2025年7月31日(木)は「土用の丑の日」。土用の丑の日といえば「うなぎを食べる日」として広く知られていますよね。
今回は、妊婦さんはうなぎを食べてもいいのか、また、食べるときの注意点をご紹介します。
うなぎは量に気をつければ食べてもOK!

妊娠中は、うなぎのかば焼き100g程度(約1人前)くらいであれば問題ないとされています。ただし、以下の理由から、それ以上は食べないように気をつけてあげる必要があります。
18〜49歳の妊婦さんの1日のビタミンAの耐容上限量(ほとんど全ての人が、過剰摂取によって健康障害を起こすことのない最大限の量)は2,700μgRAE(※1)。
うなぎのかば焼き100g(約1人前)に含まれるレチノールは1,500μgRAEなので、うなぎは1日100gまでとしておくのが安心です(※2)。
特に、食べ物による胎児への影響が大きいとされる妊娠初期は、うなぎの量を少なめにしたほうが無難でしょう。
妊婦さんがうなぎを食べるときの注意点は?

うなぎを少し食べすぎたからといって、すぐに悪影響があるわけではありません。
ただし、うなぎを食べる日は、他の食材やサプリメントなどでビタミンAを摂りすぎないよう、パパも注意してあげてください。
うなぎを1人前食べると、1日の耐容上限量の半分以上、レチノールを摂取することになるからです。
レバーや卵、銀だら、あなごなどにもレチノールが多く含まれているので、同じ日の食卓に並べるのは避けましょう。
量に気をつけて、土用の丑の日を楽しんで!
妊婦さんもうなぎを食べることはできるので、食べすぎないよう気をつけてあげながら、一緒に土用の丑の日を楽しんでくださいね。
もし不安な場合は、一度かかりつけの医師に確認してから食べるようにしてください。