パパも知っておきたい保育園見学のこと。後悔しないために見る・聞くべき15のポイント

来年4月入園の場合、認可保育園の申し込みは10〜11月から本格的に始まりますが、申し込みに先立って、すでに見学を受け入れている保育園も多くあります

そこで今回は、ひと足早く「保活」をした先輩ママに、保育園の見学で見るべき・聞くべきポイントを調査しました!

いざ保活!保育園見学は絶対に行こう!

保育園見学 グラフ

編集部が実施したアンケート(※)では、90%近くのママが保育園に見学に行くことをおすすめしています。

なぜ、見学に行った方がよいと思っているのか、その理由についてご紹介します。

さきちママ

さきちママ

園庭の広さや安全性(どんな対策が取られているか)、室内の作りは実際に行ってこの目で見ないとわかりません

また、先生の雰囲気も実際に行ったことでよくわかり、安心して申し込むことができました。

プリンママ

プリンママ

私は生後8ヶ月で子どもを預ける予定だったので、給食など気になる点がたくさんありました。

できることなら複数の園を見学することをおすすめします。園によって雰囲気も異なるし、給食の食べさせ方も大きく異なりました。

みーママ

みーママ

何園か比較すると、やはり保育の質に差があることがわかります。

希望する園に入れるとは限りませんが、少なくとも「この園はイヤだな…」と思った園を候補から除外することはできますよ。

第3希望だった園が、見学に行って第1希望に変わったというママさんもいました。

赤ちゃんの個性、パパ・ママの働き方や育児の方針はそれぞれ異なるため、実際に見学に行って、保育園の雰囲気や方針を確かめることはとても大切なようですね。

《先輩パパ・ママと保育士が本音トーク!》
保育園の見学で見るべきポイント5

多くの先輩ママが「保育園の見学には行くべき!」と回答していますが、見学時にしっかり確認しておかなかったあまり、入園後に「こんなはずでは…」と後悔してしまったパパ・ママもいます。

先輩たちが本音で教えてくれた、保育園の見学で見るべきポイントをご紹介します!

1位:先生の子どもに対する対応

保育園 先生 給食

先輩ママの本音

保育士さんが子どもにどう対応しているか、どう声かけしているかは、自分の子どもを通わせたときのイメージに近いと思います。

むーママ

少し上の年齢の子が叱られている場面に遭遇したら、叱り方を見るといいと思います。

危ないこと、いけないことをしたときに、子どもにわかるように言える保育士さんは信頼できると思います。

まきママ

保育士の声

令子先生

令子先生

子どもの様子を見ていると、保育士がどのように子どもに関わっているかわかりますよ。その様子を見て、お子さんが楽しそうに遊んでいる姿が想像できたらいいですね。

2位:在園児が笑顔で楽しそうか

赤ちゃん 笑顔 保育園

先輩ママの本音

在園している子どもたちが先生になついているかどうかで、普段の様子がわかると思います。

nistママ

子どもの笑顔にウソはありません。在園児が元気に、楽しそうに遊んでいたらその園や先生の雰囲気が良い証拠です。

ゆずママ

保育士の声

令子先生

令子先生

見落としがちですが、園庭でどのような遊びをしているかを見ると、子どもの様子がよりわかります。外遊びに重点をおいている園なら、半日程度はお外活動に充てることもあります。

また、お散歩に行く公園がどれくらいあるのか聞いてみるのもいいですね。いろいろな公園に出かける園だと、子どもも楽しく過ごせます。

3位:園長・先生の雰囲気

赤ちゃん 笑顔 抱っこ

先輩ママの本音

先生の雰囲気は、園全体の雰囲気を表わしていると思います。また、先生同士の連携が取れていないと伝達漏れなども起こるので、先生同士の会話も要チェックです。

えこすけママ

大切な子どもを預けるので、教育方針やトラブルが起きたときにどのように対応してもえるのかは気になります。

そういう意味で、園長の人柄や考え方が自分と合っているかどうかは大切です。

みーこママ

保育士の声

令子先生

令子先生

保育園は、限られた職員で赤ちゃんのお世話をしています。先生達の連携が取れているかどうかは、とても大きいと思います。いい先生が一人、二人目立っているより、先生達の連携がしっかり取れているほうが、赤ちゃんの安全が確保されやすいと思います。

また、園長先生とお話するだけでその園の雰囲気がわかります。さらに、園長の考え方が自分と合っているかは、大切な赤ちゃんを預けるお母さん、お父さんにとって重要だと思います。

4位:片付けや衛生管理が行き届いているか

保育園 きれい

先輩ママの本音

見学に行った園のなかに、おもちゃを積み上げて片付けているところがありました。子どもがぶつかったら、確実にケガをしますよね…。

整理整頓には、子どもの安全に配慮しているかどうかが表われると思います。

ayatoriママ

複数の園を見学しましたが、給食の調理室の衛生レベルは園によってかなり違いました。

子どもを預けるにあたって、衛生面は気にすべき点の一つだと思います。

えぬママ

保育士の声

令子先生

令子先生

衛生面は、特に注意して見たほうがよいポイントです。 近年は、アレルギーを持っている赤ちゃんも増えてきています。どのような配慮があるのか、必ず確認してください。

5位:設備、セキュリティが整っているか

赤ちゃん 柵

先輩ママの本音

どんな部屋で過ごして、どのような状態で昼寝をするのかは確認したほうがよいと思います。

階段や棚などに安全対策がされているか、子どもに危険な場所がないかどうかの確認は大切だと思います。

モッキママ

子どもが長時間過ごす場所なので、床暖房などの設備があるかどうかはしっかり確認しました。

先生がよい保育をしようとしても、設備が整っていないとどうにもできないこともあると思います。

あかねママ

保育士の声

令子先生

令子先生

いろいろな人が出入りするので、セキュリティがしっかりしているかチェックしておくと安心です。また、赤ちゃん達が過ごす部屋は安全面が確保されているのかどうか、活動に取り組みやすい配慮もあるのか確認してみるといいですね。

部屋だけでなく、トイレやお昼寝の場所も確認するといいと思います。

多くの先輩たちが聞きそびれて後悔…
保育園の見学で『コレ』聞いておこう

チェックリスト

保育園の見学では施設や在園児の様子をチェックしたり、先生の説明を聞くので精一杯になってしまうパパ・ママも多いようです。

ですが、後になって「そういえば、この点はどうだったんだろう?」と思うことも多々あるようです。多くのパパ・ママが確認しそこなって後悔した「聞かないとわからないこと」は以下のとおりです。

1
保護者が参加するイベントの頻度
2
使用済みおむつは、持ち帰りかどうか
3
持ち物や服装の細かいルール
4
災害時の対応やセキュリティ
5
発熱時やケガをしたときの具体的な対応
6
土曜や時間外保育のルール・料金
7
保育の方針やカリキュラム
8
手作りしなくてはいけないグッズ
9
寝具(持参かレンタルか、持ち帰り頻度)
10
朝の保護者の負担(どこまでするのか)

どんなに園の環境や先生の雰囲気がよくても、手作りしなくてはいけないグッズが多かったり、時間外保育の料金が見合わずに入園を断念したというママもいました。

なかには、確認しないままに入園してしまい、負担の重さから後悔しているという声も。

パパやママ、赤ちゃんにかかる負担から、絶対に外せないポイントあったらうれしいポイントは分けて洗い出し、見学時にしっかり確認しましょう。そうすると、申し込み時に冷静に判断できますね。

保育園は第2の家庭。
パパ・ママと赤ちゃんに合う園を探そう

以前と比べると待機児童は軽減していますが、「希望の保育園に入れるのかな…」「近所で入れるならどこでもいい…」と考える人は多いと思います。

ですが、見学に行って園の雰囲気や設備を確かめることで、申し込みの際の優先順位が変わることもあります。

保育園は、赤ちゃんにとって第2の家庭ともいえる場。なるべく見学に行って雰囲気などを確かめ、赤ちゃんとパパ・ママに合う園を探せるといいですね。

アドバイザー佐藤 令子

佐藤 令子

親和女子大学 児童教育学科 発達教育学部 卒業。
保育士と幼稚園教諭の免許取得後、現在は保育園で4歳児クラスを担当。子どもが大好きで、子ども目線でどう一緒に目の前の遊びを楽しむか、そして一緒に楽しむことを大切にしています。「人に優しく、自分を大切にできる子育て」が目標。プライベートでは、小学1年生の女の子の母。

※アンケート概要
実施期間:2018年10月15日~2018年10月22日
調査対象:保育園に子どもを預けた経験のある「ninaru baby」利用者
有効回答数:140件
収集方法:Webアンケート

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