要になることもありますよね。しかし、重量もサイズもある学習机をいったいどのようにして処分すれば良いのでしょうか?今回は、子供の学習机の処分方法や、処分するときの解体方法をご紹介します。
学習机はいつまで使える?
子供が学習机を使う期間は、小学校から高校くらいまで。早いと、保育園や幼稚園の後半から使いはじめ、中学校を卒業するころに買い替えることも珍しくありません。
最近は、シンプルなタイプの学習机や、カウンターテーブルを学習机として使用する家庭も増えています。子供が成長したら別の用途で使い回し、長期間使用するようです。
しかし、いわゆる子供向けの「学習机」と呼ばれるタイプのものは、サイズや形が限定されていて、使いまわしが難しいもの。
「下の子が使える」と思っても、年齢が近ければ使用期間もほぼ同時期で、上の子が使い終わる前に下の子の学習机を購入していることがほとんどです。
そのため長期間使用することが難しく、子供の成長とともに使わなくなり、処分することが多いようです。
学習机を処分する方法は?無料でできる?
学習机は、かなり大きいですよね。処分をしようと思っても、その方法に悩むことも多いではないでしょうか。
処分の仕方には、有料で破棄する方法もあれば、無料で誰かに譲るという方法もあります。以下の処分方法を参考にしてみてください。
自治体の不用品コーナーを活用する
自治体によっては、不要になった家具を引き取ってくれるところがあります。ネット掲示板や広報誌、役所の掲示板、不用品家具の展示会などを介して、家具を必要としている人に譲れることも。
住んでいる自治体が独自で行っているサービスもあるので、調べてみましょう。
リサイクルショップに買い取ってもらう
中古品としてリサイクルショップに売る場合は、かなり良い状態であることが重要です。付属品(棚・引き出し・フックなど)もしっかりついていて、素材が良いものであれば、高額で買い取ってくれることもあります。
逆に、10年以上使用していて状態が悪く、素材も一般的なものだと、無料でも引き取りの対象にならないことがほとんどです。買い取りの対象になるかどうかわからない場合は、事前に電話で相談してみるのがおすすめです。
ネットの掲示板や無料交換サイトに出品する
ネットの掲示板やオークション、フリマアプリ、無料交換サイトなどのサービスに出品するのもひとつの方法です。
しかし、商品の写真撮影や配送の手配など、手間がかかります。買い手が決まるまで処分できないというデメリットも認識しておきましょう。
また、取り引きの連絡を個人のメールやコミュニケーションツールなどで行う必要があったり、出品した商品を直接自宅に引き取りに来てもらったりする場合は、信頼できる相手か確認しておくことも重要です。不安な場合は、直接やりとりをしないサイトを利用しましょう。
買い替えのときに引き取ってもらう
学習机を買い替える場合は、新しく買うショップで、古い机を引き取ってもらえることもあります。
ただし、引き取りに条件があったり、料金がかかったりすることもあるので、購入するショップに確認しましょう。
粗大ごみとして処分する
学習机を粗大ごみとして処分するときは、事前に自治体へ申し込み、決められた「ゴミ処理券」を購入しましょう。
料金は自治体によりますが、学習机であれば1,000~2,500円くらいが相場です。
粗大ごみとして回収してもらう場合、指定のゴミ捨て場まで運ぶ必要があることがほとんどです。部屋まで取りにきてもらえないので、人手があるときに準備しましょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者は、処分したいときにすぐ引き取りにきてくれることや、部屋の中まで取りにきてくれるという点がメリットです。
しかし業者によっては、料金が高額なこともあります。なかには、粗大ごみで出すときの2~5倍かかることもあるようです。先に金額を確認してから依頼しましょう。
DIYで再利用する
最近は、手軽にDIYができるグッズがたくさん販売されています。日曜大工が好きなママやパパであれば、使わなくなった学習机をおしゃれに飾って、再利用するのも良いですね。
いらないパーツを取り外したり、ペンキを塗って色を変えたりするだけでも、テイストの違う家具として生まれ変わらせることができますよ。
解体して燃えるゴミとして出す
粗大ごみの対象サイズは自治体によって異なりますが、それよりも小さなサイズであれば、燃えるゴミとして処分できます。無料で回収してくれるので出費はありませんが、とにかく労力が必要です。
解体するときは、組み立てた順にパーツを分解しましょう。その後、天板や側面の板といった大きな部品を小さく切るなどして、ゴミ袋にまとめます。ネジやフックなど、素材が異なる部分は分別が必要です。
解体方法については後から詳しくご説明します。
ただし、学習机の素材によっては、解体しても燃えるゴミに出せないこともあります。住んでいる地域によって異なるため、事前に確認してください。
学習机を処分するときに解体する方法は?
学習机を燃えるゴミとして処分するときは、ハンマーで割ったり、電動のこぎりで切ったりして解体することが多いようです。
ハンマーは、叩いた衝撃で破片が飛ぶこともあります。近くに人がいないことを確認するのはもちろん、日曜大工専用のゴーグルをするなどして、自分自身も防護するようにしてください。
電動のこぎりは、学習机のネジを全て外してから使いましょう。ネジがついたまま電動のこぎりを使ってしまうと、刃が耐えきれず、使えなくなったり、折れて飛んでしまったりすることがあります。注意しながら作業してくださいね。
また、ハンマー、電動のこぎりともに、大きな音が響くので、使用するときは近隣にひと声かけておきましょう。
学習机の処分は下調べからはじめよう
学習机の処分は、どの方法を選択するかで、捨てるまでの期間や費用、労力まで変わってきます。それぞれの方法にメリット・デメリットがあるので、処分する前にしっかりと下調べをしておきましょう。
今すぐ処分が必要なのか、収入が少しでも入る方法で処分するのかなど、希望や状況に合わせて処分方法を決められると良いですね。