3/12の週は、週末にかけて東日本や西日本でスギ花粉の飛散ピークを迎えるようです（※1）。
そのためアレルギー性鼻炎による、透明な鼻水などの症状が出やすくなることが予想されます。また近年は、赤ちゃんの時期から花粉症を発症し始めたという声も多くあります。
ただ鼻水の色が、黄色や緑色の場合は注意が必要。今回は子供から大人まで、透明じゃない鼻水が出たときにどんな病気の可能性があるのか、また対処法についてご紹介します。
「今すぐ診察をお願いしたい！」とお急ぎの場合、もしくはandroidの場合は、050-5284-6425まで、気軽にお電話くださいね（受付時間：平日／19:00〜24:00 土日／14:00〜24:00）。
鼻水の色が黄色や緑色！大人も注意が必要？
鼻水の色が透明な場合は、細菌やウイルスが原因である可能性は低く、気温や湿度などの外部環境の変化やアレルギー反応によるものと考えられます。
ただ鼻をかまずに吸い続けてしまったりすると、鼻づまりによって目やまぶたが腫れたり、中耳炎を引き起こしたりしてしまいます（※2）。
もし症状が重い場合は病院を受診し、アレルギーを抑える点鼻薬や内服薬を処方してもらいましょう。
ただ鼻水の色が黄色や緑色の場合は注意が必要。以下の病気が原因の可能性があります。
ウイルスや細菌感染による風邪症状の可能性
黄色や緑色の鼻水が出ているときは、RSウイルスやアデノウイルスなどのウイルス感染や細菌感染による、風邪症状が疑われます。
鼻水に色が付くのは、体内でウイルスや細菌と戦った白血球の死骸が混ざるため。だいたい発熱を伴うので、重症化する前に病院を受診しましょう。
蓄膿症（慢性副鼻腔炎）の可能性
普段と違う色の鼻水が続いたり、いびきをかくなどの鼻づまり症状がひどい場合、副鼻腔炎が疑われます。
特に「蓄膿（ちくのう）症」と呼ばれる慢性副鼻腔炎の場合、何週間にもわたって症状が出るのが特徴。そのままにしておくと中耳炎を併発することがあるので、早めに対処しましょう。
大人の場合はまず市販薬で対処することもできますが、赤ちゃんなど小児の場合、病気を併発させている可能性もあるので、耳鼻科を受診することを強くお薦めします。
ネットで話題の「輪ゴム」は効果がある？
また先日、とある耳鼻咽喉科の医師が「『足首輪ゴム』で花粉症などの鼻づまりが解消される」と発表しました。
輪ゴムで足首にある「照海」のツボを刺激すると、上半身は副交感神経にかわって興奮を誘う交感神経が優位となります。その結果、鼻粘膜の毛細血管は緊張して収縮し、花粉に対して過剰反応しなくなり、炎症が治まり鼻通りがよくなります。
出典: 花粉症の鼻づまりは“足首輪ゴム”で解消!? 耳鼻科医が発見した驚きの裏技とは！ ( news.livedoor.com )
キッズドクターで相談・往診に対応する医師に確認したところ、
いわゆるツボを押すという手法は、ある程度は症状を軽減させられる可能性はあります。ただ重症度によっては効果を実感できない人もいると思います。
とのことでした。過度な期待は抱かない方が良さそうですが、鼻づまりに悩んでいる場合は、試してみる価値はありそうです。
輪ゴムを足に巻く際は、強く巻きすぎてうっ血してしまわないように気をつけましょう。
鼻水が続くようなら処方薬で症状を和らげよう
花粉症などの軽症であったとしても、鼻水や鼻づまりが続くようであれば、早めに耳鼻科や内科を受診することをお薦めします。
目のかゆみなどを伴っている場合、あわせて症状の軽減効果を期待できる薬を処方してもらえますよ。
子供でも大人でも、もし症状に不安があれば気軽にキッズドクターの無料相談をご利用ください。様子見で問題ないか翌日病院を受診いただくか、すぐに往診に伺うかなどをご説明いたします。
往診をお願いすべきか聞きたい場合は、アプリのフォームからお問い合わせいただくか、050-5284-6425まで、気軽にお電話くださいね。
