赤ちゃんは大人に比べて汗をかきやすいため、1日で何着も着替えます。また、生まれたばかりの赤ちゃんは便が柔らかく、おむつの隙間からこぼれて肌着を汚してしまうことも。
赤ちゃんがいると大量の洗濯物が出ますが、雨の日や梅雨の時期などは、なかなか洗濯物が乾かなくて着替えが足りなくなってしまいそうに。そこで今回は、洗濯物を早く乾かす方法をご紹介します。
洗濯物を早く乾かすポイントは?
洗濯物が早く乾くかどうかは洋服自体の素材によって異なりますが、ほとんどの場合天気などの環境による影響が大きく、次の3つの条件に分類できます。
① 気温が高いほど乾きやすい
② 湿度が低いほど乾きやすい
③ 風通しがよいほど乾きやすい
これらに気をつかうことで、普段何気なく干しているときと比べるとグッと短い時間で洗濯物を乾かせるようになります。
それぞれ具体的にどんなテクニックやポイントがあるのか、次からご紹介していきます。
洗濯物を一番早く乾かせる方法って何?
洗濯物を部屋干しでも早く乾かすには、先ほどの「気温」「湿度」「風」の3つの条件が満たされる環境をつくるのが一番。そのためには家電をうまく活用しましょう。
洗濯したばかりの服も、2〜3時間ほどで乾かせますよ。
除湿機を使う
空気中の水蒸気を集めて吸い取ってくれる除湿機は、洗濯物を乾かすのにとっても便利。洗濯物に風が当たるように置きましょう。はじめは風があたっている部分だけ乾きが早いですが、2〜3時間すれば全体がしっかり乾きます。
浴室乾燥機を使う
浴室乾燥機の乾燥モードもおすすめの方法です。洗濯物をパイプにかけ、ボタンを押すだけなので準備がとても簡単。ポイントはお風呂場の湿気をあらかじめ取り除いておくことです。そうすれば2〜3時間であっという間に乾きますよ。
エアコン+扇風機を使う
エアコンと扇風機(サーキュレーター)で2ヶ所から風を当てるのも効果は抜群。エアコンは除湿でも冷房でもどちらでもOKです。風が2方向からあたって、2時間ほどでムラなく均等に乾きます。
洗濯物が早く乾く干し方は?
洗濯物を干すときも、できるだけ風通しをよくしてあげるだけで乾きやすくなります。以下のポイントを意識して、空気が当たりやすい状態にしてあげましょう。
洗濯物をずらして干す
生地の厚い服と薄い服、バスタオルとフェイスタオルなど高さや厚みを交互に変えるだけで風の通りがよくなります。タオルも均等に半分に折ってハンガーにかけるのではなく、長さを変えてかけるだけで乾きが早まりますよ。
洗濯物を密集させない
ハンガー同士の間隔を15cm以上離すなど、距離をとって洋服を干すのも風通しをよくするポイント。ピンチハンガーもスペースをあけながら小物を干すと乾きがよくなります。
洗濯物を早く乾かすテクニックは?
洗濯物を早く乾かすには干し方以外にもいくつかちょっとしたテクニックやコツがあります。
洗濯時の脱水を長くする
脱水を長くすると洗濯物に含まれる水分が飛び、乾きが早くなります。ただし、脱水の時間が長ければ長いほどシワや型崩れしやすいことには注意してくださいね。
アイロンをかけてから干す
手間はかかりますが、アイロンをかけてから干すアイデアもあります。脱水まで終わった洋服にアイロンをかけて干せば、多少生乾きでもすぐに乾きます。パリッと仕上げたい服であれば乾くスピードが上がるうえに、シワも伸びて一石二鳥です。
便利グッズを使う
ズボンは円柱型に干す、パーカーはフードを持ち上げて干すなど、アイテムによっておすすめの干し方があります。その干し方を実現できる便利グッズがたくさん販売されています。必要があればそろえましょう。
ドライヤーを使って早く乾かすのは?
洗濯物が乾かないときの切り札として、ドライヤーを使っている人もいるかもしれません。ドライヤーは熱風を送ることで洋服を乾きやすくしてくれますね。
しかし、ドライヤーで乾かすと生地を傷めたり縮みを起こしたりする可能性が高まるので、あまりおすすめできません。どうしても早く乾かしたい、という場面だけ使いましょう。
ドライヤーで乾かすときは、ハンガーに洋服をかけてドライヤーで風を当ててください。もっと早く乾かしたければ、底の両角をカットした袋を用意して、そのなかに洋服を入れて上からドライヤーの風を当ててみてください。熱風がまんべんなく当たるので乾きが早くなります。
洗濯物を早く乾かして暮らしを楽しく!
洗濯物がすぐに乾いてくれれば、お気に入りの洋服をすぐに着させられたり、菌の繁殖が抑えられて生乾きのいやなニオイがなくなったりといいことばかり。また、乾くのを待つ時間が減るので、その分計画的に時間を使うこともできますよね。
着替えが足りなくなることにヒヤヒヤしたり、乾くのを待つ時間を少しでも減らして、赤ちゃんのいる暮らしを楽しんでくださいね。