抱っこ紐はコンパクトで楽なものが良いの?選ぶときのポイントは?

抱っこ紐は、赤ちゃんとの外出に欠かせないアイテムです。しかし、いざ買おうとすると、たくさん種類があって、どれを選んだらいいのか迷ってしまうことも。一度購入したら長く使うものなので、慎重にじっくりと選びたいですよね。そこで今回は、抱っこ紐の選び方について、ポイントや注意点をご紹介します。

抱っこ紐とは?

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「抱っこ紐」とは、ママやパパが乳幼児を抱っこして移動するために使うアイテムです。肩ベルトや腰ベルトを体に装着して赤ちゃんの体を支えます。抱っこ紐を使うことで、赤ちゃんにとって快適な姿勢で抱っこすることができ、体への負担が軽減されます。

一般的な抱っこ紐は、赤ちゃんと向き合う対面抱きを基本として、前向き抱きやおんぶができるものがほとんどです。なかには、腰抱きや横抱きができるものもあります。

抱っこ紐には、海外メーカーのものも多く、ベビーキャリアと呼ばれることもあります。

抱っこ紐を選ぶ前に考えておきたいことは?

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抱っこ紐を選ぶときは、主に誰がどんなシーンで使うか、いつ購入するかといったことを、あらかじめ考えておきましょう。

抱っこする人

抱っこ紐はママが頻繁に使うイメージがありますが、実際に購入してみるとパパもよく使ったという声も聞かれます。パパや祖父母も抱っこ紐を使う予定がある場合は、それぞれの意見を聞いて選ぶことも大切です。

使う時期

抱っこ紐には、新生児期から使えるものもあれば、首がすわる頃から使えるものもあります。いつ頃から使いたいかを決めたうえで選ぶようにしましょう。

出産後、退院するときに移動が長い場合は、新生児から使えて横抱きができるタイプがおすすめです。首がすわってから使う場合は、対面抱き抱っこやおんぶができるタイプが人気ですよ。

使うシーン

抱っこ紐を使うシーンをイメージすることもポイントです。外出時にメインで使うのか、家の中で家事をするときや寝かしつけ時にも使うのか考えてみましょう。

電車での移動が多い人は、長い時間装着しても疲れないものがおすすめです。車での移動が多い人は、コンパクトに持ち運べるものを選ぶといいですね。ベビーカーとの使い分けも検討しましょう。

購入時期

出産準備のときに抱っこ紐を購入する人もいます。出産後は何かと慌ただしいので、妊娠中の体調が安定しているときにお店へ行くと、ゆっくり選ぶことができますよ。特に、退院時に抱っこ紐を使う予定の人は、妊娠中に購入しておきましょう。

出産後に購入する場合は、赤ちゃんが生まれた季節や成長のスピードにあわせて、抱っこ紐の素材やタイプを選べるというメリットがあります。

メーカー・ブランド

抱っこ紐は、様々なメーカーから製造・販売されていて、多くのブランドがあります。それぞれ、デザインや機能が異なるので、購入する前に、カタログやウェブサイトをチェックして、いくつか候補を絞っておきましょう。

実際に使用しているママの口コミは有力な情報源なので、近くに先輩ママがいたら聞いてみるといいですよ。

抱っこ紐を選ぶときのポイントは?コンパクトで楽なものが良いの?

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実際にお店に行って商品を見るときは、下記のポイントを確認しましょう。ネットショップで選ぶ場合は、商品の説明や画像をよくチェックして、できるだけ多くの情報を得てから選ぶようにしましょう。

SGマークがついているか

抱っこ紐を選ぶときに一番重視したいのは、安全性です。抱っこ紐は便利なアイテムですが、装着方法や使い方を間違えると、赤ちゃんが落下したり、ママが転倒したりする可能性があります。

抱っこ紐の普及に伴って抱っこ紐から乳幼児が落下する事故が増えたことを背景に、2015年に抱っこ紐のSG基準が改正されました(※1)。抱っこ紐を選ぶときは、SGマークを取得したものを選ぶようにしましょう。

着脱のしやすさ、コンパクトさ

赤ちゃんとの外出は荷物が多いので、着脱がしやすく、コンパクトなものを選びましょう。お店で手に取り、実際に着用させてもらうといいですね。

素材

抱っこ紐は、赤ちゃんのデリケートな肌に直接触れるものなので、素材を確認することも大切です。肌触りの良いオーガニックコットンで作られたものや、通気性の良いメッシュ素材で作られたものなど、月齢や季節に合わせて、重視したいポイントを決めて選びましょう。

洗濯ができるかどうか

夏場に抱っこ紐を使うと、赤ちゃんのお尻や背中があたる部分が赤ちゃんの体温や汗で蒸れます。また、毎日のように使っていると、自然と汚れが目立つように。洗濯機で丸洗いできる抱っこ紐を選ぶと、汚れたらすぐに洗うことができますよ。

色・デザイン

ママやパパの好みや赤ちゃんの性別やイメージに合わせて、お気に入りの色やデザインの抱っこ紐を選びましょう。

体への負担

抱っこ紐は、ママやパパの体への負担が軽減されるように設計されていますが、メーカーやブランド、ママ・パパの体型によって、装着具合は異なります。

腰痛や肩こりに悩まされているママは、ウエストベルトに厚みがある、肩にパッドが付いている、肩ひもの幅が太い、といったように体への負担が少ないものがおすすめです。店頭で試着して、自分の体型に合ったものを選びましょう。

おすすめの抱っこ紐を関連記事でご紹介しているので、参考にしてみてください。

抱っこ紐選びは時間をかけてじっくりと

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育児グッズのなかでも、特に使用頻度の高い抱っこ紐。赤ちゃんの体を支えるものなので、安全性が高く、長く使えるものを選びましょう。

また、メーカーやブランドによって、デザインや機能、素材が違います。実際に装着して、赤ちゃんとママ・パパにぴったりのものを見つけられるといいですね。

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